CityEngine の最新バージョン 2014.1 を 10 月 27 日に国内リリースしました。
本バージョンでは、リーフ シェープのエクスポートやリレート テーブルの編集など Esri ファイル ジオデータベースのサポートがさらに強化されています。また、CGA にいくつかの新しい関数やオペレーションが追加され、また多くのバグフィックスによりさらに安定したリリースとなっています。
従来、Esri ファイル ジオデータベース形式へのエクスポートでは、一つのシェープから生成された建物のような 3D モデルは必ず一つの GIS フィーチャとなりましたが、本バージョンでは、ルールにより生成された個々のパート(リーフ シェープと呼ばれます)を、レポート値を属性に格納した個々の GIS フィーチャとしてエクスポートできるようになりました。たとえば、建物の視覚的影響や日射量に興味がある場合、建物の外壁をメッシュ状に分割したものを CityEngine で作成し、エクスポートして ArcGIS 3D Analyst での解析に使用することが可能です。 この解析の詳細については、ArcGIS Resources ウェブサイトの 3DCity: Analysis ワークフローを参照してください。
ジオデータベースからインポートされたリレート テーブルを表示・編集できるように ユーザー インタフェース が改善されました。 リレーションシップ クラスを含むフィーチャクラスをインポートすると、リレートされているテーブルの属性情報を簡単に編集することができます。
当リリースには CGA に多くの機能強化を加えています。isClosedSurface や deleteHoles() といった新しい関数またはオペレーションを導入し、Collada や Esri ファイル ジオデータベースのマルチパッチのインポーターでドーナツポリゴンをサポートしました。また、多くの不具合を修正し、さらに安定なリリースとなっています。
Esri CityEngine は大規模な 3D 都市モデルをプロシージャル技術により効率的に作成することのできる 3D モデリング ソフトウェアです。既存の GIS データや CG モデルを基に、ルールにより街並みの 3D モデルを構築します。作成したモデルは、 ArcGIS 3D Analyst に持ち込んで 3D 解析や景観シミュレーションを行ったり、CG ソフトウェアに持ち込んで映像やゲーム、バーチャル リアリティの作成に使用することができます。
製品についての詳細および 30 日トライアル版のダウンロードにつきましては、Esri CityEngine 製品ページ をご覧ください。