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【教育 GIS 便り】改めて GIS とは何か ?

 

◆ 改めて GIS とは何か?

先日の会話で、GIS について話題になり、アーノルド氏が執筆した GIS の本が最適だと教えてもらいました。

 

その本は、1992 年に発行されており、Google ブックスでサンプルを読むことができます。

 

Geographic Information Systems (GIS) and Mapping

 

この本には、1960 年代初頭にデジタル処理されたコンピューターファイルに初めて 地理的参照情報が含まれるようになった経緯が詳しく記されています。

 

2024 年現在では、スマートフォンで地図アプリを使用したりデータを収集したりすることができ、 幅広い分野で利用されるようになり、現代では私たちの生活に欠かせないシステムとなっています。 さらに将来的には AI を活用した GIS 解析が可能になると予想されています。

 

GIS を直訳すると「組織」「制度」「体制」「系統」といった意味で、 要素が集まってまとまりをもった組織や体系を指します。 国土地理院によると、GIS は地理的位置情報を手がかりに、 多岐にわたる情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、 高度な分析や迅速な判断を可能にする技術です。

 

とは言っても初心者にとっては、GIS は便利だと感じる一方で、理解するのが難しいという課題があります。 その理解を助けるために教育やトレーニングが重要になってきます。

 

地図を読める人と読めない人が永遠に分かり合えないように (どこかの本のタイトルにあったような)、GIS 初心者にとって GIS を理解することは難しいことです。 その逆に GIS を理解している人が GIS 初心者になぜそこが分からないのか? 理解に苦しむ場面も出てきます。 そこで GIS カードというアイディアが生まれました。

 

これは、複雑に感じるデータ構造や組み合わせをゲーム形式で体験し、 GIS の操作に入る前に地理的思考を養うためのものです。

 

GIS カードはまだ発展途上ですが、さまざまなバックグラウンドを持った ユーザーが集う GIS コミニティフォーラムで実際に試してみませんか?

 

 

 

 

◇ 5 月 23 日(木)10:00~12:00 ホール A3 
 「GIS 超入門:カードゲームで GIS に慣れよう!~カードゲームから始める GIS~」

 

カードゲームを通じて GIS を学べる体験をしていただき、 授業や実務での活用に役立てていただければと幸いです。

 

その他にもテクニカルセッションやユーザーの事例発表などさまざまな企画を用意しています。 学生の方には、GIS の利用方法や技術的な内容について展示ブースやセッションで学べる機会もあります。

 

GIS の世界を体験してみてください! 皆様のご来場をお待ちしております!

 

会 期 : 2024 年 5 月 23 日(木)~24 日(金)10:00~17:30(受付開始 9:30)
         5 月 22 日(水)プレフォーラム・セミナー
会 場 : 東京ミッドタウン 六本木 ホール&カンファレンス
主 催 : ArcGISユーザー会
参加無料・事前登録制:https://www.esrij.com/events/gcf/gcf2024/

 

参考文献
Arnold Ivan Johonson 著 Geographic Information Systems (GIS) and Mapping 1992 年 ISBN:9780803114715

 

◆ 改お知らせ:ArcGIS アカデミックパック

6 月中旬に予定されている ArcGIS Online のアップグレードにて ユーザータイプが以下のように変更になります。

 

変更前(現):GIS Professional Advanced

変更後:Professional Plus

 

※Professional PlusにはArcGIS CityEngine のライセンスも含まれるため、CityEngine 単体での標記が無くなります。

 

また、7 月以降のご発注(更新・新規購入)より ArcGIS Pro SU および CityEngine SU は付属せず指定ユーザーライセンスのみの提供となります。

 

ご不明点や変更に伴うお困り事がございましたら 教育窓口(education@esrij.com) までご連絡ください。

 

 

掲載種別

掲載日

  • 2024年5月16日