ArcGIS Enterprise 11 動作環境

  • Server
  • Portal
  • Web Adaptor
  • Data Store
  • GeoEvent
  • Image
  • Database
  • クラウドおよび仮想環境での利用

ArcGIS GIS Server、ArcGIS Image Server および ArcGIS GeoEvent Server のライセンス ロールで ArcGIS Server を利用する場合は、以下の情報をご参照ください。

動作環境については、 Esri ヘルプを元にしています。併せてご確認ください。

ArcGIS Server

ArcGIS Server (Windows)

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Windows Server 2022
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows Server 2019
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows Server 2016
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows 11 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 10 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 8.1 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
レベル 国内検証状況
国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
特に指定がない限り、上記のオペレーティング システムの以前のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。
Windows Server の全バージョンで、[デスクトップ エクスペリエンス] オプションが必要です。
ArcGIS Server は、Microsoft Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributables (x86 および x64) を必要とします。 Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributable がまだインストールされていない場合、setup.exe を実行すると setup.msi が起動される前にインストールされます。 Microsoft Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributable (x86 および x64) がまだインストールされていない場合、Setup.msi は ArcGIS Server のインストールを行いません。
マシン名にアンダースコア (_)が含まれるマシンへのインストールはサポートされません。いくつかの広く使用されているインターネット ホスト名の仕様では、アンダースコアは非標準と定められています。 Windows はマシン名にアンダースコアを使用することを許容しますが、他のサーバーやプラットフォームと対話する場合の障害の原因となる可能性があります。そのため、ArcGIS Server では、ホスト名にアンダースコアが含まれるサーバーへのインストールを行えません。
ドメイン コントローラーとなるサーバーへの ArcGIS Server のインストールはサポートされません。
ArcGIS Server をインストールするマシンには、十分なページ ファイルのサイズがあることを確認してください。ページ ファイルのサイズの設定については Microsoft 社のベスト プラクティスに従い、組織の IT 管理者と相談の上設定してください。
Windows 11、Windows 10、Windows 8.1 (64 bit [EM64T]): これらのオペレーティング システムは検証とアプリケーションの開発の環境としてのみサポートされます。運用環境ではサポートされません。
Windows 11 については こちらも併せてご確認ください。
Windows 10 については こちらも併せてご確認ください。

ハードウェア要件
ArcGIS GIS Server および ArcGIS GeoEvent Server、ArcGIS Image Server 、ArcGIS Knowledge Server は、各ライセンス ロールごとに最低 8 GB の RAM が必要です。

運用環境でのハードウェアの最低要件は、お客様ごとにビジネス要件が異なるためリストしておりません。ハードウェアの最低要件は、お客様のパフォーマンスおよびスケーラビリティの要件に適したハードウェアとなります。

ディスク容量
ArcGIS Server をインストールするためには、ハードディスクに最低 10 GB の空き容量が必要です。

ファイアウォールの設定
ArcGIS Server の動作には、インターネットまたはイントラネット上のポート 1098、6006、6080、6099、および 6443 を使用します。使用されるポートやファイアウォールに関する詳細については、「 ArcGIS Server で使用されるポート」をご参照ください。

SSL 証明書
ArcGIS Server はインストール後に素早く動作確認を可能にするため、あらかじめ構成された自己署名 SSL 証明書が含まれます。ただし、ほとんどの場合、ArcGIS Server を使用する組織は、信頼できる認証局 (CA) から SSL 証明書を取得し使用する必要があります。SSL 証明書は、組織が発行するドメイン証明書または CA 署名証明書が利用できます。
ArcGIS Server と同様に、Portal for ArcGIS にもあらかじめ構成された自己署名証明書が含まれます。 ArcGIS Server サイトを Portal for ArcGIS とフェデレートする場合は、信頼できる認証局から SSL 証明書を取得し Portal for ArcGIS で使用することを推奨します。
ArcGIS Server の SSL 証明書の設定やその他セキュリティについては、「 安全な環境を構成するためのベスト プラクティス」をご参照ください。

DNS と FQDN に関する推奨事項
Portal for ArcGIS と ArcGIS Server サイトをフェデレートする場合、 Portal for ArcGIS は、フェデレートする各 ArcGIS Server サイトの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を要求します。 そのため、組織のドメイン ネーム システム (DNS) に各 ArcGIS Server サイトまたは各 ArcGIS Server マシンごとの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を登録することを推奨します。

追加ソフトウェア
.NET Extension Support 機能を利用する場合は .NET 6 が必要です。.NET Extension Supportをインストールする前に、.NET Desktop Runtime 6(x64)または .NET SDK 6(x64)のいずれかをインストールする必要があります。

管理用 Web アプリケーション (ArcGIS Server Manager) のブラウザー
Google Chrome バージョン 96 以降
Microsoft Edge バージョン 96 以降
Mozilla Firefox バージョン 96 以降
Mozilla Firefox バージョン 91 (ESR)
Safari バージョン 14 以降

ArcGIS Server (Linux)

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Red Hat Enterprise Linux Server 8 Update 5
SUSE Linux Enterprise Server 15 Service Pack 3 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 5 tablecheck
Ubuntu Server 20.04 LTS 20.04.4 tablecheck
Ubuntu Server 18.04 LTS 18.04.6 tablecheck
Oracle Linux 8 Update 5 tablecheck
レベル 国内検証状況
国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください。

** CentOS, Scientific Linux に関しては、Esri テクニカル サポートでは対応しなくなりました。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
マシン名にアンダースコア (_) が含まれるマシンへのインストールはサポートされません。
root ユーザーとして、このソフトウェアをインストールできません。インストールしようとしてもインストールは開始されず、root ユーザーではインストールできないことを示すエラー メッセージが、ソフトウェア診断ツールによって表示されます。
ソフトウェアをインストールする場合、オペレーティング システムの GUI を使用して ArcGIS Software Authorization ウィザードを実行したり、[更新の確認] ツールを実行したりすることがあります。これには X Window System パッケージ グループが必要です。 また、下記の環境では追加のパッケージ グループが必要です。
  • Red Hat Enterprise Linux Server
  •   gettext
  • SUSE Linux Enterprise Server
  •   gettext-runtime
  • Ubuntu Server LTS
  •   gettext-base
ローカライズされたセットアップを実行する場合は、該当の言語のフォントがインストールされている必要があります。
下記の環境では追加のパッケージ グループが必要です。
  • Red Hat Enterprise Linux Server
  •   gettext
  • SUSE Linux Enterprise Server
  •   gettext-runtime
  • Ubuntu Server LTS
  •   gettext-base

