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JuraGIS Park ジュラシック・ワールドの世界に ArcGIS を適用

 

映画「ジュラシック・パーク」シリーズ最新作、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」が本日 7 月 13 日(金)に公開されます。「ジュラシック・パーク」シリーズが一番好きな映画だという Esri スペイン の Sergio Domenech Zueco 氏が、実際にジュラシック・ワールドの世界に ArcGIS を適用することを想定し、ストーリーマップを作成しました。本記事では、Sergio 氏の作成したストーリーマップを紹介いたします。

※映画のシーンが一部紹介されます。

※画像をクリックするとストーリーマップ に飛びます

解説

本マップは ArcGIS Online の「カスケード」というテンプレートを使用しています。本ストーリーマップと、ストーリーマップ内に出てくる Operation Dashboard は、Sergio Domenech Zueco 氏により作成されています。

ジュラシック・ワールドの運営責任者であるクレア・ディアリングがコントロールルームに入るシーンでは、大きなモニターがあり、パークの地図や、様々な数字を対話的、視覚的に管理するダッシュボードが映し出されます。このダッシュボードを ArcGIS プラットフォームで実現すると、どのようになるでしょうか。

ArcGIS は地図や画像だけでなく、複数のウィジェットなども組み合わせてダッシュボードでリアルタイムにデータの統合が可能です。恐竜やパークで働くスタッフがセンサーを搭載することで、それぞれの現在位置と生体反応をリアルタイムで監視できます。

Operation Dashboard for ArcGIS がもし映画の中で使われていたら、こういったデータをモニターやスクリーンに映しリアルタイムで可視化できていたでしょう。

では、実際にジュラシック・ワールドの Operation Dashboard を作成してみましょう。実存するある島をジュラシック・ワールドのパークに見立て、その島の地形データなどを利用してシミュレーションしてみましょう。

ArcGIS のユーザーである、カナリア諸島にあるラ・パルマ島では ArcGIS で構築した Open Data ポータルを運営しています。また偶然にも、ラ・パルマ島は映画の中で舞台となった、架空の島イスラ・ヌブラル島と同じ形をしているのです。

ベースマップ

Living Atlas より参照できる Nova ベクタータイルのベースマップを使用しています。

データ

ベースマップ追加後、気象観測所や、2016 年に発生したとされている火災、島内の電波状況に関する情報、ライブカメラなど、映画の中に出てくる情報を追加しています。

シンボル

ポイント、ライン、ポリゴンなどのシンボルには、映画に出てくるコントロールパネルのイメージに合わせて、ほたるスタイル (Firefly.style) が適用されています。 ・地図表現を楽しもう!ほたるスタイルをダウンロードして使ってみよう!(ArcGIS ブログ) ・ほたるスタイル ダウンロードページ(英語)

ウィジェット

コントロールパネルのウィジェットは、地図からデータをとってきて各数値を表示するようにカスタマイズされています。ダッシュボードの右上に表示されているライブカメラの映像はパーク内の来園者を監視し、右下に表示されている湿度を表しているグラフは恐竜たちを監視しています。

カスタマイズ

最後に、ダッシュボード上の全てのウィジェットを、映画のイメージに適した色に調整しました。

※画像をクリックすると Operation Dashboard に飛びます

JuraGIS World – Operations Dashboard

ダッシュボードをクリックして、リアルタイムに監視を行っている “JuraGIS World“ の Operation Dashboard を動かしてみましょう。ArcGIS のテクノロジーは、実際の現実世界での分析でも活用されていますが、映画の世界など、フィクションの世界でも活用することができます。

掲載種別

掲載日

  • 2018年7月13日