マネージドクラウドサービス利用規約・別紙
本別紙は、ESRIジャパン「マネージドクラウドサービス利用規約」(以下「利用規約」といいます。)の一部を構成するものです。
第 1 条(本サービス)
マネージドクラウドサービス(以下「本サービス」といいます)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州法人である Environmental Systems Research Institute, Inc.(以下「米国Esri社」といいます)の製品「ArcGIS Enterprise」 の基本構成をマネージドクラウドサービスとして提供するものです。本サービスの内容は、本別紙添付の別表に定めるものとします。
第 2 条(サービス利用の前提)
- 契約者は、本サービスの利用において、米国Esri社の製品「ArcGIS Online」のライセンスが必要となる場合があることを、了承するものとします。
- 本サービスのユーティリティサービス(別表にて定義)利用におけるログイン ID およびパスワードは、ArcGIS Online の管理機能を使用するものとします。
- 契約者は、本サービスのユーティリティサービス利用にあたり、契約者の保有する ArcGIS Online のクレジットが消費される場合があることを、了承するものとします。
- 本サービスは、Amazon Web Services, Inc. のクラウドサービス(以下「AWS サービス」といいます)を利用しています。契約者は、本サービスには本規約が適用されるほか、AWS サービス利用に必要な範囲でAWS サービスの規約が準用される場合があることを、了承するものとします。
- 契約者は、本サービス以外のデータ(ArcGIS Online を含みますが、これに限りません)については、当該データ提供者の定める利用規約が適用されることを、了承するものとします。
第 3 条(登録)
利用申請者は、サービス利用の申請のため、当社指定フォームに必要事項を記載し登録するものとします。
第 4 条(ユーザータイプ)
- ユーザータイプには、Creator、Viewer、Editor、Mobile Worker があります。
- ユーザータイプの詳細は米国Esri社の製品ページ(下記 URL)に定めるものとします。
第 5 条(利用期間)
本サービスの利用期間は 1 年間とします。当社が定める方法により期間満了 30 日前までに契約者または当社から別段の意思表示がないときは、利用契約は期間満了日の翌日からさらに 1 年間自動的に更新されるものとし、以後も同様とします。ただし、契約期間中に追加されたアカウントに関しては、この限りではありません。
第 6 条(データの複製)
- 契約者は、本サービスにより提供されるデータについて、次の各号に定める場合に限り、複製物(印刷、PDF や JPG 形式等に出力した静的マップ、分析レポートや集計データを含みますが、これに限りません。以下本条において同じです。)を作成できるものとします。
- 本サービス利用者が所属する団体での内部利用(社内利用)
- 本サービス利用者が所属する団体の製品やサービスを販売促進するために、特定クライアントに向けたプレゼンテーション資料の一部、またはレポートの一部としての利用
- 学術的な出版物(例:研究ジャーナル、テキストブックなど)での使用
- 前項に基づきデータの複製物を利用する場合には、以下のクレジットを表記するものとします。
- <クレジット> (c) Esri Japan
第 7 条(サポート)
当社は本規約第11条に定めるサポートを、次のとおり提供するものとします。
- サポート言語:日本語
- 提供方法:My Esri を利用しての実施
- 対応時間:9:00 ~ 17:00(土日祝日、当社指定休業日を除く)
第 8 条(システム障害の対応時間)
システム障害(本規約第16条第1項第2号乃至第4号に該当する場合を指します)の発生により、正常にサービスの利用ができないことが判明した場合、当社は以下の対応時間において、復旧作業に努めるものとします。
<対応時間>
10:00 ~ 17:00(土日祝日、当社指定休業日を除く)
第 9 条(その他)
- 本サービス利用開始後のドメイン名の変更などはできません。
- 利用者による本サービスへの侵入テスト、負荷テストなどは禁止します。
- 利用規約第 18 条および第 19 条による利用契約終了後、30 日経過しますと契約者が登録、伝送したデータを削除します。
- 本サービスの ArcGIS Enterprise の対応バージョンとエディションは別表 2 に記載します。
- 本サービスの責任分界点は別図に記載します。
以上
2023 年 6 月 1 日 初版制定
別表
ArcGIS マネージドクラウドサービスの内容
バックアップ | 深夜 0 時~深夜 5 時の間に行われ、過去 14 日分保持されます。 ただし、当該範囲を超えるデータ等の保管、保存、バックアップ等に関して、当社は一切責任を負わないものとします。 |
死活監視 | インスタンスの死活監視、ArcGIS 製品に関わるプロセスなどの死活監視をします。 |
ログ監視と保持 | ArcGIS 製品に関わるログなどを監視・保持します。保持期間は 90 日間となります。 |
ハードウェアのリソース監視 | CPU、メモリ、ディスクなどの監視を行います。 |
ArcGIS Enterprise の対応バージョン | 本サービスでは利用開始時の ArcGIS Enterprise のバージョンをサービスの利用期間に渡って維持します。アップグレードについては別途有償にて対応いたします。また、利用開始時の ArcGIS Enterprise のバージョンがサポートされなくなった場合には、事前にご連絡を行い、お客様にてデータの抽出を行って頂くか、特定日時の ArcGIS Enterprise のバックアップファイルをお渡し致します。 |
GIS Professional User Type のライセンス | ArcGIS Online の GIS Professional User Type をご利用ください。 |
負荷テスト等の利用 | 負荷試験等のテストはできません。 |
ArcGIS GIS Server のエディションおよびエクステンション | ArcGIS Server Standard のみのライセンスが提供され、エクステンションや標準で提供されるサーバーロールのケーパビリティは提供されません。 |
Windows のパッチ適用のルール | 原則セキュリティ パッチの適用を実施します。(緊急度の高いものに関しては速やかに適用します。) |
インスタンスの拡張 | インスタンスの拡張は基本的に行いません。 |
構成 | 基本となる構成は、Portal for ArcGIS、ArcGIS Server、ArcGIS Data Store からなります。基本構成以外の背景地図、住所、ネットワークデータなどのコンテンツは ArcGIS Online に依存します。 |
標準解析ツール | 密度計算、ポイントの内挿、最寄り検索(直線)は、ライセンス上利用できません。 |
ユーティリティサービス | ネットワークサービス、標高サービス、ジオコーディングサービス、ジオエンリッチメントサービス、水門解析サービスなどのユーティリティサービスは、米国Esri社提供のサービスをご利用ください。(別途 ArcGIS Online のライセンスをご購入いただく必要があります。) 背景地図はすぐにご利用いただけます。 |
公開可能なサービスタイプ | マップサービス(ダイナミック)、タイル マップサービス、ベクタータイルマップ サービス、フィーチャサービス、シーンサービス、イメージサービス(モザイクは不可)、ジオプロセシングサービス、ジオコーディングサービス、ネットワークサービスなどがご利用いただけます。 |
マップサービス等での、外部 DB 利用の対応可否 | ネットワーク制限により、不可となります。 |
ArcGIS 関連のパッチの適用 | 原則セキュリティ パッチおよび、利用上影響があるものについては適用を実施します。 |
利用者のアクセス許可範囲 | 利用者は、Portal for ArcGIS の管理者権限でのアクセスが可能です。IaaS などのコンソールへのアクセス、OS レベルでのアクセスはできません。 |
標準ディスクサイズ | 標準のディスクサイズは 200 GB になります。 |
別表 2
ArcGIS Enterprise の対応バージョンとエディション
バージョン | エディション |
---|---|
11.1 | Standard |
11.3 | Standard |
別図
本サービスに関する責任分界点は以下のようになります。