ディスク容量
ArcGIS Server をインストールするためには、ハードディスクに最低 10 GB の空き容量が必要です。製品のインストール時に、必要なディスク容量の約 1.5 GB が使用されます。この一時的に使用されるディスク容量は、インストールの最後に削除されます。
共有ネットワーク ディレクトリ (NFS マウントされたフォルダー) には、ArcGIS Server をインストールできません。ディレクトリは、ターゲット システムのローカルに配置されている必要があります。

一時的に使用される領域の要件
デフォルトでは、システムの /tmp ディレクトリにリソースが展開されます。このディレクトリの読み取り権限、書き込み権限、および実行権限を有効にしておく必要があります。/tmp ディレクトリに必要な空き容量がない場合、セットアップ プログラムはリソースをユーザーの HOME ディレクトリに展開しようとします。ユーザーの HOME ディレクトリにも必要な領域がない場合は、この問題を示すエラー メッセージが表示されます。必要に応じて、IATEMPDIR 環境変数で代替領域を指定することができます。

/tmp ディレクトリは、公開時にも使用されます。ArcGIS Server Manager を介してサービス定義 (SD) ファイルをアップロードする場合、SD ファイルと同じサイズのファイルが /tmp ディレクトリに作成されます。それらのファイルは永続的に保存されず、1 時間ごとに削除されます。/tmp ディレクトリに、この方法で公開される各 SD ファイルのための十分な空き容量があることを確認してください。

デフォルトのファイル権限
セキュリティ上の理由から、グループとすべてのユーザーのすべての権限タイプ (読み取り、書き込み、および実行) はデフォルトでオフにされます。

ファイル ハンドルとプロセスの制限
ArcGIS Server はデータ量の多いサーバー製品であり、そのデータ形式の多くは数十万のファイルで構成されます。使用頻度が高いシステムでは、常時数千から数万のファイルが使用されています。ファイル ハンドルとプロセスが不十分だと、リクエストを起動できない事態がランダムに発生し、システムのダウンタイムに至る可能性があります。実際に必要になるファイル ハンドルとプロセスの数は、データと、実行されているインスタンス (スレッド/プロセス) の数に応じて変わります。ファイル ハンドルの制限を 65,535 に、プロセスの制限を 25,059 に設定することにより、システムの持続的な実行が保証されます。
Linux では、ファイル ハンドルとプロセスに対してソフト リミットとハード リミットが設定されています。ハード リミットを確認するには、ulimit -Hn -Hu (csh を使用している場合は limit -h descriptors) コマンドを使用します。ソフト リミットを確認するには、ulimit -Sn -Su (csh を使用している場合は limit) コマンドを使用します。
ソフト リミットとハード リミットを引き上げるには、スーパーユーザーのアクセス権限を使用して /etc/security/limits.conf ファイルを編集する必要があります。たとえば、次の 4 行をファイルに追加して、リミットの値を変更できます。

            <ArcGIS Server installation user> soft nofile <file limit>
            <ArcGIS Server installation user> hard nofile <file limit>
            <ArcGIS Server installation user> soft nproc <process limit>
            <ArcGIS Server installation user> hard nproc <process limit>
この変更を行った後、新しい値を有効にするために、一度ログアウトしてから特定のユーザーとして再ログインする必要があります。リミットが適切に変更されたことを確認するには、上述した ulimit -Hn -Hu コマンドと ulimit -Sn -Su コマンドを使用します。

DNS ホスト名エントリ
ArcGIS Server は、ドメイン ネーム システム (DNS) ホスト名エントリのあるコンピューターに インストールする必要があります。 このためには、サイトのシステム管理者がネットワーク内のネーム サーバーにエントリを追加し、このネーム サーバーが システム上の /etc/resolv.conf 構成ファイルにリストされる必要が生じることがあります。

Portal for ArcGIS と ArcGIS Server サイトをフェデレートする場合、 Portal for ArcGIS は、フェデレートする各 ArcGIS Server サイトの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を要求します。 そのため、組織のドメイン ネーム サーバー (DNS サーバー) に各 ArcGIS Server サイトまたは各 ArcGIS Server マシンごとの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を登録することを推奨します。

SELinux のサポート
Security Enhanced Linux (SELinux) モジュールは、ArcGIS Server を実行しているコンピューターで サポートされています。SELinux のデフォルトのポリシーにより、ArcGIS Server が構成ストアなどの内部コンポーネントに 到達できないために、管理者が SELinux ポリシーを変更する必要がある場合があります。 変更するには、一時的に SELinux ポリシー モードを permissive に設定します。 これにより、内部ディレクトリにアクセスするために ArcGIS Server が行うアクションなど、ポリシーの違反が記録されますが、 これらは許可されます。 管理者は、ArcGIS Server によるこれらの違反を記録し、SELinux ポリシー構成を変更して、ポリシー モードを enforced に 再設定する前に許可します。

その他の要件
下記の要件については、ArcGIS Server (Windows) の要件と同様です。
  • ハードウェア要件
  • ファイアウォールの設定
  • SSL 証明書
  • 管理用 Web アプリケーション (ArcGIS Server Manager) のブラウザー
  • 仮想環境のサポート

Portal for ArcGIS

Portal for ArcGIS (Windows)

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Windows Server 2022
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows Server 2019
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows Server 2016
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 11 (64-bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 10 (64-bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 8.1 (64-bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
レベル 国内検証状況
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
特に指定がない限り、上記のオペレーティング システムの以前のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。
マシン名にアンダースコア(_)が含まれるマシンへのインストールはサポートされません。いくつかの広く使用されているインターネット ホスト名の仕様では、アンダースコアは非標準と定められています。
Windows はマシン名にアンダースコアを使用することを許容しますが、他のサーバーやプラットフォームと対話する場合の障害の原因となる可能性があります。そのため、 Portal for ArcGIS では、ホスト名にアンダースコアが含まれるサーバーへのインストールを行えません。
Portal for ArcGIS は、Microsoft Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributables (x86 および x64) を必要とします。 Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributable がまだインストールされていない場合、setup.exe を実行すると setup.msi が起動される前にインストールされます。 Microsoft Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributable (x86 および x64) がまだインストールされていない場合、Setup.msi は Portal for ArcGIS のインストールを行いません。
ドメイン コントローラーとなるサーバーへの Portal for ArcGIS のインストールはサポートされません。
Windows Server の全バージョンで、[デスクトップ エクスペリエンス] オプションが必要です。
Windows 11、Windows 10、Windows 8.1 (64 bit [EM64T]): これらのオペレーティング システムは検証とアプリケーションの開発の環境としてのみサポートされます。運用環境ではサポートされません。
Windows 11 については こちらも併せてご確認ください。
Windows 10 については こちらも併せてご確認ください。

