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GIS 基礎解説

インフォグラフィックス

 

※商圏分析・エリアマーケティングにおけるインフォグラフィックスについては、ビジネスマップ用語集をご覧ください。

インフォグラフィックスとは

インフォグラフィックスは、さまざまなデザイン手法を用いてデータを可視化したものであり、そのデータの本質的な意味を直感的に理解してもらうために使用します。可視化のためのデザイン手法にはイラスト、チャート(グラフ)、そして地図などが含まれます。つまり GIS では一般的な、位置情報を持つ表データを地図上に可視化する手法もインフォグラフィックスを作成する方法の 1 つと考えることができます。

地図によるデータの可視化

地図によるデータの可視化を、インフォグラフィックスを作成する方法の 1 つと考えるならば、ArcGIS のさまざまな機能を活用して多彩なインフォグラフィックスを作ることができます。2D/3D のさまざまな地図表現に加え、地図と連動した多彩なチャートによるデータ表現も可能です。また時系列データのアニメーション表示などの機能も利用することができます。

ArcGIS が提供する対話的なインフォグラフィックス ツール

ArcGIS はユーザーのデータを可視化する機能だけではなく、そのデータが存在する場所のさまざまな特性を把握するための機能も提供しています。対話的なインフォグラフィックス ツールを使用すると ArcGIS Online が提供する統計や地形データから、選択した場所の特性を表すインフォグラフィックスを表示することができます。この機能は ArcGIS ProArcGIS Maps for Office で利用することができます。

進化する ArcGIS のデータ表現

ArcGIS を使用してデータを表現する手法は日々進化しており、これらの新しい表現手法によって地図データの特性をユーザーにより効果的に伝えるインフォグラフィックスを作成することができます。そのひとつの例としてストーリー マップがあります。ストーリー マップでは、地図表現に写真や動画などのメディア、イラスト、チャートなどを組み合わせてユーザーに情報を対話的に伝えることが可能です。また ArcGIS API for JavaScript を用いて最新の Web 技術を利用したアニメーションや 3D 表現を実現することができます。 このように、ArcGIS でインフォグラフィックスを活用することで情報を非常に分かりやすくかつ効果的に可視化することが可能になります。