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マップギャラリー2024 ストーリーマップ部門 第 3 位 『90 年の時を超えた沈黙の踊り手たち:9.5mmフィルムに収められた幻影をマッピングする。』

 

マップギャラリー

第 21 回 GISコミュニティフォーラム(2024 年 5 月 23 日・24 日 東京ミッドタウン)にて開催されたマップギャラリーでは、様々な題材をテーマに作成されたマップの展示を行い、フォーラム参加者に投票いただきました。

各部門で入賞した作品を紹介します。

3位

90 年の時を超えた沈黙の踊り手たち:9.5mmフィルムに収められた幻影をマッピングする。 Silent Dancers Across 90 Years: Mapping the Phantoms Captured on 9.5mm Film

徳島大学


※画像をクリックするとストーリーマップがご覧いただけます

作成者

徳島大学

Film Cycle Projectチーム 様 塚本と愉快な仲間たち

Film Cycle Project は個人が 20 世紀に撮影・記録した映像群を公共財と位置づけ、それらが現代のコミュニティーの中で新しい物語を紡ぎ出すための手段となり得るために、地域の方々と協働で行うデザイン活動である。 2020 年に私たちが発見したブリキのフィルム缶には「昭和 9 年阿波踊り」と書かれ、それは戦前の 9.5mm フィルムであった。戦前のフィルムに映し出されたのは太平洋戦争の空襲で焼失する前の徳島市街の様子と当時賑わう阿波踊りの様子であった。私たちは戦前生まれの人々や研究者とともに上映された光の中に立ち現れた人々や建物の幽霊たちと対話し、昭和 9 年 7 月のこの日どこで何が起こっていたのか、フィルムエスノグラフィーによって明らかにしていった。また我々のコレクションから戦後の個人映像群から阿波踊りの映像を選出し、個人が見つめたその時代に何が行われてきたのか公共的な視点で振り返り、私たちは今の現代に新たなストーリーを生み出すのである。

関連リンク

第 21 回 GIS コミュニティフォーラム

掲載種別

掲載日

  • 2024年6月6日