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サプライチェーンの情報共有により事業と環境の持続可能性を向上

ブラジル 日用消費財メーカー Natura(ナチュラ)

 

パーソナルケア、ビューティケア用品を扱う日用消費財メーカーである Natura(以下、ナチュラ)は、訪問販売と通信販売を行なうことで有名だ。アルゼンチン・ブラジル・チリ・コロンビア・フランス・メキシコ・ペルーに 120 万人以上のもの個人リセラーがいる。ナチュラ社は生物多様性の保全に貢献し、複合営農と雇用によって豊かなコミュニティーを構築している。ナチュラ社では伝統的な知識と価値観を尊重し、利益がサプライチェーン全体に行き渡ることを重要としている。 


ナチュラ社では、ブラジルにおける Esri社のディストリビューターである Imagem 社と連携し、サプライチェーンの情報を収集し全社的に共有するためシステムを ArcGISプラットフォームで構築した。情報収集においては、現地調査アプリケーションである Collector for ArcGIS を活用し、生産量や収穫量、そして協業農業と個人販売員の情報を収集している。そして、これらの情報は SAP のビジネスデータに統合され、ArcGIS Online 上の地図やアプリケーション上で活用されている。

「同じデータであっても ArcGIS を使うことで、ビジネスの各ワークフローにおける異なるデータ表現や見栄え、またはや特定のツールを共有することができる。また、業務効率化に繋がり、我々は高品質な製品の製造と同志達の自信向上に注力でるようになった。」と同社マネージャーのロナルド氏は言う。

ArcGIS プラットフォームは、農業組合・消費者・株主への義務の達成に向けて非常に有効なツールであり、一つのプラットフォームによって、投資、生産、サプライチェーンにおけるトレーサビリティーと事業透明性の向上が組織全体にもたらされている。この情報と生産ラインを俯瞰できる強力なツールにより、社会的多様性と環境保全への関与を持続して行なえるようになった。

本事例は、2015 年に米国で開催された Esri Business Summit で発表された内容を元に執筆しています。

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掲載日

  • 2017年3月16日