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GIS 基礎解説

ArcPy

 

ArcPy とは、Python スクリプトから地理的データの解析、変換、管理などを実行できる便利な関数やクラスの集まりです。ArcPy を使用すると、ArcGIS に標準で用意されているジオプロセシング ツールを Python スクリプトから実行できるようになります。

Python とは

Python はオープンソースのスクリプト型プログラミング言語です。
科学技術計算のための有用なライブラリが豊富で、多くの企業や、研究機関で使用されています。ArcGIS には Python ライブラリが標準でインストールされています。

ArcPy を使用するメリット

ArcPy を使用することによる一番のメリットは、繰り返し作業の自動化ができ、作業効率を上げられることです。処理に条件分岐を加えることもできます。また、専用の GIS アプリケーションを起動せずとも GIS 処理を実行することができます。

利用例

その利用例を紹介します。

【利用者】○○市保健所
【業務内容】週ごとに報告されるインフルエンザ罹患者の位置情報を地図上に視覚化し、レポートを作成する
【必要な作業】
1) CSV で報告される罹患者の住所を GIS データとしてポイント化
2) 罹患者の年齢でポイントのシンボルを設定
3) 報告用に地図や作成日時、シンボルの凡例などのレイアウトを設定し、画像ファイルとして出力


必要な手順

ArcPy を使用すると、、、

所定の場所に CSV ファイルを配置して、Python スクリプトを実行するだけで、画像ファイルが自動で出力されます。従来の手順で必要だった一連の流れも一括処理できます。


一連の処理を ArcPy で自動化!

CSV に格納されたデータを GIS データ化して PDF に出力する作業も、一回だけであれば、わざわざスクリプトを作成する必要もありません。しかし、毎週の作業となるとスクリプトを作成して、処理を自動化した方が作業時間を短縮でき効率的です。
また、地図の画像出力機能はジオプロセシング ツールには用意されていないため、ArcPy の特長的な機能の一つでもあります。

ArcPy は、レイヤーの操作の他、文字列や数値など属性情報もフィールド演算で一括変更可能です。ジオプロセシング ツールを Python スクリプト上で実行することもできるため、さまざまな GIS 処理の自動化が可能です。
Python を既にお使いの方も、そうでない方も ArcPy を使用して、業務の作業効率化にお役立てください。

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