“Uniting” は動詞 unite の現在分詞形で、「結合する」「団結させる」「統一する」という意味があります。
この言葉は、異なる要素や人々を一つにまとめる行為や状態を表す際に使われます。(Web 辞書より)
先週開催された Esriユーザー会(UC)のテーマは “GIS- Uniting Our World” で GIS が世界を結びつけることを表しています。
具体的には、GIS は地理データを収集、管理、分析する技術で、社会や課題の解決のツールとして活用されます。
このテーマを通じて、Jack 社長および Esri は、GIS の力で地理情報を共有し、国境を越えて人々を結びつけることを目指しています。UC に参加することで、この考えを深く理解し、具体的な議論を通じて GIS がどのように私たちの世界を結びつけるかを学ぶ機会となります。
その一つとして今回特に印象に残ったのは、GIS と AI の連携です。
昨年から生成 AI が登場しさまざまな分野で AI 技術が注目されています。
Plenary では以下の技術発展が紹介されました。
【新しいツールと技術】
・Segment Anything Model (SAM): Meta AI の SAM モデルが ArcGIS に統合され、
追加のトレーニングなしに画像内の任意の部分をセグメント化できるようになりました。
テキスト SAM を使用することで、テキストに基づいた特徴の抽出も可能になります。
・AutoML のマルチモーダル入力: 数値データ、カテゴリデータ、画像、テキストの コンテキストデータを組み合わせることで、機械学習モデルの精度が向上します。
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.esri.com/arcgis-blog/products/arcgis-pro/geoai/revolutionizing-image-segmentation-with-sam-segment-anything-model/
【AI の実践的応用:AI Assistants】
AI 技術がどのように組織やコミュニティを変革し、複雑な課題に対する革新的な解決策を
提供しているかが強調されました。AI アシスタントを活用することで、意図を理解したり、
洞察を得たり、GIS タスクを実行したり、GIS コンテンツを生成することができます。
GIS×AI 分野はますます進化を続けていくことになります。
UC では技術的なつながりだけではなく、人と人とのコミュニティのつながりも感じられました。初対面でも直接会話をすることで、共通の知り合いがいることに気づくことがあります。
「GIS が世界を結びつける、Uniting Our World」。日本語では「Uniting」より 「Connect(接続する、関連付ける、結びつける)」のほうが意味がわかりやすいかもしれません。
あなたはどのような「つながり」を感じますか?
■ UC Plenary
https://www.esri.com/en-us/about/events/uc/plenary
こちらの Plenary Session Part 1 of 3 の 1 時間 15 分頃に AI 部分が紹介されています。
■ Virtual Map Gallery
https://www.esri.com/en-us/about/events/uc/agenda/virtual-map-gallery
札幌、名古屋、大阪、福岡の各都市において GISコミニティフォーラムが開催されます。 プログラムの詳細は 8 月以降公開予定ですがお近くの方はカレンダーに予定入力をお願いします。
北海道(札幌) 2024 年 11 月 14 日(木) 10:30 ~ 17:00 @ACU
中部(名古屋) 2024 年 10 月 30 日(水) 10:30 ~ 17:00 @名古屋コンベンションホール
関西(大阪) 2024 年 10 月 4 日(金) 10:30 ~ 17:00 @グランフロント大阪
九州(福岡) 2024 年 10 月 22 日(火) 10:30 ~ 17:00 @アクロス福岡
https://www.esrij.com/events/details/175530/
ArcGIS ユーザーの知見や経験を共有する媒体として『ArcConnect』を創刊しました。
https://www.esrij.com/news/arcconnect/
ArcGIS の技術的な進展や活用事例を具体的に示しています。
GIS に興味ある方はもちろん、これから GIS を始めようと考えている方にとっても有益な情報誌です。
ArcGIS Stat Suite 令和 2 年国勢調査メッシュをリリースしました。 今回は、従来の標準地域メッシュ 2 次メッシュ~4 次メッシュに加えて 新たに 5 次メッシュ(約 250m メッシュ)、6 次メッシュ(約 125m メッシュ)を提供しています。
詳細な地域分析などに是非ご利用ください。
ArcGIS ブログ:ArcGIS Stat Suite 令和 2 年国勢調査メッシュで、詳細な地域分析を! https://blog.esrij.com/2024/06/20/post-58392/
ArcGIS Stat Suite 令和 2 年国勢調査メッシュ
https://www.esrij.com/products/data-content-statsuite/details/mesh-r2/
米国Esri 主催の ArcGIS StoryMaps コンテストが開催されます。
マップの作成、データ分析から写真撮影、デザインまで 独自の才能を活かして ArcGIS StoryMap コンテストに応募してみませんか?
詳細はこちら
https://www.esri.com/en-us/arcgis/products/arcgis-storymaps/contest/overview
※ 9 月 4 日以降に申込ページがオープンとなります。
夏休みでの経験などを考慮しながら StoryMaps を作成してみませんか?