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事例

GISを利用した生活に身近な犯罪の予防・検挙

三重県警察本部 生活安全部生活安全企画課

 

犯罪の捜査・検挙をはじめ、地域の自主防犯活動等の犯罪抑止活動にGISを活用

概要

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三重県警察本部

三重県警察本部 生活安全部 生活安全企画課 犯罪抑止対策室(以下「犯罪抑止対策室」という。)は、犯罪抑止対策や、犯罪の予防に係る施策の推進、犯罪情報の収集、分析及び提供に当たっており、地域住民と連携し、地域の犯罪情勢に即した犯罪抑止対策を推進している。

背景

平成24年以降、三重県では「地域の犯罪情勢に即した効果的な犯罪抑止対策」を推進しており、犯罪抑止対策室においては、

(1) 地域における自主防犯活動の活性化を図るため、関係機関、団体等と連携し、防犯活動物品の配布や犯罪情報・地域安全情報の提供等の支援の推進
(2) 県民の自主防犯意識の高揚と自主防犯活動の活性化を図るための、県民の目線に立った効果的かつタイムリーな情報発信の推進

等に取り組んできた。その取組みの中で、犯罪抑止活動のほか、犯罪の捜査・検挙活動等にGISが活用されてきた。

 

導入手法

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GIS活用の様子

犯罪抑止対策室では、「ArcGIS for Desktop」に加え、「ArcGIS Spatial Analyst for Desktop」及び警察が行う地理分析業務のサポートに特化したパスコ社製「CrimeMapAnalyst」という分析ツールを導入している。これらのツールを利用することで、犯罪発生地点の簡易かつ効率的な可視化や分析を可能としている。
具体的には、犯罪発生地点の住所データをジオコーディングにより緯経度に変換し、地図上にポイント(点)データとして表示し、さらに、これらのポイントデータをもとに犯罪発生地点の集中エリアをわかりやすく表現する密度解析が可能となった。
犯罪抑止対策室では、主に重点犯罪の一部と連続犯罪の発生地点の可視化及び分析を行った。

 

導入効果

犯罪発生地点の可視化及び分析が可能となったことで、各警察署に対し、パトロール活動等の犯罪抑止活動及び捜査・検挙に必要な犯罪発生情報を迅速に展開することができるようになった。
さらには、地域の自主防犯活動のための犯罪情報・地域安全情報の提供等にも役立っている。

今後の展望

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三重県内犯罪発生・検挙状況

三重県では「安全で安心な地域社会」の実現に向けて、地域住民と連携・協働した活動を推進した結果、県内における刑法犯認知件数は、平成25年には17年ぶりに2万件を下回り、その後も減少傾向を維持している。

しかし、空き巣や忍込み、自動車盗等の県民の身近で発生する犯罪は後を絶たず、県民の不安を解消するには至っていない。引き続き、県民が、安全・安心を実感できる地域社会づくりを実現するため、GISによる犯罪情報分析及び情報発信を活用して、地域と一体となった犯罪抑止活動や検挙活動を一層推進していく。

プロフィール


三重県警察マスコットキャラクター「ミーポ」


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掲載日

  • 2016年4月25日

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