企業情報

ESRIジャパンの取り組み

SDGs への ESRIジャパンの取り組み

SDGs には「環境」「社会」「経済」の3つの領域がありますが、GIS はそれらすべての領域における状況把握や課題解決を支援するツールとして幅広く活用されており、SDGs の推進において非常に有効な手立てとなります。ESRIジャパンでは、GIS を活用した SDGs に対するさまざまな取り組みをしています。

慶應義塾大学 SFC 研究所との取り組み

当社は、2018 年度より「日本版 SDGs の指標検討及び GIS を活用した指標の可視化」をテーマに慶應義塾大学 SFC 研究所と共同研究プロジェクトを行っています。
2023 年 6 月には、SDSN (Sustainable Development Solutions Network) が運営している SDGs に関わる地理空間データのポータルサイト「SDGs Today」の日本版である、「SDGs Today Japan」を公開しました。SDGs Today Japan では、主に日本の SDGs の進捗に焦点を当て、各組織が取り組んでいる SDGs の進捗状況・達成度について GIS を用いて可視化した事例を紹介し、SDGs に関わる人々が現状を把握できる情報を発信しています。

関連プレスリリース
国内の自治体・企業・団体等の SDGs 推進状況を可視化する SDGs Today Japan を無償公開

法政大学との取り組み

法政大学デザイン工学部 川久保俊研究室では、自治体における SDGs 達成に向けた取り組みや成功事例を共有するオンライン SDGs プラットフォーム「Local SDGs Platform」を運営しており、当社も協力しています。そのひとつとして、地方創生 SDGs ローカル指標リストに準拠したデータを用いて、都道府県、市区町村における SDGs の進捗状況をマップで確認できる機能を実装し、2023 年 3 月に公開しました。

関連プレスリリース
法政大学 川久保研究室と ESRIジャパンが共同開発 自治体における SDGs 達成に向けた取り組みや成功事例を共有する オンライン SDGs プラットフォーム「Local SDGs Platform」を刷新

国際連合地域開発センター(UNCRD)との取り組み

当社は、2020 年度より、国際連合地域開発センター(UNCRD)が中心となって自治体や民間企業と共に官民連携で運営している「自治体 SDGs モニタリング研究会」に参加しており、日本の自治体における SDGs 達成度をわかりやすく可視化する手法の開発を共同で進めています。
今までの共同開発の成果として以下のコンテンツがあり、一般公開しています。

自治体が SDGs 推進を加速するための SDGs モニタリングツール

自治体 SDGs モニタリングの手引き Part A:地域の SDGs 達成度評価

自治体 SDGs モニタリングの手引き Part B:地方自治体の SDGs 推進に向けた体制づくりと進捗管理

各自治体の SDGs 達成度をわかりやすく可視化したダッシュボード

自治体 SDGs モニタリング達成度ダッシュボード(都道府県版)

関連プレスリリース
日本の自治体における SDGs 達成度をわかりやすく可視化

内閣府「地方創生 SDGs 官民連携プラットフォーム」における取り組み

内閣府が SDGs の国内実施を促進し、より一層の地方創生につなげることを目的に設置した「地方創生 SDGs 官民連携プラットフォーム」に当社は設立当初から参画し、分科会活動等を通じて SDGs の推進に向けた活動を行っています。
自治体の SDGs の取り組み・現状・進捗評価をわかりやすく可視化・共有するプラットフォームの在り方を検討するため、GIS 活用・知見共有を目的として、「日本版 SDGs 指標ならびに GIS を活用した可視化検討」分科会を国際航業株式会社と共同で開催しました。

自治体との取り組み

静岡県静岡市

静岡市は、2018 年(平成 30 年)の 6 月に「SDGs 未来都市」、7 月には国連から「SDGs ハブ都市(Local 2030 Hub)」に選定されるなど、SDGs を全庁的に推進している。市担当課を交えたワークショップなどを通じて、ArcGIS を活用し、複数のデータを重ね合わせながら、市が抱える地域課題を明らかにし、地域課題の共有、解決に向けた政策の検討を進めています。

東京都日野市

日野市は、SDGs を軸に据えた総合計画の策定に取り組むなど積極的に SDGs の活用を図っており、2019 年(令和元年)には東京都内で初めて「SDGs 未来都市」の選定を受けています。ArcGIS サイトライセンスを活用し、市が保持する行政データをもとに、SDGs 指標の状況をわかりやすく可視化することで、その対策と推進に向けた検討を行っています。

SDGs への米国Esriの取り組み