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活用法

企業における災害復旧作業に向けた出社可能な従業員のシミュレーション

 

ArcGIS Online を活用した BCP(事業継続計画)

ArcGIS Online を利用すると、インターネットに接続できる環境と会社の住所と従業員の自宅住所を用意するだけで、BCP 策定に不可欠な情報をすぐに入手することができます。会社や工場などの施設が被災するリスクや、交通網がマヒしたときに帰宅・出社困難になる可能性がある従業員がわかれば、BCP 策定における様々な疑問を解決できます。

復旧作業に向けて

災害発生時、従業員や自社拠点の安全が確認されると復旧に向けた作業が始まります。
そのため、企業は以下のような項目から復旧に向けた計画を策定します。

これらの計画を策定する上で、「誰が」「どのくらい」出社可能なのかという点が大きく関わってきます。
ArcGIS Online ではそういった分析を地理的な観点から素早く行います。

BCP 対策:復旧計画マップ

出社可能な従業員の把握

数百、数千人の従業員の中から「誰が」「どのくらい」出社可能なのかを、「素早く」「直感的」に把握するために地図システムはとても有効的です。下の図にあるように項目を選択するだけで道路距離から従業員の抽出を行えます。
さらに出社可能な従業員の中でも、業務を行える従業員がどういった部署のどういった階級(経営層・管理職・一般職)なのかを把握することも可能です。

地図上で抽出した情報は一覧として表示し、CSV ファイルとして出力もできるため、様々な用途にご利用いただけます。

道路距離で従業員を抽出

部署・役職に応じて従業員を抽出

抽出した従業員の一覧表示

土地勘のない地域では、地理的な位置関係を細かく把握することは極めて難しいことです。リストとして持っている住所情報を地図上に表現していただくことで、郵便番号や市区町村単位ではなく、地理的な観点から位置関係の把握が可能となります。

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掲載種別

  • 活用法

掲載日

  • 2017年12月21日