ハードウェア要件
CPU 開発およびテストには 2 コア以上、運用システムには最低 4 コア以上を強く推奨
メモリー 8 GB 以上
ディスク容量 20 GB
備考
  • 上記のハードウェア要件は、一般的な利用想定での要件となります。利用条件によっては、上記以上のハードウェア要件が必要となる場合があります。
  • Portal for ArcGIS の基本インストールでは、20 GB 以上の空き容量が必要です。基本インストールとは別に、ユーザーが作成したコンテンツもすべてディスクに格納されますので、ユーザーがデータをアップロードする方法と作成する方法を十分に考慮し、それに応じて容量を割り当ててください。
  • 必要に応じてソフトウェアのインストール後にポータルが コンテンツを保存する場所を変更できます。

ファイアウォールの設定
Portal for ArcGIS の動作には、インターネットまたはイントラネット上の 5701 ~ 5703、7005、7080、7099、7120、7220、7443 および 7654 のポートを使用します。その他一時的に使用するポート(エフェメラル ポート)を含む詳細については、「 Portal for ArcGIS で使用されるポート」をご参照ください。

ArcGIS Web Adaptor

ArcGIS Web Adaptor は、既存の Web サーバーや組織のセキュリティ メカニズムと Portal for ArcGIS を統合する際に必須となるコンポーネントです。 その場合 Portal for ArcGIS を、ArcGIS Web Adaptor を使用せずに運用することはできません。

ArcGIS Web Adaptor と Portal for ArcGIS を連携する場合、ArcGIS Web Adaptor が使用可能なポートは 80 と 443 のみとなります。それ以外のポートの使用については、「 ポータルの ArcGIS Web Adaptor に対するデフォルト以外のポートの使用」をご参照ください。

SSL 証明書

Portal for ArcGIS の運用には、SSL 証明書を使用した HTTPS/SSL 通信が必要です。

Portal for ArcGIS はインストール後に素早く動作確認を可能にするため、あらかじめ構成された自己署名 SSL 証明書が含まれます。ただし、ほとんどの場合、ArcGIS Enterprise を使用する組織は、信頼できる認証局(CA)から SSL 証明書を取得し使用する必要があります。SSL 証明書は、組織が発行するドメイン証明書または CA 署名証明書が利用できます。

ArcGIS Server および ArcGIS Web Adaptor を含む Portal for ArcGIS の運用に必要となるすべてのコンポーネントは、組織が発行するドメイン証明書または CA 署名証明書を使用して構成することを推奨します。

DNS と FQDN に関する要件
Portal for ArcGIS を構築する場合、Portal for ArcGIS をインストールしたマシンに完全修飾ドメイン名(FQDN)を設定する必要があります。 また、FQDN を使用して Portal for ArcGIS と通信が行えるように、ドメイン ネーム システム(DNS)等に FQDN のエントリーを追加する必要があります。 同様に、ArcGIS Server を Portal for ArcGIS とフェデレートする場合は、ArcGIS Server サイトの FQDN を DNS 等に追加することを推奨します。
なお、ポータルがサポートする DNS 名は 1 つだけです。

Portal for ArcGIS にフレンドリ名(例えば、portal.domain.com の代わりに friendly.domain.com を使用)を使用する必要がある場合は、DNS にフレンドリ名を 設定す ることができます。特定のマシン名やフレンドリ名を設定する場合は、ソフトウェアをインストールする前に設定してください。Portal for ArcGIS 構築後に フレンドリ名 の設定を行った場合、Portal for ArcGIS に追加されている既存のアイテムは、フレンドリ名が使われない情報でアイテムが登録されているため、使用できなくなります。 その場合は、手動でアイテムを登録しなおす必要があります。

外部アクセス
ArcGIS Online で公開されているベースマップやデータなど Esri が提供しているサービスに Portal for ArcGIS が接続する場合、Portal for ArcGIS が インストールされているマシンがインターネットに接続可能である必要があります。インターネットに接続できない環境で Portal for ArcGIS を使用する場合は、Portal for ArcGIS がアクセス可能なベースマップ等にアクセスするように設定をする必要があります。インターネット接続のない環境での Portal for ArcGIS の利用につきまして は、 「オフラインでの配置構成」をご参照ください。
ArcGIS Online 組織と分散コラボレーションを行う場合、Portal for ArcGIS が インストールされているマシンがインターネットに接続可能である必要があります。

Web ブラウザー
Google Chrome バージョン 96 以降
Microsoft Edge バージョン 96 以降
Mozilla Firefox バージョン 97 以降
Mozilla Firefox バージョン 91 (ESR)
Safari バージョン 14 以降
備考

Web サイトは Cookie に似たブラウザーのローカル ストレージ機能を使用します。この機能が無効化されている場合、Web サイトは適切に動作しない可能性があります。

シーン ビューアー

シーン ビューアーは、WebGL (WebGL は、3D グラフィックスを描画するための Web の標準技術です。) をサポートしているデスクトップ Web ブラウザーで使用できます。シーン ビューアーを操作するには、 Web ブラウザーおよび コンピューター ハードウェアが Scene Viewer の要件を満たしている必要があります。

お使いの Web ブラウザーで WebGL が有効になっているかテストするには、 get.webgl.org(外部サイト) を開きます。WebGL 関連の問題のトラブルシューティングについては、 「WebGL のトラブルシューティン グ」 (外部サイト)をご参照ください。WebGL は各 Web ブラウザー バージョンごとに、シーン ビューアーが最適なパフォーマンスを得るための更新が適用されるため、Web ブラウザーが常に最新の状態であることを確認してください。

