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近年、クラウドやスマートフォンに代表される情報テクノロジが急速に発展し、GIS を取り巻く環境も大きく変化しています。特に位置情報データに関しては、GPS やレーザー測量のような最新の測量技術はもちろん、各種センサーや SNS のような社会基盤から得られる膨大なビッグデータ、行政などが公開するオープンデータなど、少し昔と比べてもその種類は多様化してきています。
このようなデータを活用した新しいビジネスやサービスも生まれつつありますが、さまざまな位置情報データをさまざまな環境からいかに簡単に利用できるようにするか、この課題に応えるのが「Web GIS」です。
GIS は、デスクトップ GIS、モバイル GIS、サーバー GIS、クラウド GIS などといったように、利用する環境に合わせて個別に発展してきましたが、これらを包括・統合したものが Web GIS です。
Web GIS というとインターネットで地図を見ることができるシステムをイメージされる人が多いと思います。しかし、Esri が提唱する Web GIS は、Web をベースとした地理空間情報の共有および利用を実現し、組織の業務を支援する統合プラットフォームの役割を果たします。
この Web GIS のコンセプトの中核となるのが「Web マップ」です。GIS ではさまざまな地理情報や位置情報を利用できますが、各データのフォーマットは一律ではなく、扱い方、処理方法も異なり、地図として可視化して利用するにはそれなりのスキルが必要です。しかし、これらのデータを Web 上にマップとして共有することで、GIS の使用方法の知らない方でも簡単に利用することができます。Web 上に共有されたマップは、ポータルサイトから検索することができますので、必要な時に必要なデータに簡単にアクセスすることができます。
Web GIS の最大の利点は、組織内でマップを共有し、さまざまな業務で横断的に利用できる点です。下図は一般的な会社を例に、Web GIS を活用した業務フローを示したものです。同じ情報を組織内で共有するためのポータルサイトを中心にして、各担当者がアクセスします。フローの流れとしては、顧客管理システム(CRM)担当者が契約状況の可視化をデスクトップ GIS で行い、クラウド GIS 上の組織ポータルへ Web マップとして公開します。共有された地図をもとに、営業課長が戦略立案、現場営業担当が訪問営業、営業部長が営業状況の把握を、各アプリを用いて行います。また、一方では総務部門が利用する地図もポータルに共有し、BCP 対策に活用します。
このケースでは、デスクトップ GIS とクラウド GIS だけで実現できていますが、共有するデータや利用形態によっては、サーバー GIS を利用したオンプレミス環境やカスタムアプリ、オンライン/オフライン コンテンツなども組み込み、より組織に適した構成にすることができます。
本トピックで紹介した Web GIS を体現している GIS の統合プラットフォームが ArcGIS です。