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昼間人口データの活用術

 

昼間人口データからわかる都市の労働人口やその傾向

これらを活用しビジネスの意思決定に役立てる方法を紹介します。

 ※画像をクリックするとマップに飛びます

解説

本マップは ArcGIS Online の「ストーリー マップ カスケード」というテンプレートを使用して作成しています。

 

あなたの住んでいる場所によって、町や都市の活気が昼間と夜間でずいぶんと異なることを実感したことは無いでしょうか。これは、主に経済活動の有無に起因します。人口が多い地域は、完全な住居地域、商業、そして工業地域などに分類されます。人口の拡大や縮小は都心や都市周辺のベットタウンでも顕著に見られます。一般的に、都心は経済活動の拠点で平日には多くの人口が流入します。一方で、住民が都心へ通勤すれば、住居地域は相対的にゴーストタウンのように活気を失います。

多くの公的機関や企業の意思決定プロセスにおいて、このような地域の人口動態を知ることは重要です。昼間人口統計データを活用すれば、小売業者が最も収益性の高い場所へ進出を考える場合も、自治体職員が防災対策を強化すべき地域をマッピングする際も、より現実に近い形での意思決定が可能になります。

昼間の人口は、通勤者たちがどのように地理的地域の人口拡大、縮小に影響をしているかをハイライトしてくれます。Esriは昼間人口を、平日の昼間に存在する「居住者」および「就労者」の総数と定義しています。昼間人口の就労者には、(通勤・非通勤者を含む)雇用者と軍に所属する人員数が含まれます。そして、16歳未満の人口、失業者、(病気や休暇などで一時的に)就労していない人の数、(退職者や、専業主婦/夫、大学生など長期的に)就労していない人を昼間人口の居住者と定義しています。

昼間人口の値を求める重要性を示すために、米国で最も人口の多い都市のひとつであるワシントンD.C.首都圏を拡大しました。以下の昼間人口マップから、一日を通して人口がどのように変化するかを見てください。青色は、居住者が多い国勢調査区域、黄色は昼間の労働者人口が居住者数を上回る国勢調査区域を示しています。各シンボルをクリックすると具体的な数値をみることができます。

ワシントンD.C.には約600万人が住んでいます。しかし、昼間の人口は110万人を超えます。(内訳は、昼間人口居住者が約29万人、昼間人口労働者数は約84万9千人に達します。)

ロケーション・アナリティクスと昼間人口データを使い、どうビジネスの成功に役立てるか、例をあげて説明します。ランチタイムに集まる人々に食事を提供するフードトラックを考えてみましょう。地域全体の競争状況を調査することに加えて、就業時間帯に最も人口密度が高い地域を特定することは、よりポテンシャルのある街角のストリートまで絞り込むのに大いに役立ちます。

人口をシフトする通勤者

地域における労働者と居住者を分析する他、昼間人口データは通勤による人口変化の値も提供します。この値は、昼間の総人口(労働者と居住者)とその地域の夜間の居住者人口の差を計算することで求められます。先ほどと同じエリアを使って、今度は通勤者による人口の変化を地図に表します。緑色の矢印は、昼間の人口増加を示し、赤色の矢印は通勤者による日中人口の減少を示しています。ワシントンD.C.都心部は、国の政府機関、博物館、歴史的な名所、ホテルが多く位置します。したがって、この地域は昼間人口からの利益が集中するロケーションであると言えます。

 

 

昼間人口の変化値を活用すれば、都市計画の担当者は、交通パターンをよく理解し、ルートを最適化し、より効率的なインフラを設計することができます。

 

 

 

 

 

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  • 流通・小売
  • 政策支援


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掲載日

  • 2017年1月16日

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