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地球温暖化の影響を受ける人々

 

気候変動により何千人もの人々が住んでいた土地から移住

気候変動によって、世界では既に移住という苦渋の選択をした地域がいくつかありますが、 地球温暖化の影響で今後数十年のうちに、さらに多くの人々に影響が及ぶと推測されています。

cm-1 ※画像をクリックするとマップに飛びます

解説

本マップは ArcGIS Online の「ストーリー マップ カスケード」というテンプレートを使用して作成しています。

アラスカ

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気候変動の影響によって世界で一番初めに先祖代々の土地を離れることになってしまったのは、アラスカ沿岸部の人々でした。北極圏は影響が特に大きく、気温の上昇によって海氷が劇的に減少し、海面上昇、嵐のパターン変化、永久凍土の融解などが起こっています。これらにより、アラスカ北西部沿岸にある2つの村が移転することになりました。また、村の移転だけではなく、海氷の減少が伝統的なホッキョククジラの漁も困難にさせています。

 

太平洋、インド洋の島々

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熱帯の島々はサンゴ礁が集まって環状に形成される環礁が多くみられますが、そのほとんどが標高は高くても数メートルしかありません。このような島々は、嵐による土地の浸食や、海面上昇による水没の危機にさらされています。実際にこの20年間の計測では、海面は毎年平均約1ミリメートル上昇しています。熱帯地域での海面上昇は氷河や海氷の融解の影響だけではなく、地球温暖化に伴う海水の熱膨張によっても引き起こされています。

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太平洋の中央に位置するキリバスは、政府が再定住候補地として1600キロ以上も離れたフィジーに土地を購入し、パプアニューギニアの北東に位置するカータレット諸島の環礁に住んでいた人々は、既にブーゲンビル島へ移住しています。また、インド洋に位置するモルディブは今世紀の後半には人々が住める土地ではなくなっていると予測されています。モルディブ政府も国民を再定住させる土地を購入するため、2008年に基金を設立しています。

 

バングラデシュ、インドの海岸低地

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海岸低地は気候変動により、海面の上昇の影響を受けるだけでなく、嵐の発生する頻度とその強さが増すなどの影響も受けています。
バングラデシュとインドにまたがる世界最大級のデルタ(ガンジス川とブラマプトラ川)には、約1億2500万人の人々が暮らしています。この地域では約50cmの海面上昇で、バングラデシュ側に居住する約600万人の生活に影響が出ると推測されています。

 

ダルフールと砂漠化

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ダルフール紛争(スーダン西部)は、気候変動による生態系への影響が要因の一つと言われています。サハラ砂漠の拡大と深刻な干ばつが続き、ダルフールの北部から土地が肥沃な南部へと人々が流れ込んだ動きと、隣国のチャドからの人々の流入が、ダルフール地域での紛争に影響を及ぼしています。

 

シリアの人々、干ばつ、そして紛争

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シリアの紛争もダルフールと同様に、地球温暖化と切り離すことが出来ません。気候変動、紛争、そして移民問題が複雑に絡み合っています。シリアは長年に渡り、人口増加の歯止めがきかない状態でした。そんな中、1990年代後半に観測史上最悪の干ばつに陥り、農作物の不作や、家畜の減少にも繋がりました。

 

アメリカ沿岸部

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メキシコ湾沿岸の地域や大西洋沿岸部の地域もまた、海面上昇の影響に直面しています。海面上昇やミシシッピ川からの堆積物の減少、そして石油やガス開発の影響でルイジアナ沿岸の湿地帯の多くが失われました。

 

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掲載種別

関連業種

  • 自然環境


掲載日

  • 2017年2月21日

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