【教育GIS便り】歴史で耳にするけど、その場所はどこ？
「歴史で耳にする地名だけど、どこか分からないランキング」
そんなランキングがあったとすれば、『関ケ原』はきっと上位に食い込んでくるのだろうと勝手に思っています。(関ケ原に関係する地域の方々ごめんなさい）
関ケ原は、天下分け目の戦いが繰り広げられた場所ですね。1600年 石田三成(西軍）と徳川家康(東軍)が戦った「関ケ原の戦い」だけでなく、672年 大海人皇子と大友皇子による「壬申の乱」の地でもあります。
今回は『関ケ原』をテーマとして取り上げてみます。
徳川家康が天下人になることを決定づけた合戦があったこの場所は、古代から関所（不破関）が置かれる、戦略上重要な場所でした。現代でも、雪による遅れでよくニュースになるように、東海道新幹線がここを通っていますし、名神高速道路も通っています。
このように、関ケ原は現代まで続く歴史的に重要な場所ですが、周辺の都市との位置関係や、地形の制約などの地理的な条件も重要性を高めた一つの原因だったと考えられます。
関ケ原で、それぞれの時代に繰り広げられた出来事や人々の生活を想像してみませんか？歴史だけでなく、関ケ原の地理にも浪漫が感じられることでしょう。
◆◇「関ケ原」のマップを開く◆◇
◇ 参考文献 ◇
- 『読む日本の歴史5 日本をつくった人びとと文化遺産
戦国の世と統一への動き【室町～江戸時代初期】』
古川 清行 あすなろ書房 - 『凸凹地図で読み解く 日本の城～この地にこの城を立てた理由』
島崎 晋・東京地図研究社 技術評論社 - 関ケ原観光Web
ご案内
GIS関連書籍が増えました
◆ 『地図でみる日本の健康・医療・福祉』
宮澤 仁（編著） 明石書店
GISを活用して日本の都道府県、市区町村レベルの健康・医療・福祉の水準を「見える化」し、その概観を図解しています。
医療・福祉分野でのGIS活用の価値を認識できる内容です。
◆ The ArcGIS Book
◆ The ArcGIS Imagery Book
新年度に入りGISを学ぶ/教える機会も多くなると思います。
米国Esri社より、GISとリモートセンシングの基礎を学べるWeb版書籍(PDFもあります）が出版されました。
第13回 GISコミュニティフォーラム
2017年5月17日(水)、18日(木) プレフォーラム 5月16日(火)今年の GISコミュニティフォーラムは、米国Esri社 社長 Jack Dangamond（ジャック デンジャモンド）が、9年ぶりに来日します。
最新バージョンの ArcGIS10.5 の新機能のご紹介や最新技術はもちろん、各分野に特化したセッションや、ユーザー様の事例発表など、盛りだくさんです。
お時間がございましたら、是非お越しください。
◆ 教育GISセッション ～地域の力を最大限に!～
5月18日(木) 16：00～17：30 ルーム1-2(タワー4階)
地域社会の課題に関して、まち・ひと・しごと、それぞれの立場から自らその問題を認識し、持続可能な社会を構成していくには何が必要か？
2016年にキックオフした地域活動を支援する人材データベース「GeoMentor ～誰でも地理教員～」の進歩状況を紹介し、これからの地域課題に取り組む人材育成をどのようにするか議論します。
登録、プログラムの詳細はこちら：第13回 GISコミュニティフォーラム
◆ マップギャラリー出展作品募集中
ユーザーの皆様の日頃のGIS活用や、研究成果をご紹介するポスター展示を、第13回GISコミュニティフォーラム会期中に開催します。多くの方のお申込みをお待ちしております。
ポスターサイズ：A1（縦または横）、A0（縦）、B1（縦）
参加申込締切： 2017年4月28日(金)
マップギャラリー出展作品募集開始！
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