- アプリケーションの開発および評価
- アプリケーションの配布
- 配布ライセンスの種類
- 配布ライセンスの入手方法
- アプリケーションの配布に関する条件
- ArcGIS Online のベースマップをタイルパッケージとして使用する際の制限事項
アプリケーションの開発および評価
ArcGIS Runtime SDK はソフトウェア開発キット(SDK)であり、開発者アカウントを作成すれば、開発および評価を無償から行うことができます。
アプリケーションの配布
ArcGIS Runtime SDK を使用して開発したアプリケーションを配布するには配布用のライセンスが必要です。配布に使用するライセンスは、開発したアプリケーションが利用する機能に応じて 3 種類のライセンスから選択します。
配布ライセンスの種類
Lite ライセンス |
Lite ライセンスでは以下のような機能を実現することができます。
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Basic ライセンス |
Basic ライセンスは Lite ライセンスで利用できるすべての機能に加えて以下のような機能を実現することができます。
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Standard ライセンス |
Standard ライセンスは Basic ライセンスで利用できるすべての機能に加えて以下のような機能を実現することができます。
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Analysis Extension ライセンス |
Standard ライセンスに Analysis Extension ライセンスを追加すると、 以下の機能を実現することができます。
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*1:編集対象のフィーチャ サービスがインターネット上に一般公開され、誰でもアクセスできる場合は Lite ライセンスが適用されます。アクセスに認証が必要な場合やイントラネット利用の場合は Basic ライセンスが適用されます。
*2:ルート検索機能はオンライン/オフラインで利用可能です。到達圏解析と最寄り施設検索機能はオンラインでのみ利用可能です。オフラインで到達圏解析と最寄り施設検索機能を使用する場合は Analysis Extension ライセンスが必要です。
*3:ArcGIS Online/Portal for ArcGIS の指定ユーザー(レベル2 または Creator タイプ以上)アカウントが必要です。
*4:ローカルにある KML/KMZ ファイルを参照する場合は Standard ライセンスが必要です。Web 上にあるリソースを参照する場合は Lite ライセンス(表示のみ)で利用可能です。
配布ライセンスの入手方法
各配布ライセンスの入手方法は以下の通りです。
- 具体的なライセンスの入手および有効化の方法はアプリケーション配布ガイドをご参照ください。
- ライセンスを有効化したアプリケーションを配布する前にアプリケーションの配布に関する条件の内容をご確認ください。
Lite ライセンス |
Lite ライセンスを入手するには以下の 2 つの方法があります。 (1) ライセンスキーを取得する
(2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用する
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Basic ライセンス |
Basic ライセンスを入手するには以下の 2つの方法があります。 (1) 配布パックを使用する
(2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用する
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Standard ライセンス |
Standard ライセンスを入手するには以下の 2 つの方法があります。 (1) 配布パックを使用する
(2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用する *2
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Analysis Extension ライセンス |
Analysis Extension ライセンスを入手するには以下の 2 つの方法があります。 (1) 配布パックを使用する
(2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用する *2
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*1:購入を希望される場合は、ESRIジャパンまでお問い合わせください。
*2:この認証は、ArcGIS Runtime 100.7より以前のバージョンでは使用できません。
*3:この認証は、Portal for ArcGIS (ArcGIS Enterprise 10.7) 以前のバージョンでは使用できません。
アプリケーションの配布に関する条件
取得した配布ライセンスはそれぞれ以下の条件となります。
Lite ライセンス |
(1) ライセンスキーを使用する場合 開発環境でアプリをビルドする際に、コードを使用してアプリケーションにコピーしたライセンスキーを設定します。詳しい方法は、Lite ライセンスキーを使用した認証をご覧ください。 (2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用してライセンスを入手する場合
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Basic ライセンス |
(1) 配布パックを使用してライセンスを入手する場合
(2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用してライセンスを入手する場合
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Standard ライセンス |
(1) 配布パックを使用してライセンスを入手する場合
(2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用してライセンスを入手する場合 *2
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Analysis Extension ライセンス |
(1) 配布パックを使用してライセンスを入手する場合
(2) ArcGIS Online または Portal for ArcGIS のアカウントを使用してライセンスを入手する場合 *2
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*1:ライセンスはアプリケーションとデバイスの組み合わせごとにカウントされます。以下にいくつかの配布例を示します:
- 1 台のコンピュータ(デバイス)に異なる 3 種類のアプリケーションを配布した場合、必要なライセンス数は 3 です(デバイス:1 × アプリケーション:3 = 3)
- 3 台のコンピュータ(デバイス)それぞれに 1 種類のアプリケーションを配布した場合、必要なライセンス数は 3 です(デバイス:3 × アプリケーション:1 = 3)
- 3 台のコンピュータ(デバイス)それぞれに異なる 2 種類のアプリケーションを配布した場合、必要なライセンス数は 6 です(デバイス:3 × アプリケーション:2 = 6)
*2:この認証は、ArcGIS Runtime 100.7より以前のバージョンでは使用できません。
*3:この認証は、Portal for ArcGIS (ArcGIS Enterprise 10.7) 以前のバージョンでは使用できません。
ArcGIS Online のベースマップをタイルパッケージとして使用する際の制限事項
ArcGIS Runtime は、ArcGIS Online のベースマップをタイルパッケージとして出力することができます。
(すべてのベースマップではなく、エクスポートが可能なベースマップに限ります)
ただし、当該機能をご利用の際は Esri が策定したデータ使用ポリシーの遵守をお願いします。
許可されている利用方法:
- ベースマップをタイル パッケージとしてエクスポートし、一つのタイル パッケージのみをArcGIS Runtime アプリで使用する。
- ArcGIS Runtime アプリを使用して、オンデマンドでベースマップをエクスポートする(指定ユーザーでの認証、もしくは、アプリケーション ID での認証が必須)。
- ArcGIS Runtime アプリにタイル パッケージとして出力したベースマップを組み込む。
- ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise がホストする事前に作成されたタイル パッケージを ArcGIS Runtime アプリを使用してダウンロードする。ただし、ArcGIS Online 組織サイト、または ArcGIS Enterprise の製品ライセンスを有している場合に限る。
許可されていない利用方法:
- エクスポートされたデータを、ArcGIS 製品以外で使用することをユーザに許可する。
- エクスポートされたデータをアプリから切り離し、マップ サービスとして公開することをユーザに許可する。
- エクスポートされたデータをアプリから切り離し、別のユーザーに再配布することを許可する。
- 自動処理を用いて地図タイルを取得する(タイルのスクレイピング)。