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「阪神・淡路大震災の記録」写真マップを公開

 

20年前の震災を風化させないために
神戸市のオープンデータを活用したストーリーマップを公開

 

GIS(地理情報システム)ソフトウェア国内最大手のESRIジャパン株式会社(※1)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:正木千陽、資本金:5千万円、以下ESRIジャパン)は、オープンデータ(※2)推進の取り組みとして、「阪神・淡路大震災の記録」写真マップ4種を作成し公開いたしました。

画像情報をもとにエリアを特定し、当時を再現

1995年1月17日午前5時46分に発生した「阪神・淡路大震災」から20年の節目にあたり、阪神・淡路大震災の記録写真をオープンデータとして提供するWebサイト「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」が神戸市より公開されました。

これを受けESRIジャパンでは、全記録写真のうち、震災発生直後の被害状況を表す1995年1月に撮影された写真、および復旧・復興状況を表す写真と想定撮影地点を示すマップを組み合わせた「阪神・淡路大震災の記録」ストーリーマップ(※3)4種を作成し公開いたしました。なお、写真の撮影位置はESRIジャパンが画像情報をもとに、おおよそ街区レベルで特定を行いました。

  1. 阪神・淡路大震災の記録(ビル・商業施設)
  2. 阪神・淡路大震災の記録(鉄道・駅、道路、みなと)
  3. 阪神・淡路大震災の記録(火災、液状化)
  4. 阪神・淡路大震災の記録(復旧・復興)

 

 ※画像をクリックするとマップに飛びます

 

 

公共データ開放による課題解決の促進

神戸の街並みも今では復興が進み、20年前の面影が薄くなりつつありますが、震災直後の写真と地図を組み合わせることで、改めて当時の被害の大きさを思い知らされます。本マップを多くの方々に見ていただくことによって、阪神・淡路大震災の経験を次の世代に継承する一助となれば幸いです。また、自治体が保有するデータを二次利用の容易なライセンスで公開することで、アプリケーションやコンテンツの作成などの多様な活用方法が創出され課題解決に結びつくことを、本マップをとおして期待しています。

ESRIジャパンでは今後も、データの公開と活用、そして課題解決へとつなぎ、データ流通サイクル全体を円滑に回す取り組みを、マップの作成や分析・解析プラットフォームの提供をはじめ、地理空間情報活用の観点で全般的にサポートすることで、オープンデータ推進に貢献いたします。

 

関連リンク

 

(※1)テクノシステムリサーチ調べ

(※2)「オープンデータ」とは、「営利目的も含めた二次利用が可能な利用ルールで公開」された、「機械判読に適したデータ形式のデータ」(オープンデータ流通推進コンソーシアム「オープンデータガイド第1版」より)

(※3)「ストーリーマップ」とは、ArcGIS Online(Esri社のクラウドGIS)で作成されたWebマップをマルチメディア・コンテンツ(テキスト、写真、ビデオ、オーディオ)と組み合わせて様々なストーリーを表現できるWeb アプリケーション

この件に関するお問い合わせ先

ESRIジャパン株式会社
Tel: 03-3222-3941
Fax: 03-3222-3946
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掲載日

  • 2015年1月14日