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ArcGIS API for Silverlight

新機能 2.x

主な新機能

 

2.4  2.3  2.2  2.1  2.0

2.4

 

バージョン 2.4 は製品の品質を向上させるためのパッチとしてのリリースであり、新機能の追加はありません。修正された問題については、ArcGIS API for Silverlight の What’s new in 2.4をご参照ください。

2.3

WMTS のサポート

OGC に準拠した OGC Web Map Tile Service(WMTS)を利用できるようになりました。新たに実装された WmtsLayer クラスを用いて、WMTS 形式のサービスを簡単に利用できます。

グラフィックスの自動投影(オンザフライ投影)

Map コントロールの座標系が WGS84 地理座標系または Web Mercator 投影座標系の場合、グラフィックス レイヤや GeoRSS レイヤなどを自動投影するようになりました。また、Map コントロールの座標系がその他の座標系の場合も、ArcGIS Server のジオメトリ サービスを参照することで、自動的に投影することが可能です。

GroupLayer クラスの追加

GroupLayer クラスによって、異なるサーバから配信された ArcGIS Server のサービスのレイヤをグループレイヤとして取り扱うことができるようになりました。

2.2

無限スクロールのサポート

WGS84 地理座標系または Web Mercator 投影座標系で、日付変更線をこえる連続的な画面移動ができるようになりました。

新しいグラフィック形状の追加と編集の拡張

新しいグラフィック形状のタイプ(矢印、三角、円、楕円)が追加されました。さらに、回転・スケーリングを含む対話的なグラフィック編集がサポートされました。スケーリングでは、グラフィックの縦横比を維持したままサイズを変更することもできます。 また、グラフィック編集時の頂点のシンボルや回転時のシンボルの設定なども可能です。

その他の機能拡張

  • マップ縮尺をインタラクティブに表示する方法の 1 つとして、ScaleLine コントロールが新たに追加されました。ScaleLine コントロールでは、メートル法と US 単位両方でマップ上の距離を表示できます。

2.1

Legend コントロール

レイヤの凡例(シンボル、ラベル)を表示することができます。Legend コントロールはテンプレート プロパティを持つため、レイヤ アイテムにラジオ ボタン、チェックボックス、スライダなどのコントロールを追加して、レイヤの表示/非表示の切り替えなどが可能なインタラクティブなテーブル オブ コンテンツを作成することができます。
※ ArcGIS Server 10 SP1 のマップ サービスが必要です。

Legend コントロール

InfoWindow コントロール

特定の地物もしくは場所の情報を示す吹き出し型のウィンドウを表示します。InfoWindow はマウス クリックなどのユーザ アクションで、いつでも表示することができます。

KML レイヤのサポート

Google マップや Google Earth で利用される KML を読み込み地図上に表示するためのレイヤ クラスが追加されました。

2.0

フィーチャ レイヤ

フィーチャ レイヤは、従来のグラフィック レイヤを拡張したクラスであり、2.0 においてその機能が拡張され、クライアント側での描画をより簡単に実装することができるようになりました。

  • データのクエリや表示モードなど、データの取得方法の強化
  • ユーザの操作に対応したハイライトやクラスタ シンボル、マップ チップなど、インタラクティブな地図表現に対応

フィーチャ レイヤ

Web 編集

ArcGIS 10 の新しいサービスであるフィーチャ サービスを利用し、Web 上での編集が可能となりました。フィーチャの追加・編集・削除の他、属性編集やファイルを添付できるアタッチメント機能にも対応しています。また、ジオメトリ サービス(図形演算)を介した高度なデータ編集も行えます。編集機能には以下のコンポーネントが含まれています。

  • 編集用テンプレート(ArcGIS Desktop で作成)
  • すぐに利用できる編集ツール(ウィジェット)
  • アタッチメント ツール(ウィジェット)

Web 編集

時間対応

タイム スライダーを使用した時間アニメーションの表示が可能になりました。たとえば、台風の軌跡や山火事の時間経過による拡がりなど、時間の経過とともに変化するデータを視覚的に表現できます。

Bing Maps の利用

ArcGIS Server 10 と連動して利用する場合は、Bing Maps のサービスに無償でアクセスできます(トランザクションの制限あり)。また、トークン(ユーザ ID とパスワード)の代わりにキー プロパティを使用して認証を行う形式に変更されたことにより、以前より簡単に Bing Maps を利用できるようになりました。
※Bing Maps の利用は Microsoft の利用規約に準じます。

コントロール

アプリケーションに組み込み可能な UI 部品(ウィジェット)として新たなコントロールが追加/拡張されました。

  • EditorWidget (フィーチャの作成・編集・削除や、属性編集などを含むインタフェース)
  • TemplatePicker (新規フィーチャ作成時に利用可能なシンボルを表示するテンプレートのセット)
  • FeatureDataGrid (レイヤの属性テーブルのように属性編集を行えるグリッド)
  • FeatureDataForm (1 フィーチャの編集可能フィールドを表示するシンプルなフォーム)
  • AttachmentEditor (アタッチメントの追加・削除を行うインタフェース)
  • TimeSlider (時間対応レイヤに使用するスライダ)

コントロール