2022年5月31日に閣議決定された「令和3年度 森林・林業白書」において、
林野庁 国有林野部 業務課がArcGISを活用して構築・運用している「山地災害調査アプリ」が掲載されました。
令和3年度 森林・林業白書(P.160に「山地災害調査アプリ」が掲載)
林野庁 国有林野部 業務課では、令和元年度にスマートフォン・タブレット端末で操作できる「山地災害調査アプリ」を開発し、全国の森林管理局で利用されています。
災害発生時にはオフライン環境下でのヘリ調査や現地踏査でデータを取得し、取得したデータは現場―事務所間でリアルタイムに共有されます。
また、取得した上空からの写真等は、内閣府の災害時情報集約支援チーム(ISUT)と連携が行われています。
左から
地図閲覧用アプリ(ArcGIS Field Maps)
データ取得用アプリ(ArcGIS QuickCapture)
山地災害調査カルテの作成支援アプリ(ArcGIS Survey123)
調査結果閲覧ダッシュボード(ArcGIS Dashboards)
実際に令和2年7月豪雨や令和3年7~8月に発生した大雨等の際に活用され、山地災害の迅速な情報把握や情報共有を実現しています。
今後も更なる活用が見込まれ、現場のニーズに即した機能改善が行われています。
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