シーン ビューアーを使用するには、ブラウザーでハードウェア アクセラレーションが有効になっている必要があります。

最高のパフォーマンスを得るには、64 bit ブラウザーを使用することを推奨します。

パフォーマンスが低下した場合、Web ブラウザーを一度閉じてメモリを解放してから、再度読み込みなおしてください。

また、Web ブラウザーでの表示パフォーマンスについては、別途 調整することができます。

シーン ビューアーは以下の Web ブラウザーをサポートします。

Web ブラウザー 備考
Google Chrome
Mozilla Firefox
Microsoft Edge
Safari WebGL の実装は、メモリ使用量の多いアプリケーション向けに最適化されていないため、シーン ビューアーで特定のシーンを開くときに動作が不安定になる可能性があります。

ハードウェア
高い表示パフォーマンスを得るためには、お使いのコンピューターに最低 8 GB のシステム メモリと、 3D 用の最新のグラフィックス ハードウェアを搭載することをお勧めします。
最低限の要件は、512 MB 以上のビデオ メモリを搭載した高性能なグラフィック カードです。
最高のパフォーマンスを得るためには(特に大規模な 3D シーンやメモリを多く利用する 3D シーンを扱う場合)、 1 GB以上のビデオ メモリを搭載したグラフィック カードを使用することが推奨されます。
高性能なスタンドアロンのグラフィック カードは、一般的に統合グラフィック カードよりも優れたパフォーマンスを発揮します。
モバイル要件
シーン ビューアーは、次のモバイル サポートを提供します。
  • iOS Safari (iPhone XS、iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13、iPad Pro 11 インチ (2018) 以降)
  • Android Chrome (Samsung S10、Samsung S20、Samsung S21、Samsung Tab S4 以降)
上記以外のモバイル デバイスを使用している場合、デバイスは 4 GB 以上の RAM と強力なマルチコア プロセッサおよび GPU を備え、 Android または iOS の最新バージョンがインストールされている必要があります。
Web スタイルのインストール
デフォルトでは限られた 3D モデル セット (基本的な形状) がシンボル ギャラリーにインストールされます。シンボル ギャラリーに植生などの完全な 3D シンボル セットを取得するには、Web スタイル セットアップをインストールしてください。
ArcGIS Enterprise Builder を使用して ArcGIS Enterprise をインストールする場合は、Web スタイルが自動的にインストールされます。そうでない場合は、他のすべての ArcGIS Enterprise コンポーネントをインストールしてから、Web スタイルをインストールします。

Portal for ArcGIS (Linux)

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Red Hat Enterprise Linux Server 8 Update 5 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 15 Service Pack 3 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 5 tablecheck
Ubuntu Server 20.04 LTS 20.04.4 tablecheck
Ubuntu Server 18.04 LTS 18.04.6 tablecheck
Oracle Linux 8 Update 5 tablecheck
レベル 国内検証状況
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください

** CentOS, Scientific Linux に関しては、Esri テクニカル サポートでは対応しなくなりました。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
x86_64 アーキテクチャ (64 ビット) に準拠した CPU を搭載し、サポートされている Linux のリリースを使用した Linux x86_64
マシン名にアンダースコア (_)が含まれるマシンへのインストールはサポートされません。
root ユーザーとして、このソフトウェアをインストールできません。インストールしようとしてもインストールは開始されず、root ユーザーではインストールできないことを示すエラー メッセージが、ソフトウェア診断ツールによって表示されます。
変更された OS (バイナリ) にインストールすることはできません。
GUI を使用して Portal for ArcGIS インストール ウィザードや [更新の確認] ツールを実行するには、X Window System パッケージ グループが必要です。
  • Red Hat Enterprise Linux Server
  •   gettext
  • SUSE Linux Enterprise Server
  •   gettext-runtime
  • Ubuntu Server LTS
  •   gettext-base

一時的に使用される領域の要件
デフォルトでは、システムの /tmp ディレクトリにリソースが展開されます。このディレクトリの読み取り権限、書き込み権限、および実行権限を有効にしておく必要があります。/tmp ディレクトリに必要な空き容量がない場合、セットアップ プログラムはリソースをユーザーの HOME ディレクトリに展開しようとします。ユーザーの HOME ディレクトリにも必要な領域がない場合は、この問題を示すエラー メッセージが表示されます。必要に応じて、IATEMPDIR 環境変数で代替領域を指定できます。

デフォルトのファイル権限
セキュリティ上の理由から、グループとすべてのユーザーのすべての権限タイプ (読み取り、書き込み、および実行) はデフォルトでオフにされます。

ファイル システム要件
Linux システムでは、ext3 ファイル システムのアイテム サブフォルダー数が 32,000 未満に制限されています。このため、ポータルでも、アイテムの数が 32,000 以下に制限されます。この制限に達すると、Portal for ArcGIS には新規アイテムを追加できなくなります。インストール ディレクトリを更新するか、この制限を受けない ext4 または xfs ファイル システムに移動することをお勧めします。ファイル システムは、オペレーティング システム プロバイダーによってサポートされている必要があります。
btrfs ファイル システムは、btrfs で使用するメタデータに適切なディスク容量が割り当てられている場合のみサポートされます。次のコマンドを実行して確認します:btrfs filesystem df /

ファイル ハンドルの制限
ポータルが正常に動作するには、インストール ユーザーのファイル ハンドル制限を 65,535 に設定する必要があります。インストール診断ツールで、この制限が /etc/security/limits.conf ファイルに正しく設定されているかどうかが検証されます。制限が正しく設定されていない場合、この診断チェックは失敗します。

Linux では、ファイル ハンドルに対してソフト リミットとハード リミットが設定されています。これらのリミットを決定するには、次のコマンドを使用します。

                  ソフト リミット: ulimit -Sn
                  ハード リミット: ulimit -Hn
                     
ソフト リミットとハード リミットを引き上げるには、スーパーユーザーのアクセス権限を使用して /etc/security/limits.conf ファイルを編集する必要があります。たとえば、次の 2 行をファイルに追加して、リミットの値を変更できます。

                  <Portal for ArcGIS installation user> soft nofile <file limit>
                  <Portal for ArcGIS installation user> hard nofile <file limit>
                     

この変更を行った後、新しい値を有効にするために、一度ログアウトしてから特定のユーザーとして再ログインする必要があります。リミットが適切に変更されたことを確認するには、上述した ulimit -Hn -Hu コマンドと ulimit -Sn -Su コマンドを使用します。

