避難所を中心とした地域での太陽光発電活用―災害時の電力需給

作成者
鄭 智允 氏・稲垣 景子 氏
作品紹介
災害時の広域停電の経験から,地域内の再生可能エネルギーを活用した電力自立の重要性が高まっている.三重県には災害時にも「備えるコンセント」を介して電力受給できる小規模太陽光発電所が約 237 か所あり,本研究では,この電力を近くの避難所で地域住民が使用することを想定し,避難所を中心とする地域ごとに災害時の電力需給バランスを分析した.需給バランス推計結果のマップ化(視覚化)により,地域のエネルギー自立に貢献する既存システムの充足度を確認できた一方で,不足エリアが明らかになった.特に,地震・津波・土砂災害リスクや孤立可能性のある集落で,災害時の自立性向上が求められており,これらの地理的分布状況も確認した.今回の分析とマップは,近隣の避難所間の連携や,新たな設備導入を考える基礎資料となると考える


