Esri 社は、ArcGIS の機能へのアクセスを効率化するため、今後ライセンスの更新を予定しております。
ArcGIS の機能は、従来、複数の製品、アプリ、エクステンション、アドオンを介してアクセスされており、ライセンス、価格、権限のレベルもさまざまでした。
2024 年 6 月より、Esri 社はユーザー タイプ ライセンス モデルを 6 つのロール ベースのユーザー タイプに更新し、ArcGIS システムの機能、アプリケーション、サービスへのアクセスを拡張します。
ユーザー タイプ ライセンス更新の詳細については、以下をご参照ください。
2023 年以前の Viewer
Essential Apps および Office Apps バンドルを含む ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に閲覧専用で安全にアクセスします。
2024 年以降の Viewer
ArcGIS for Microsoft 365 からのコンテンツを含む、マップ、アプリ、ダッシュボードを安全に閲覧します。
2023 年以前の Editor
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise でフィーチャを表示および編集します。
2024 年以降の Contributor
Editor の後継となる Contributor は新しいユーザー タイプで、機能が拡張されます。Contributor では、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のフィーチャを確認および編集できます。ArcGIS for Microsoft 365 および ArcGIS GeoBIM のデータを操作できるようになります。また、Viewer の機能もすべて含まれます。
2023 年以前の Mobile Worker
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise でフィーチャを表示および編集します。Field Apps Bundle が付属します。
2024 年以降の Mobile Worker
Mobile Worker は、フィールド アプリへのアクセスを含む既存の機能を保持し、Contributor のすべての機能も含まれます。
2023 年以前の Creator
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise でコンテンツとアプリを表示、編集、作成します。
2023 年以前の GIS Professional Basic
Creator のすべての機能と ArcGIS Pro Basic が含まれます。
2024 年以降の Creator
Creator ユーザー タイプは GIS Professional Basic と統合されます。さらに、ArcGIS Pro Basic のほか、ArcGIS Excalibur** や ArcGIS Image for ArcGIS Online* など、従来は追加でライセンスの購入が必要だったアプリケーションにアクセスできるようになります。
2023 年以前の GIS Professional Standard
GIS Professional Basic のすべての機能と ArcGIS Pro Standard が含まれます。
2024 年以降の Professional
GIS Professional Standard の後継となる Professional は、新しいユーザー タイプであり、機能が拡張されます。Professional には、ArcGIS Pro Standard と Advanced Editing ユーザー タイプ エクステンション** が含まれます。Creator のすべての機能も含まれます。
2023 年以前の GIS Professional Advanced
GIS Professional Standard のすべての機能と ArcGIS Pro Advanced が含まれます。
2024 年以降の Professional Plus
GIS Professional Advanced の後継となる Professional Plus は、新しいユーザー タイプであり、ArcGIS Pro Advanced へのアクセスが拡張されます。最も一般的な ArcGIS Pro エクステンション*** と ArcGIS CityEngine が含まれます。Professional のすべての機能も含まれます。
*ArcGIS Online のみで利用可能です。
**ArcGIS Enterprise でのみ利用可能です。
***Professional Plus に含まれる ArcGIS Pro エクステンション: ArcGIS 3D Analyst、ArcGIS Data Reviewer、ArcGIS Geostatistical Analyst、ArcGIS Image Analyst、ArcGIS LocateXT (国内サポート対象外)、ArcGIS Network Analyst、ArcGIS Publisher、ArcGIS Spatial Analyst、ArcGIS Workflow Manager (国内サポート対象外)。
更新内容の詳細および製品比較の詳細については、ArcGIS ユーザー タイプ Web ページをご参照ください。
ユーザー タイプの更新に伴い、以下のバンドル、アプリ、ユーザー タイプ エクステンションは、上記のユーザー タイプからのみご利用いただけるようになります (国内では個別販売未対応も含みます)。
さらに、ArcGIS Pro エクステンション バンドルは販売されなくなります。代わりに、一部の ArcGIS Pro エクステンション*** が Professional Plus ユーザー タイプに含まれるようになります。個々のエクステンションを Creator、Professional、Professional Plus ユーザー タイプに追加することもできます。
ArcGIS Online 2024 年 6 月のアップデートにより、お客様の組織では、現在のユーザー タイプに基づき、新しい機能やアプリケーションを含む、ユーザー タイプの自動更新が行われます。更新に含まれる製品の既存のユーザー タイプおよびアドオン ライセンスは、次回のサブスクリプション更新まで機能します。つまり、ユーザー タイプ更新の影響を受けず、以前と同じように ArcGIS を使用し続けることができます。
ArcGIS Enterprise の更新されたユーザー タイプは、2024 年 6 月から購入可能になり、更新の見積りに反映されます。更新されたユーザー タイプは、ArcGIS Online では 2024 年 6 月のアップデートで、ArcGIS Enterprise では 2024 年 11 月に提供予定のバージョン 11.4 へのアップグレードで利用できるようになります。
ArcGIS Pro は ArcGIS Enterprise および ArcGIS Online を通じて管理できるため、更新はそれぞれの製品のリリースで反映されます。
不明な点等がございましたら、お気軽に問い合わせフォームよりお問い合わせください。