SystemD を使用して Portal for ArcGIS の起動や停止を行う場合は、/etc/systemd/system.conf ファイルの DefaultLimitNOFILE と DefaultLimitNPROC の値がそれぞれ 65536 と 25059 に設定されていることを確認してください。

 

その他の要件
下記の要件については、Portal for ArcGIS (Windows) の要件と同様です。
  • ハードウェア要件
  • ファイアウォールの設定
  • SSL 証明書
  • DNS と FQDN に関する推奨事項
  • ArcGIS Web Adaptor
  • Web ブラウザー
  • 外部アクセス
  • 仮想環境のサポート
  • シーン ビューアー

ArcGIS Web Adaptor

ArcGIS Web Adaptor (IIS)


アプリケーション / Web サーバー
  • IIS 10
  • IIS 8.5
  • IIS 8
OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証

Windows Server 2022
・Standard
・Datacenter

2022年5月のアップデート tablecheck

Windows Server 2019
・Standard
・Datacenter

2022年5月のアップデート tablecheck
Windows Server 2016
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 11 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 10 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 8.1 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck

 

レベル 国内検証状況
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
特に指定がない限り、上記のオペレーティング システムの以前のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートは、アプリケーション / Web サーバー プロバイダーでもサポートされている必要があります。
Windows Server の全バージョンで、[デスクトップ エクスペリエンス] オプションが必要です。
Windows 11、Windows 10、Windows 8.1 (64 bit [EM64T]): これらのオペレーティング システムは検証とアプリケーションの開発の環境としてのみサポートされます。運用環境ではサポートされません。
Windows 11 については こちらも併せてご確認ください。
Windows 10 については こちらも併せてご確認ください。

インストールできるインスタンスの最大数
1 台のマシンに最大 21 インスタンスの ArcGIS Web Adaptor をインストールできます。 22 インスタンス以上の ArcGIS Web Adaptor が必要となる場合は、別のマシンにインストールしてください。

コンピューターに以前のバージョンがインストールされている場合、それらのバージョンをアンインストールする必要はありません。たとえば、同じコンピューターに ArcGIS Web Adaptor 10.4 の 5 つのインスタンスと、ArcGIS Web Adaptor 11.0 の 21 のインスタンスをインストールすることができます。この最大値は、同じソフトウェア バージョンのインスタンスにのみ適用されます。

Microsoft .NET Framework 要件
ArcGIS Web Adaptor (IIS) のインストールには、Microsoft .NET Framework 4.5.2 以上が必要です。

IIS コンポーネント要件
ArcGIS Web Adaptor は、 IIS のバージョン 8.0, 8.5 および 10 をサポートします。使用する IIS は、特定の IIS のコンポーネントが必要で、必要なコンポーネントがインストールされていない場合は、ArcGIS Web Adaptor をインストールすることができません。

すでに IIS がインストールされており、必要なコンポーネントがインストールされていない場合は、ArcGIS Web Adaptor のインストーラーが IIS コンポーネント要件を検知し、必要なコンポーネントをインストールするためのダイアログが表示されます。(サイレント インストールを実行する場合は、手動で IIS のコンポーネントをインストールする必要があります。) 手動で IIS のコンポーネントをインストールする場合は、以下のヘルプをご参照ください。
Web ブラウザーのサポート
Google Chrome バージョン 96 以降
Microsoft Edge バージョン 96 以降
Mozilla Firefox バージョン 96 以降
Mozilla Firefox バージョン 91 (ESR)
Safari バージョン 14 以降

ArcGIS Web Adaptor (Java) on Windows

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証

Windows Server 2022
・Standard
・Datacenter

2022年5月のアップデート tablecheck

Windows Server 2019
・Standard
・Datacenter

2022年5月のアップデート tablecheck
Windows Server 2016
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
アプリケーション / Web サーバー 認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Apache Tomcat 8.5.35、および 9.0.19 tablecheck
GlassFish 4.1.1 tablecheck
IBM WebSphere 8.5.5.9 および 9 tablecheck
JBoss Enterprise Application Platform 7 tablecheck
Oracle WebLogic 12c R1 および R2 tablecheck
レベル 国内検証状況
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
特に指定がない限り、上記のオペレーティング システムの以前のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートは、アプリケーション / Web サーバー プロバイダーでもサポートされている必要があります。
Java 要件
ArcGIS Web Adaptor 11.0 では Java 8.x , Java 11.x および 12.x がサポートされています。
その他の要件
下記の要件については、ArcGIS Web Adaptor (IIS) の要件と同様です。

ArcGIS Web Adaptor (Java) on Linux

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Red Hat Enterprise Linux Server 8 Update 5 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 15 Service Pack 3 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 5 tablecheck
Ubuntu Server 20.04 LTS 20.04.4 tablecheck
Ubuntu Server 18.04 LTS 18.04.6 tablecheck
Oracle Linux 8 Update 4 tablecheck
アプリケーション / Web サーバー 認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Apache Tomcat 8.5.35、および 9.0.19 tablecheck
GlassFish 4.1.1 tablecheck
IBM WebSphere 8.5.5.9 および 9 tablecheck
JBoss Enterprise Application Platform 7 tablecheck
Oracle WebLogic 12c R1 および R2 tablecheck
レベル 国内検証状況
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください

** CentOS, Scientific Linux に関しては、Esri テクニカル サポートでは対応しなくなりました。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
特に指定がない限り、上記のオペレーティング システムの以前のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートは、アプリケーション / Web サーバー プロバイダーでもサポートされている必要があります。
オペレーティング システムのグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) を使用してソフトウェアをインストールするときは、X Window System のパッケージ グループが必要です。

一時的に使用される領域の要件
デフォルトでは、システムの /tmp ディレクトリにリソースが展開されます。/tmp ディレクトリに必要な空き容量がない場合、セットアップ プログラムはリソースをユーザーの HOME ディレクトリに展開しようとします。ユーザーの HOME ディレクトリにも必要な領域がない場合は、この問題を示すエラー メッセージが表示されます。必要に応じて、IATEMPDIR 環境変数で代替領域を指定することができます。/tmp ディレクトリには、実行権限が設定されている必要もあります。

