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オープンデータの先駆けである室蘭市が「2017年Esriユーザー会」で「SAG賞(Special Achievement in GIS Award)」を受賞

 

GIS(地理情報システム)ソフトウェア国内最大手(*1)の ESRIジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:正木千陽)は、7 月 10 日 ~ 7 月 14 日に米カリフォルニア州サンディエゴで開催中の「2017 年 Esriユーザー会」(*2)の席上、国内の自治体オープンデータの先駆けとなり、市民向け地図サービスを公開している北海道 室蘭市が「SAG 賞(Special Achievement in GIS Award」を受賞したことを発表しました。

 

世界中から約16,000人が参加したイベントで北海道 室蘭市が受賞の栄誉
~自治体オープンデータの先駆け 市民向け地図サービス
 「室蘭オープンデータライブラリー」~


「Esriユーザー会」は、世界各国から約 16,000 人が参加する世界最大規模の GIS イベントです。「SAG 賞(Special Achievement in GIS Award)」は、米 Esri 社が世界 30 万以上の企業や政府機関、自治体、教育・研究機関の中から先進的かつ革新的な GIS の導入および活用によってコミュニティや社会の変革に貢献したと認める団体を表彰するものです。

室蘭市は、情報の透明性を重視するという方針の下、市民向け地図サービスである「室蘭オープンデータライブラリー」を公開しています。同市は、原課ごとに導入するGISシステムが将来的にコストや運用面で負担となる可能性を考慮し、2013 年に全庁型統合 GIS を稼動、その1年半後には「ArcGIS Open Data」を活用したオープンデータポータルサイト「室蘭オープンデータライブラリー」の運用を開始しました。本ポータルサイトには、2017 年 2 月時点では 51 のデータが公開されています。また、同市はオープンデータの利用をテーマとしたアイディアソンやハッカソンを開催するなど、GIS データの普及と利用促進に力を注いでいます。

「室蘭オープンデータライブラリー」では、事前に知っておきたい津波避難経路や避難場所、土砂災害警戒区域等の防災情報をはじめ、観光施設や投票所、都市計画情報などが公開されています。これらの情報は GIS データとして公開されているので、閲覧したい情報(データ)を選択するだけで、室蘭市一帯を示した地図上に表示されるとともに、データに付随する場所や名称などの情報も簡単に見ることができます。また、ライブラリーに掲載されているデータは、CSV やシェープファイル、KML などの形式でダウンロードできるようになっており、市で整備しているデータを市民が活用しやすいように工夫されています。

今回の「SAG賞(Special Achievement in GIS Award)」受賞は、日本国内の自治体において、オープンデータの先駆けとなり、また自治体が所有するGISデータの利用促進に力を注いでいる事例として高く評価されたものです。

■「北海道 室蘭市 オープンデータ公開」の詳細はこちら

ArcGIS Open Dataについて

 

(参考) 2017 年のおもな「SAG賞」受賞団体

「SAG 賞」受賞者リスト一覧(英文)

 

 

*1 矢野経済研究所調べ

*2 「2017 年 Esriユーザー会」=「2017 Esri International User Conference」:約 120 ヶ国から約 16,000 人が参加。2017 年は 7 月 10 日(月) ~ 7 月 14 日(金)に米カリフォルニア州サンディエゴで開催

 

この件に関するお問い合わせ先

ESRIジャパン株式会社
Tel: 03-3222-3941
Fax: 03-3222-3946
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掲載日

  • 2017年7月13日