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GIS 基礎解説

リモートセンシング

 

リモートセンシングとは

リモートセンシング(Remote Sensing)は、広い意味ではものに触れずに計測する技術のことを表します。GIS の世界では、人工衛星や航空機などが搭載している測定器(センサー)によって遠隔でものを調べる技術として知られています。この技術により、環境に関する情報や地球の表面の微細な変化といったさまざまな地球の情報を知ることができます。

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リモートセンシングによって得られる情報は多岐に渡り、私たちの日常で目にするものにも広く利用されています。たとえば、気象衛星「ひまわり」と聞くと馴染みがあるのではないでしょうか?これもリモートセンシングで活用されている地球観測衛星の1つです。ニュースの天気予報などでよく目にする衛星画像は「ひまわり」が取得した画像です。

GIS とリモートセンシング

リモートセンシングによって得られた情報は広域データとして GIS で活用されています。GIS 上では一般的にラスター データというデータモデルとして扱われ、標高や気温といった連続的に変化する状態や広がりを分析したり表現したりすることができます。

 

このようにリモートセンシングによって得られた情報をもとにした GIS による可視化の方法はさまざまです。

  • Web マップで一般的に背景地図として使われている衛星画像や航空写真
  • 地球表面の地形や温度、降雨量といったサーフェス マップ
  • 複数の波長帯を用いたマルチスペクトル画像が持つデータをもとに分類して表現した土地被覆などの主題図
 

上記のように、リモートセンシングの技術によって日常的には目にすることができない情報や立ち入ることが難しい場所の情報を得ることができ、それらを GIS によって可視化することで理解を促進することができます。たとえば GIS を利用した事例として、人工衛星リモートセンシングによって取得した情報をもとに、東日本大震災時の災害状況を把握するための浸水域の抽出や、浸水域内にある家屋棟数の推計が行われ、建物被害地図の作成に役立てられています。リモートセンシングによって得られた情報のなかには、無償で手に入るデータもありますので、ぜひこの機会に ArcGIS を使ってリモートセンシングで作られたデータに触れてみてはいかがでしょう。

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