Java 要件
ArcGIS Web Adaptor 11.0 では Java 8.x , Java 11.x および 12.x がサポートされています。
その他の要件
下記の要件については、ArcGIS Web Adaptor (IIS) の要件と同様です。

ArcGIS Data Store

Portal for ArcGIS でホスト フィーチャ レイヤー(軽量でよりスケーラブルなフィーチャ レイヤー)やホスト シーン レイヤー (3D シーン レイヤー) を公開するために必要なコンポーネントです。ArcGIS Data Store の内部データ ベースで、ホスト フィーチャ レイヤーやホスト シーン レイヤーのデータを管理します。
Portal for ArcGIS にフェデレートされた ArcGIS Server に ArcGIS Data Store を登録して、ホスティング サーバーとして構成することで、Portal for ArcGIS でホスト フィーチャ レイヤーを公開することができるようになります。

ArcGIS Data Store (Windows)

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Windows Server 2022
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows Server 2019
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows Server 2016
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 11 (64-bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 10 (64-bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 8.1 (64-bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
レベル 国内検証状況
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
マシン名にアンダースコア(_)が含まれるマシンへのインストールはサポートされません。いくつかの広く使用されているインターネット ホスト名の仕様では、アンダースコアは非標準と定められています。
Windows はマシン名にアンダースコアを使用することを許容しますが、他のサーバーやプラットフォームと対話する場合の障害の原因となる可能性があります。そのため、 ArcGIS Data Store では、ホスト名にアンダースコアが含まれるサーバーへのインストールを行えません。
ArcGIS Data Store は、Microsoft Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributables (x86 および x64) を必要とします。 Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributable がまだインストールされていない場合、setup.exe を実行すると setup.msi が起動される前にインストールされます。 Microsoft Visual C++ 2015-2019 (最小バージョン 14.27.29016) Redistributable (x86 および x64) がまだインストールされていない場合、Setup.msi は ArcGIS Data Store のインストールを行いません。
ドメイン コントローラーとなるサーバーへの ArcGIS Data Store のインストールはサポートされません。
Windows Server の全バージョンで、[デスクトップ エクスペリエンス] オプションが必要です。
Windows 11、Windows 10、Windows 8.1 (64 bit [EM64T]): これらのオペレーティング システムは検証とアプリケーションの開発の環境としてのみサポートされます。運用環境ではサポートされません。
Windows 11 については こちらも併せてご確認ください。
Windows 10 については こちらも併せてご確認ください。

ディスク容量

ArcGIS Data Store をインストールおよび構成するには、システム ドライブに 13 GB 以上の空き容量が必要です。これは、空のデータ ストア タイプが 1 つあるコンピューターにおけるディスク容量の最小要件です。データ ストアに格納するデータやコンピューターに保存されるバックアップ ファイルは考慮されていません。このような要件があるので、ArcGIS Data Store は、空き容量が大きなコンピューターにインストールするように計画してください。

ArcGIS Data Store をインストールするマシンに必要なディスク容量を計算するには、以下の点を考慮してください。

  • ArcGIS Data Store ソフトウェアのインストールには 2.8 GB のディスク容量が必要です。
  • 構成するデータ ストアの種類により、追加のディスク容量が必要です。
    • リレーショナル データ ストア: 2.5 GB *
    • タイル キャッシュ データ ストア: 1 MB
    • 時空間ビッグ データ ストア: 200 MB
    • グラフ ストア: 100 MB
    • オブジェクト ストア: 500 MB

* 空のリレーショナル データ ストアは、高可用性と信頼性の高いバックアップ ポリシーにより、時間経過に伴って最大 2.5 GB のディスク容量を使用します。

メモリ要件

単一で空の ArcGIS Data Store を構成するために必要な最小メモリ容量は、タイプによって異なります。

以下に示す空きメモリ容量が、ArcGIS Data Store をインストールし、データ ストアを構成するために必要です。

  • リレーショナル データ ストア: 8 GB
  • タイル キャッシュ データ ストア: 8 GB
  • 時空間ビッグ データ ストア: 16 GB
  • グラフ ストア: 32 GB
  • オブジェクト ストア: 16 GB

ファイアウォールの設定

ArcGIS Data Store は、特定のポートを使用して、ポータルおよび ArcGIS Server と通信します。

  • HTTPS ポート – ArcGIS Data Store には、セキュリティで保護されたポート 2443 を使用してアクセスします。
  • データ ストアのポート – リレーショナル データ ストアは、ポート 9876 を使用して通信します。タイル キャッシュ データ ストアは、ポート 29080 と 29081 を使用して通信します。 時空間ビッグ データ ストアは、ポート 9220 と 9320 を使用して通信します。

その他、ポートについての詳細は こちらをご参照ください。

Web ブラウザー
Google Chrome バージョン 96 以降
Microsoft Edge バージョン 96 以降
Mozilla Firefox バージョン 96 以降
Mozilla Firefox バージョン 91 (ESR)
Safari バージョン 14 以降

ArcGIS Data Store (Linux)

OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Red Hat Enterprise Linux Server 8 Update 5 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 15 Service Pack 3 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 5 tablecheck
Ubuntu Server 20.04 LTS 20.04.4 tablecheck
Ubuntu Server 18.04 LTS 18.04.6 tablecheck
Oracle Linux 8 Update 5 tablecheck
レベル 国内検証状況
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、 こちらよりお問い合わせください。

** CentOS, Scientific Linux に関しては、Esri テクニカル サポートでは対応しなくなりました。

オペレーティング システムの要件と制限
64 ビット版オペレーティング システム
x86_64 アーキテクチャ (64 ビット) に準拠した CPU を搭載し、サポートされている Linux のリリースを使用した Linux x86_64
マシン名にアンダースコア (_) が含まれるマシンへのインストールはサポートされません。
root ユーザーとして、このソフトウェアをインストールできません。インストールしようとしてもインストールは開始されず、root ユーザーではインストールできないことを示すエラー メッセージが、ソフトウェア診断ツールによって表示されます。
ソフトウェアをインストールする場合、オペレーティング システムの GUI を使用して ArcGIS Software Authorization ウィザードを実行するか、[更新の確認] ツールを実行します。これには X Window System パッケージ グループが必要です。
  • Red Hat Enterprise Linux Server
  •   gettext
  • SUSE Linux Enterprise Server
  •   gettext-runtime
  • Ubuntu Server LTS
  •   gettext-base

