海洋空間を知り、活用する
海洋空間において GIS は、漁業資源の管理、安全な航海のための電子海図の利用、移動体の位置把握、排他的経済水域(EEZ)や領海といった国の管轄海域の視覚化と管理、そして海洋環境・海象・気象等の科学データ等を統合するための唯一の基盤技術です。ArcGIS は海洋空間情報の可視化・分析・管理に最適なプラットフォームを提供します。
概要
持続可能な港湾管理に向けて
ヨーロッパ最大の船舶航行量をもつロッテルダム港では、船舶が 6 分ごとに出航しています。港湾エリアの拡張が見込めない制約の中、出航のスループットを拡大するという目標達成に向け、分散していた業務システムを ArcGIS に統合。
→ 詳細はこちら特長
可視化と解析
あらゆる海洋データを GIS に展開し、豊富なジオプロセシングツールによる解析が行えます。
モニタリング
時々刻々と変化する情報をリアルタイムにモニタリングし、違法操業の検知や漁場の適地選定に役立てることができます。
共有
ポータルに集約された海洋情報をマップとアプリで分かりやすくユーザーに共有します。
事例
海洋空間情報を活用し漁場予測や水産資源の管理を実現
人工衛星が観測した海流や海水温などのデータをもとに、海の天気予報と漁獲が多く見込めそうな漁場の位置情報を漁業者に配信するための研究を行っている。海洋空間情報の管理、解析、可視化などに GIS(地理情報システム)の利用が不可欠になっている。
詳細はこちらスーパーコンピューター「京」で解析した津波シミュレーションをアニメーションにより可視化
蓄積されたデータは避難経路シミュレ-ションなどに活用 ArcGIS Desktop で一般人にもわかり易い津波動画を制作 課題 防災担当者や地域住民への防災意識付け 津波ハザードを一般人にもわかり易く伝達
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ArcGIS Pro
船舶の航行履歴(AIS)、NetCDF や GRIB 等の多次元情報を持つ海洋環境データ、港湾のインフラデータなど、海洋および港湾に関するデータを地図上に取り込み、マッピングや空間解析が行えます。また AIS にもとづく海上事故情報といった離散的なデータを内挿することで、事故多発エリアの把握などの分析を行うことができます。
詳細はこちらArcGIS Online
クラウド GIS である ArcGIS Online は、地図の作成や保存といった管理ができ、適切なアクセス設定のもと誰とでも作成した Web マップやアプリの作成と共有が行えます。海洋情報をはじめとする地理空間情報の管理がしやすく、また PC やスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスで情報にアクセスすることができます。
詳細はこちらArcGIS for Maritime
安全な航海のために利用される「海図」の地図調整と生産管理、Web サービスの配信までを包括的にサポートするソリューション製品群です。ArcGIS for Maritime Charting は、国際水路機関(IHO)が定める電子海図(ENC)の仕様である S-57 フォーマットの入出力に対応します。また ArcGIS for Maritime Server は S-57 を ArcGIS 上で利用可能な Maritime Chart Service で配信し、デスクトップだけでなくモバイルアプリでも ENC を利用することができます。
※ArcGIS for Maritime は現在、国内未サポートです。
→ ArcGIS for Maritime: Charting (英語のみ)→ ArcGIS for Maritime: Server (英語のみ)
ArcGIS GeoEvent Server
船舶の位置情報などのリアルタイム データを ArcGIS Enterprise に取り込み、地図上で最新の状態を表現できます。状態変化を静的に監視することだけでなく、刻々と移動する監視物を動的に追跡することができます。
詳細はこちらLiving Atlas
全世界の台風予想、風況、海面温度などの ArcGIS 上で利用できる様々な気象・海象データを提供しています。意思決定を支援するデータとして、すぐに利用できるデータがそろっています。
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