ArcGIS CityEngine

効率的で高品質な 3D モデリング

CityEngine のメイン コンセプトは、効率的なモデリングを行うための「プロシージャル」アプローチです。
コンピューターには、一連のコマンド(ここでは幾何学的なモデリングコマンド)を表すコードベースの「手続き (プロシージャル)」が与えられ、それが実行されます。
ユーザーが対話的に手動で 3 次元形状をモデリングする「古典的」な方法ではなく、タスクはルールファイルに「抽象的に」記述し、モデル作成を自動化し効率的なモデリングを可能にします。

大量のモデルを短時間で生成

美しい現実世界または架空の環境を簡単に作成できます。

プロシージャルは、アルゴリズムまたはルールにより成果物を作成するコンピューター技術のことで、CityEngine では、プロシージャル モデリングとスクリプトを使用して大規模な都市環境を構築することで、時間を節約できます。

 

「動的な」デザイン

一度生成されたモデルもアルゴリズムに仕込んだパラメーターを変えたり、元になる図形のレイアウトを編集することで動的にデザインすることができます。 また、面積や傾斜角などの形状等に関連するデータを取得して容積率や太陽光パネルの発電量のような数値を計算させることもできます。

 

GIS データの利用

GIS のデータが持つ位置情報や属性情報を CityEngine で活用できます。
例えば、高さの属性情報を持つ建物ポリゴンの GIS データを CityEngine に取り込んだ場合、その属性がもつ高さを利用してモデルを生成することができます。
また、Get Map Data 機能では、Open Street Map からデータを切り出し、都市景観を作成することも可能です。

 

デザインの共有

CityEngine シーンは Web に直接公開して、3D モデル、分析結果、またはデザインの提案を意思決定者や一般の人々と共有できます。
ArcGIS Online へ CityEngine シーンを共有することで ArcGIS 360 VR アプリを使用して、仮想 3D 都市の VR を作成することができます。
また、ゲームエンジンなどと連携し、さらに高度なビジュアライゼーションを実現することも可能です。