一時的に使用される領域の要件
デフォルトでは、システムの /tmp ディレクトリにリソースが展開されます。このディレクトリの読み取り権限、書き込み権限、および実行権限を有効にしておく必要があります。/tmp ディレクトリに必要な空き容量がない場合、セットアップ プログラムはリソースをユーザーの HOME ディレクトリに展開しようとします。ユーザーの HOME ディレクトリにも必要な領域がない場合は、この問題を示すエラー メッセージが表示されます。必要に応じて、IATEMPDIR 環境変数で一時的な代替領域を指定できます。

ファイル ハンドルとプロセスの制限

ArcGIS Data Store はデータ処理量の多い製品であり、そのデータ形式の多くは数十万のファイルで構成されます。使用頻度が高いシステムでは、常時数千から数万のファイルが使用されています。ファイル ハンドルやプロセスの数が足りなければ、データ ストアは動作を開始できません。ファイル ハンドルやプロセスの数が足りていたとしても、実際にデータがロードされ、ユーザーがサービスにアクセスし出すと、不規則に障害を起こし、システムが停止する可能性があります。実際に必要になるファイル ハンドルとプロセスの数は、データと、実行されているインスタンス (スレッド/プロセス) の数に応じて変わります。

Linux では、ファイル ハンドル、ファイル サイズ、プロセスに対してソフト リミットとハード リミットが設定されています。ハード リミットを確認するには、ulimit -Hn -Hu (csh を使用している場合は limit -h descriptors) コマンドを使用します。ソフト リミットを確認するには、ulimit -Sn -Su (csh を使用している場合は limit) コマンドを使用します。

ファイル ハンドル数リミットの最小値は、リレーショナル データ ストアおよびタイル キャッシュ データ ストアならば 65,535、 時空間ビッグ データ ストアならば 65,536 です。プロセス数リミットの最小値は、リレーショナル データ ストア、タイル キャッシュ データ ストアおよび 時空間ビッグ データ ストアは 25,059 です。この最小値の設定は、ArcGIS Data Store を起動のみを満たすものです。システムが継続的に動作するためには、リミットをより大きな値にする必要があるでしょう。オブジェクト ストアにおいてはファイル ハンドルとプロセスの制限は無制限に設定してください。


ソフト リミットとハード リミットを引き上げるには、スーパーユーザーのアクセス権限を使用して /etc/security/limits.conf ファイルを編集する必要があります。ファイルに追加するべき行や設定内容は、データ ストアのタイプによって異なります。 時空間ビッグ データ ストア用コンピューターの /etc/security/limits.conf ファイルの設定については、次のセクションをご参照ください。次の例は、タイル キャッシュ データ ストア用、あるいはリレーショナル データ ストア用のコンピューターが対象です。リミットを用途に適した数値に置き換えます。


                  <ArcGIS Data Store installation user> soft nofile <file limit>
                  <ArcGIS Data Store installation user> hard nofile <file limit>
                  <ArcGIS Data Store installation user> soft nproc <process limit>
                  <ArcGIS Data Store installation user> hard nproc <process limit>
                     
<ArcGIS Data Store installation user> は、ArcGIS Data Store のインストールに使用するログイン名です。 <ArcGIS Data Store installation user> で指定したユーザーでログインし直すと、ファイル ハンドル数やプロセスの、新しいリミット値が有効になります。リミットが適切に変更されたことを確認するには、上述した ulimit -Hn -Hu コマンドと ulimit -Sn -Su コマンドを使用します。ファイル ハンドル数やプロセス数のリミット値を変更した後、ArcGIS Data Store を再起動してください。

時空間ビッグ データ ストア用の環境設定
時空間ビッグ データ ストアには、膨大な量のフィーチャ データを格納し、アクセスすることになります。そのため、ほかにも環境設定が必要です。

前セクションで説明したように、 時空間ビッグ データ ストアの場合、ファイル ハンドル数リミットおよびプロセス数リミットの最小値はそれぞれ、65,536 および 25,059 となっています。さらに、ファイル サイズおよび仮想メモリについては、リミットなしと設定しなければなりません。

リミットの設定はすべて /etc/security/limits.conf ファイルでおこないます。 時空間ビッグ データ ストア用のコンピューターについて、ファイル数、ファイル サイズ、プロセス数、仮想メモリのリミット設定例 (/etc/security/limits.conf ファイル) を以下に示します。

                  <ArcGIS Data Store installation user> soft nofile <file limit>
                  <ArcGIS Data Store installation user> hard nofile <file limit>
                  <ArcGIS Data Store installation user> soft fsize unlimited
                  <ArcGIS Data Store installation user> hard fsize unlimited
                  <ArcGIS Data Store installation user> soft nproc <process limit>
                  <ArcGIS Data Store installation user> hard nproc <process limit>
                  <ArcGIS Data Store installation user> soft as unlimited
                  <ArcGIS Data Store installation user> hard as unlimited
                     
<ArcGIS Data Store installation user> で指定したユーザーでログインし直すと、ファイル ハンドル数やプロセスの、新しいリミット値が有効になります。リミットが適切に変更されたことを確認するには、上述した ulimit -Hn -Hu コマンドと ulimit -Sn -Su コマンドを使用します。

次に、以下のシステムの仮想メモリ設定に従って変更します。
  • vm.max_map_count は、少なくとも 262144 に設定する必要があります。これを設定しないと、メモリが不足しているという例外が表示される場合があります。
  • vm.swappiness は 1 に設定する必要があります。設定しない場合、 時空間ビッグ データ ストアのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
仮想メモリ設定は、ArcGIS Data Store をインストールしたユーザーだけでなく、システム全体に適用されます。仮想メモリ設定を構成するには、次の仮想メモリの値を使用して /etc/sysctl.conf ファイルを更新する必要があります。<map count> を用途に適した数値に置き換えます。

                  vm.max_map_count = <map count>
                  vm.swappiness = 1
                     

プロセス、ファイル、仮想メモリのリミットを変更した後、ArcGIS Data Store を再起動する必要があります。

SystemD を使用して ArcGIS Data Store の起動や停止を行う場合は、/etc/systemd/system.conf ファイルの DefaultLimitNOFILE と DefaultLimitNPROC の値がそれぞれ 65536 と 25059 に設定されていることを確認してください。

