ニュース > 【教育GIS便り】蛇使いへの道のり

ニュース

【教育GIS便り】蛇使いへの道のり

 
facebook share

◆ Python勉強するぞ!

気づけば5月ももう最終日。時間がたつのは本当にあっという間ですね。
「2025年は蛇年。蛇といえば Python!」
…そんなことを教育 GIS 便り 2024 年 12 月号で勢いよく宣言していたのを
覚えている方はいらっしゃるでしょうか?

教育 GIS 便り 2024 年 12 月号 
https://www.esrij.com/news/details/180796/

が、しかし…頭が痛い。

ArcGIS Pro の UI でほとんどの作業ができてしまうし、
繰り返し処理もモデルビルダーでどうにかなってしまう。
「Python、使わなくてもなんとかなるんじゃ…?」
と野放しにしており、気づけば春を越えて初夏目前。
このままだと、また !? 有言不実行になってしまう…

と思い、周りの「Python 使い」たちにインタビュー。
Python が使えるようになると、

「慣れればモデルビルダーよりも断然ラク」

「データ変換やマップ作成、繰り返し処理も一発で終わる」

「ArcPy を使えば複雑な処理も自由自在」

「大量データでもスクリプトでスマートに対応できる」

……やっぱり、Python が使えると強い。

ということで、重い腰を上げて、いよいよ Python の学習を始めることにしました。
といっても、まだ「Python 学園初等部1年生」レベルで、print(“Hello, GIS”) を書くのが精一杯です。

まずは基礎から。
本を開き、コードを打ち、ArcGIS Pro の Python ウィンドウ (ArcPy) にも挑戦していきたいと思っています。
ChatGPT のような生成 AI に頼るのも便利ですが、基礎力がないと“出力された答え”の意味すら
分からない…ので、地道に一歩ずつ、確実に学んでいきたいと思います。

GIS とは関係ないですが、先日 Yahoo のニュース記事で
偏頭痛とフライドポテトの関係性の記事がありました。

コーラとフライドポテト、片頭痛に効果あり!? 糖分と塩分でバランス回復との見方 
英大学で研究
https://news.livedoor.com/article/detail/28814565/
2025 年 5 月 23 日 掲載記事

これを Python で表すと…

# 片頭痛の有無を表す変数
has_migraine = True

print(“片頭痛に苦しんでいます…”)

# フライドポテトとコーラ
eat_fries = True
drink_cola = False

# 条件分岐(片頭痛の状態は???)
if eat_fries and drink_cola:
has_migraine = False
print(“フライドポテトを食べました”)
print(“コーラを飲みました “)
print(“片頭痛が楽になりました! “)
else:
print(“まだ片頭痛が続いています…”)

この場合、「フライドポテトとコーラーを一緒に食べないと偏頭痛は、治らない。 
どちらか一方の場合はダメ」なので、この場合だと

else:
print(“まだ片頭痛が続いています…”) の文が表示されます。

このコードのとおり、「両方一緒に摂る」ことがポイントで、片方だけでは
効果が出ないそうです。
Python の論理演算って、こういうときに理解が深まりますね。

ArcGIS × Python の道のりは、まだまだ長く険しそうですが、
「まずはポジティブにスタートすることが大事!」と自分に甘くエールを送りつつ、
今回はこのあたりで締めくくりたいと思います。

次回は、もう少し「GIS らしさ」が感じられる Python プログラムをご紹介できればと思います。

【参考図書】
Python 1 年生 体験してわかる!会話までまなべる!プログラミングのしくみ
森 巧尚 著 ISBN978-4-7981-5319-3

ArcGIS Python の基本構文 2025 年 3 月
https://www.esrij.com/cgi-bin/wp/wp-content/uploads/documents/PythonBasic.pdf

 

◆ 第 22 回 GISコミニティフォーラム マップギャラリー

投票は終了していますが、先日開催された GISコミニティフォーラムのマップと
StoryMaps です。
どれも力作です!!
https://www.esrij.com/events/gcf/gcf2025/map-gallery/vote/

 

 

掲載種別

掲載日

  • 2025年5月31日