1997年11月に京都で採択された京都議定書は、温室効果ガス排出量削減のための国際条約です。ほとんどの先進国が温室効果ガス排出量の削減もしくは低減を表明する一方、アメリカは条約参加を見送り、カナダは早くに離脱を決めました。削減目標の数値は各国で異なりますが、1990年との比較で、2012年までに先進国全体の温室効果ガス排出量を5%削減することを目標に、京都議定書は2005年2月16日に施行されました。
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本マップはArcGIS Onlineの「マップ ジャーナル」というテンプレートを使用しています。説明文を記載している黒の背景色エリアはスクロールすることでセクション(ページ)が変わり、それに連動してメインステージ上の地図や画像も変化します。各ページの内容を簡単にご紹介します。
イントロダクション
表紙に使われている動画は、NASAの超高解像度コンピュータモデルによってCO2濃度の変化を可視化したものです。詳細は、
NASA | A Year in the Life of Earth’s CO2
CO2総排出量(1990年~2012年)
このマップでは、1990年~2012年のCO2総排出量を国別に表示しています。各シンボルの大きさは、エネルギー消費量から大気中に放出されたCO2の総量を示しています。マップを動かしてシンボルをクリックすると各国の総排出量を見ることができます。
CO2 百万トンとはどの位?
CO2総排出量の差(1990年と2012年)
1990年と2012年で各国の年間炭素排出量の増減を表したマップです。中国全土でCO2の排出量が大幅に増加しています。しかし、中国をはじめとする発展途上国は、1990年以前のCO2排出に関連性はないとされ、排出量削減の義務を課せられていません。シンボルの大きさは、1990年と2012年を比較し、各国の年間エネルギー消費量とCO2排出量の差を表したものです。赤は排出量増加を、黄緑は排出量低減を示しています。
京都議定書のその後
国連気候変動会議(COP21)が2015年11月30日から12月11日の日程でフランスのパリ、ル・ブルジェで開催されます。気象に関する法的拘束力のある世界的合意の実現が期待されています。