GIS (地理情報システム) ソフトウェア国内最大手のESRIジャパン※1(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:正木千陽) は、世界各国から12,000人が参加するEsriユーザ会 (カリフォルニア州サンディエゴ市)※2において、2013年7月10日に福島県相馬市が 「SAG賞 (Special Achievement in GIS Award)」 を受賞したことを発表しました。
(※1 テクノシステムリサーチ調べ。 ※2 2013 Esri International User Conference。世界最大規模のGISイベント。約130ヶ国 から12,000人が参加。2013年は7月8日(月)~12日(金)の日程で開催。)
SAG賞は、GISのソフトウェア企業として世界有数のEsri社が、世界30万以上の企業・政府機関・自治体・大学・研究機関等から、先進的かつ革新的なGISの取り組みにより、コミュニティーや社会の変革に貢献した団体を表彰するものです。
GISの特徴の1つに、刻々と変化する状況を瞬時に地図に分かり易く表現し、的確な判断業務を行うためのサポートとなる点が挙げられます。
東日本大震災により沿岸部に甚大な津波被害を受けた相馬市は、震災直後から、被災状況把握、自衛隊による行方不明者捜索支援、災害危険区域の設定、復興住宅用造成地の選定等、様々な場面でこのGISを十分に活用し、自治体主導の迅速な復旧・復興を実現されました。同市では平時から職員のGISスキル向上を促進されており、地図データを利用する現場職員から部長まで、様々なレベルの職員が手際よくGISを操作し、迅速に災害対応にあたられました。
さらに、震災前から基盤地図の蓄積および一元化も進められていたため、震災から約3ヶ月後の2011年6月17日には全ての避難所が閉鎖される等、スピードと精度が求められる緊急時においても、GISの持つ特徴を効果的に活用され東日本大震災後の住民支援において大きな実績を挙げられた点が今回の受賞に繋がりました。
米国海洋大気庁、米国国土安全保障省情報技術課空間情報室、イタリア国家統計局、カタール内務省、ロンドン市交通局、サンフランシスコ公益事業委員会、レッドブル・ノースアメリカ、他 (順不同)
特集 日本の災害を減らすために ‐外国企業の挑戦‐(2013年05月29日)
http://www.jetro.go.jp/tv/internet/20130530623.html
Esri社(本社:米国カリフォルニア州レッドランズ市)は、1969年以来、地理的な視点で考え、計画する力を世界中のユーザに提供しています。GISマーケットのリーダとして、Esri社製GISソフトウェアは、米国内の主要200都市をはじめ、各国の政府機関、世界の一流企業350社以上、7,000校を超える大学など、世界30万以上の企業・団体にて利用されています。Esri社のアプリケーションは、100万台以上のデスクトップと数千にもおよぶWebサイト、統合型サーバで稼働し、世界のマッピングと空間分析のバックボーンを担っています。Esri社は、デスクトップ、モバイル、インターネットプラットフォーム向けの総合的なソリューションを提供するベンダー企業です。
商号:ESRIジャパン株式会社
設立:2002年(平成14年)4月1日
代表者:代表取締役社長 正木 千陽
主な事業内容:GISソフトウェアの販売、及び関連サービス(保守、トレーニング、コンサルティングサービス)の提供
本社所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-1 塩崎ビル
Tel: 03-3222-3941 Fax: 03-3222-3946
ESRIジャパンホームページはこちら
ESRIジャパン株式会社
Tel: 03-3222-3941 Fax:03-3222-3946 E-mail: gisinfo@esrij.com