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【教育 GIS 便り】バレンタイン図法!?

 

◆ ハート形

バレンタインと聞くと今も昔も変わらずハート形をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
2 月になるとボンヌ図法やハートの形をした島などの地形を SNS でよく見かけます。

ご存知の方も多いと思いますが、ボンヌ図法は、フランスの地理学者リゴベール・ボンヌが用いたことで知られるようになった地図投影法です。
このボンヌ図法で地球を表示するとハート形になります。

てっきりリコベール・ボンヌ氏が考案した地図投影法だと思っていましたが、実は彼が発明したのではなく、フランス海岸の海洋地図帳によく用いたことから命名されたとの事(参考著書:政春 尋志(2011)『地図投影法- 地理空間情報の技法』朝倉書店)

ESRI ジャパンでは、地理座標系や投影法に関して ArcGIS ブログなどでも取り上げています。
ArcGIS Pro でも ArcGIS Online でも様々な地図投影法をサポートしています。

 

【ブログ記事】用途に合わせて座標系を使い分けよう!
ArcGIS Pro で ArcGIS Online の座標系を設定する方法をご紹介します!

ブログ記事で出てくるベルクハウス星形図法は、どこかで見たな…と思っていたらアメリカ地理学会(Association of American Geographers、AAG)のロゴに使われているのですね。

ArcGIS がサポートしている地図投影法はこちら
思った以上に様々な地図投影法がサポートされています。

 

いつも座標系や投影法を難しく考えてしまい(実際難しいと思っています)苦手意識を持ってしまいます。

そこで、まずは苦手意識を克服!と考えてクッキーで日本地図を表現してみました。
日本地図の形をしたクッキー型が販売されていたので。
当初、日本地図なので楽勝だろうと思って、何も考えずにクッキー生地から型抜きし鉄板に並べて焼いたら何かが違う…?
2 回目にリベンジとして形を考慮しながら焼いたのですが、これもちょっと違う!?

 

クッキー型の比較

クッキーで日本地図を表現

見比べてみてください。

作成後は、スタッフが美味しく頂きました(笑)

 

球体を 2 次元の平面に投影し、XY 座標にしているので、投影法はさまざまです。
地理学者の数だけ投影座方の数があるのかな?と思ってみたり。

GIS と地図投影法は切っても切れない関係だと思いますが、改めて地図投影法を考えると、数学の先生が座標を教える際に地図投影法の座標も教えると双方向で理解度が増すのかなと思います。

 

◆参考資料

バレンタイン SNS

Happy Valentine’s Day!! ハート形の世界地図(2017/2/10)

株式会社曙産業 ケンミンクッキー型 全国セット

・地図統計法 -地理空間情報の技法 正春 尋志著 朝倉書店 2011 年
 ISBN978-4-254-16348-3

第 15 回 GIS コミニティフォーラム 教育セッション
 ※要ログイン

 

◆ ウェビナー情報

ESRI ジャパンでは、ArcGIS の活用方や事例などご紹介しております。
当日ご覧いただけない方でも参加申し込みの上、アンケートにご回答いただければ、後日ウェビナーをオンデマンドで聴講いただけます。
是非この機会にお申込みください。

ビジネスの成長を後押し!
「ロケーションインテリジェンス」が貢献する 5 つの分野

【日時】2021 年 2 月 25 日(木) 15 : 00 ~ 16 : 20
【会場】オンライン形式

企業の事業推進に必要な業務を 5 つの分野に分け、各分野における「ロケーションインテリジェンス」の活用について触れていきます。
ビジネスとして実世界で GIS がどのように活用できるかご覧いただけます。

詳細はこちら

 

新型コロナウイルス感染症流行対策における GIS 活用
-時空間マップ作成までの裏側-

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感染状況の把握をするために、これまで地図を使った感染状況の可視化が行われてきました。
日本全国の都市部を中心として新型コロナウイルス感染症の拡大状況を分析する「新型コロナ時空間 3D マップ」を東北大学 中谷様、永田様が JX 通信社と開発しました。感染発生の状況を視覚的にわかりやすく表示し、新型コロナ時空間 3D マップやそれを作るきっかけになったものをご紹介します。

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ArcGIS Pro 2.7 新機能ハイライト ~ ArcGIS 活用ウェビナー ~

【日時】2021 年 3 月 10 日(水) 15 : 00 ~ 15 : 45
【会場】オンライン形式

ArcGIS Pro2.7 が先日リリースされました。
さらに使いやすく進化した ArcGIS Pro2.7 のお勧め新機能をご紹介します。

また、本ウェビナーに参加登録された方限定で、昨年開催した以下のウェビナーの再配信をご視聴いただけます。

・デスクトップ GIS でなにができるの? ~ArcGIS Pro で行うデータの可視化 & 解析~
・ArcMap ユーザー必見!ArcGIS Pro のススメ ~ArcGIS Pro へ移行する理由と方法~
・ArcGIS Pro 2.6 新機能ハイライト

詳細はこちら

 

◆ 成果報告会:中部大学国際 GIS センター

2020 年度 中部大学 国際 GIS センター主催
「問題複合体を対象とするデジタルアース共同利用・共同拠点 成果報告会」

2020 年度問題複合体を対象とするデジタルアース共同利用・共同研究拠点 成果報告会開催

・2 月 25 日(木) 9 時 ~ 12 時
・2 月 26 日(金) 9 時 ~ 12 時
・Zoom によるオンライン開催

詳細および申し込みはこちら

 

◆ 第 10 回 Esri Young Scholars Award への
 学生エントリー募集

【表彰と副賞】

ArcGIS を使って優れた研究を行っている学生を表彰する Esri Young Scholars Award の開催にあたり、候補となる学生を募集しています。

2021 年の Esri ユーザー会はオンライン開催予定のため、最優秀者を、来年(2022 年)以降の Esri ユーザー会へ無償ご招待の予定です。

応募締切:2021 年 4 月 15 日(木)

詳細はこちら

 

ご不明な点がございましたら、下記までお気軽にご連絡ください。

 

掲載種別

掲載日

  • 2021年2月22日