先月、高校の研究会に参加してきました。
「水辺の調査を実施する」とのことで、現地調査アプリである
ArcGIS Survey123を使って「水質」や「川に住む生き物」の調査をしてきました。
ArcGIS Survey123は、シンプルかつ直感的な調査票を作成することができ、
GISの知識が無い方でも簡単にGISデータを収集できる優れものです。
とくにWebアプリは、ドラッグ&ドロップで調査項目を作成することができ、
高校の探求学習にも現地調査やアンケートとして活用されています。
とても簡単に調査項目を作ることができます。
今回は、ArcGIS Survey123のWebデザイナーを使って水辺の調査を行ってきました。
が…実際にやってみると川に住む生き物を捕まえても「ザリガニ」「カニ」
などの大項目はわかるものの、特定な名称を上げることができません…
生き物の見本となる写真を調査アプリにつけたい場合は、
ArcGIS Survey123のExcel形式のConnectを使う必要があるなど、
実際に現地に行ってデータ収集してみると、
「〇〇を調査項目に入れたい」「△△するには?」と
色々と追記したい部分が出てきました。
恥ずかしながら、調査項目を作成する際に、最終的なゴールのイメージができておらず、
集めたデータをWebマップもしくはArcGIS Dashboardsなどに
反映することを考えていませんでした。
そのため、集めたデータをWebマップに反映しようとしたところ、
もともとデータを分けて収集していたので、それぞれ別のレイヤーとなり
分類別にシンボル表示が出来るようなデータとして扱えなかったです。
せっかくデータ入力から分析まで…の流れができませんでした。
現地調査アプリは、ArcGIS Survey 123
(その中でもWebデザイナーとExcelベースのConnect)、
ArcGIS Field Maps、ArcGIS QuickCaptureがあり、どれを使うのがベストなのか…
実際に悩まれる方も多いかと思います。
今回の反省を基にそれぞれの特徴を考えてみました。
ArcGIS Online Appsは、さまざまなアプリケーション群から成り、
常にユーザーが使いやすいように進化しています。
アプリが簡単に利用できる分、最終的なゴール設定をしないと
今回のように途中で迷子になる場合がありますが、
まず、第一に「使ってみる!」ということがベストアンサーになります。
不明点ありましたらESRIジャパンがサポートします!!
先月開催された「第31回地理情報システム学会研究発表大会」での
ハンズオンセッションにあわせ、米国Esriの「ArcGIS Notebooksでの
Pythonの使用方法の理解」
のラーニングパスに掲載のノートブックの一部を翻訳し、
公開しています。
関連したブログ記事:
はじめてのArcGIS API for Python 2022 : ノートブック集の公開
ArcGIS OnlineとArcGIS API for PythonでどのようなUI操作が
APIで実現できるのかを把握するための教材に最適です。
もっと詳しく知りたい!という方は、以下のラーニングバスの
原文ノートブックやAPIのドキュメントやサンプルをご覧ください。
国交省が公開している3D都市モデルは、ArcGIS Living Atlas of the Worldにも
公開されています。背景図として、また日射量解析などにも利用できます。
PLATEAUのデータ以外にもArcGIS Living Atlas of the Worldには
無償で公開されているGISデータ群を検索し、利用することができます。
是非活用してみてください。
オープンデータのカタログサイトを目指して
ArcGIS Living Atlas of the Worldの活用
新たなGIS DayのイベントとしてGIS Day in中国の開催が決定しました。
■ GIS Day in中国 2022
【日時】2022年12月8日(木)13:00 ~ 17:05頃
【会場】広島大学 (第1部)ミライクリエ1階 多目的ホール
(第2部)東図書館2階 端末室
【主催】GIS Day in 中国 実行委員会
【内容】第1部:講演会(事例発表)
第2部:GIS体験実習(ArcGIS Pro実習)
【詳細および申込み】詳細および申込みはこちら
■ GIS Day in東京 2022
【日時】2022年11月26日(土)9:30 ~ 17:00
【会場】東京都立大学 (南大沢キャンパス)
【主催】東京都立大学
【内容】初心者から中級者まで幅広いバックグラウド方向けGIS講習会
【詳細および申込み】詳細および申込みはこちら
※締切は、11月20日(日)までです。ご参加申し込みの方はお早めに!!
12 月 2 日(米国時間 12 月 1 日 17:00)、My Esriのデザインが大きく変更される予定です。
これまで通り「製品ダウンロード」・「ライセンスの管理」・「お問い合わせ」
などの様々なサポート サービスをご利用いただけます。
ユーザー様にて別途行う手続き等はございませんので、
すでに登録・接続されているアカウントで新しいデザインをお楽しみください。
また、従来のMy Esriも数カ月の間は移行期間としてご利用可能です。
[従来のMy Esriに戻ります] ボタンをクリックすると
以前のデザインのページにアクセスすることができます。
その他追加情報をArcGISブログで公開していきますので、
合わせてご覧ください。