GEOINT(情報)
GEOINT(地理空間情報)とは、衛星画像、航空写真、地形データを始めとした地理空間情報と分析技術を統合して、軍事作戦、国家安全保障、災害対応などの意思決定を支援する情報提供に関する取り組みです。
ArcGIS は、情報の収集から発信まで、情報サイクルにおける様々なフェーズをサポートします。
ターゲットの監視や動向調査、あるいは未知のターゲットを発見するための分析に加え、収集・分析結果を関係部隊に配布して共有することが
可能です。
時系列や位置情報を基に、情報要求と収集能力に応じた収集計画の作成が可能です。
さらに、新しい情報の収集前に、位置情報に基づいて整理された過去の情報を参照することにより、複数の情報源(画像・センサー等)を統合した収集計画を作成することができます。
複数の情報源からのデータを正規化および構造化するツールが用意されており、収集した情報を迅速に統合することが可能です。
組織の誰もがアクセス可能なデータストアを提供し、情報をほぼリアルタイムで統合することもできます。
データをリアルタイムで監視し、状況に応じたアラート管理機能や、タスクを自動化するツールも含まれています。
潜在的なリスクを把握することで状況を認識し、今後の方針を策定することができます。
データを融合し、行動パターンを分析することにより、新たな脅威を発見することができます。
このツールは、ビックデータおよびリアルタイムツールと連携可能であり、多数の情報の分析をサポートします。
以下のようなアプリケーションを通じて、得られた情報や分析結果を共有するためのツールが用意されています。
・状況認識/分析ダッシュボード
・ストーリーマップ
・Microsoft Office に統合されたアプリケーション
状況に応じて必要な情報を探し出すことで、長期的な情報戦略や日々のブリーフィング資料を作成できます。
部隊は、その際に参照された元データや分析結果を照会することもできます。
脅威分析によって、敵の状態と位置や行動パターンを推定することができます。
作戦を実行する際に重要な情報を認識し、作戦計画を取り巻く脅威が与える影響を把握することが容易になります。
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位置情報に基づく収集計画
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情報の統合
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監視
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ABI(Activity-Based Intelligence)
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分析結果の共有
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意思決定支援
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状況認識
GEOINTを支援する高度な分析機能
ArcGISは、広範かつ多様なデータセットから重要な洞察を提供する詳細な空間分析を可能にします。
また、コラボレーションとデータ交換を促進し、組織間の情報共有を強化する統合プラットフォームを提供します。
ソリューション