その他の要件
下記の要件については、ArcGIS Data Store (Windows) の要件と同様です。
  • ディスク容量
  • メモリ要件
  • ファイアウォールの設定
  • Web ブラウザー
  • 仮想環境のサポート

ArcGIS GeoEvent Server

ArcGIS GeoEvent Server

基本的なシステム要件
ArcGIS GeoEvent Server は、ArcGIS Server の動作環境に準じます。
OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Windows Server 2022
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows Server 2019
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows Server 2016
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows 11 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 10 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 8.1 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Red Hat Enterprise Linux Server 8 Update 5 tablecheck
Red Hat Enterprise Linux Server 7 Update 9 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 15 Service Pack 3 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 5 tablecheck
Ubuntu Server 20.04 LTS 20.04.4 tablecheck
Ubuntu Server 18.04 LTS 18.04.6 tablecheck
Oracle Linux 8 Update 5 tablecheck
マーク説明 国内検証状況
国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、こちらよりお問い合わせください。

** Oracle Linux で発生した問題への対応は、サポートされている同等の Red Hat Enterprise Linux Server バージョンと完全なバイナリ互換性を提供する Red Hat Enterprise Linux で再現できることを前提としています。

** CentOS および Scientific Linux は、Esri Technical Support でも対応しなくなりました。

追加のシステム要件と留意事項
メモリ (RAM): 8 GB 以上の RAM
ArcGIS GeoEvent Serverは、少なくとも4つの物理コアと8つの論理/仮想プロセッサを持つマシンにデプロイする必要があります。本番システムでは、十分なパフォーマンスを得るために8つの物理コアが必要になる場合があります。
運用環境では、追加の CPU コアやメモリが必要になる場合もあります。
イベントレコードのスループットと処理を最適化するためには、最新世代の RAM (DDR4)で 16GB 以上を搭載することが推奨されます。また、追加の RAM が必要となるケースは以下の通りです。
  • 多くのジオフェンスを使用する
  • 複雑な形状のジオフェンスを使用する
  • 継続的にインシデントをモニターする
イベントデータの送受信のレイテンシを減らすためには、高い IOPS (Input/Output/Operations per Second) をサポートする広帯域のネットワーク接続 (1GB や 10GB など)が推奨されます。
GeoEvent Serverでは、ArcGIS Server が推奨する 10GB と同じ、またはそれ以上の最小ディスク容量が必要です。後述するように、構成された入力や出力ごとに追加のディスク容量が必要です。必要なディスク容量は、使用される入力および出力コネクタの数によって異なります。
1 つの入力または出力(ストリーム サービスを含む)で構成された GeoEvent Server のインスタンスは、 ArcGIS GeoEvent Gateway に 1 つの Kafka トピックを作成します。
各トピックには、デフォルトでは 3 つのパーティションがあり、各トピックのパーティションは、デフォルトでは 400 MB まで増加します。 したがって、各入力または出力には、最大 1.2 GB のディスク スペースが必要になります。 ArcGIS GeoEvent Gateway が使用するディスク上のイベント キューを考慮各して、入力および出力の追加のディスク容量を検討する必要があります。
Linux 環境での ArcGIS GeoEvent Server については国内サポート対象外となります。
Esri Gallery および GitHub で公開されている ArcGIS GeoEvent Server のアイテムまたはコードにつきましては、 質問や問題等に関してはアイテムへのコメントもしくは Issue の投稿でコントリビューターにお知らせください。(英語)
ArcGIS GeoEvent Server 11 のインストールには、ArcGIS Server に ArcMap ランタイムサポートがインストールされている必要があります。
ArcGIS GeoEvent Server はバージョン 10.6 より、冗長性・可用性向上のため、複数台のコンピューターでサイトを構成できるようになりましたが、ArcGIS Server での複数台クラスターが廃止され、ArcGIS GeoEvent Server でも同様に複数台による構成は対応しなくなりました。 システムアーキテクチャのベストプラクティスをご参照ください。

ファイアウォールの設定
ArcGIS GeoEvent Server の動作には、インターネットまたはイントラネット上の複数のポートを使用します。使用されるポートの詳細については、「GeoEvent Server が使用するポート」をご参照ください。

ArcGIS Image Server

ArcGIS Image Server

基本的なシステム要件
ArcGIS Image Server は、ArcGIS Server の動作環境に準じます。
OS バージョン
(Esri 社認定済み)
認定時点最新のアップデート
またはサービス パック
日本国内検証
Windows Server 2022
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows Server 2019
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows Server 2016
・Standard
・Datacenter
2022年5月のアップデート
Windows 11 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 10 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Windows 8.1 (64 bit [EM64T])
・Pro
・Enterprise
2022年5月のアップデート tablecheck
Red Hat Enterprise Linux Server 8 Update 5 tablecheck
Red Hat Enterprise Linux Server 7 Update 9 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 15 Service Pack 3 tablecheck
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 5 tablecheck
Ubuntu Server 20.04 LTS 20.04.4 tablecheck
Ubuntu Server 18.04 LTS 18.04.6 tablecheck
Oracle Linux 8 Update 5 tablecheck
マーク説明 国内検証状況
国内検証済み
notsupported 国内検証未実施
マーク説明 国内検証状況
国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

* ESRIジャパンによるテスト実施記録であり、国内サポート提供を示すものではございません。

* ご利用を検討の場合は、こちらよりお問い合わせください。

** Oracle Linux で発生した問題への対応は、サポートされている同等の Red Hat Enterprise Linux Server バージョンと完全なバイナリ互換性を提供する Red Hat Enterprise Linux で再現できることを前提としています。

** CentOS および Scientific Linux は、Esri Technical Support でも対応しなくなりました。

追加のシステム要件と留意事項
メモリ (RAM):8 GB 以上の RAM (16 GB 以上を推奨)
Linux 環境での ArcGIS Image Server については国内サポート対象外となります。
ArcGIS Image Server に限らずシステム ファイルを修正または変更された場合には、動作保証外およびサポート対象外とさせていただきますのであらかじめご了承ください。

データベース / ジオデータベース

SQL Server

Express Edition

DBMS バージョン OS バージョン サポート
レベル
備考

Microsoft SQL Server
2016 (64-bit)

ArcGIS 製品の国内サポート OS でかつ SQL Server でサポートされる Windows, Red Hat 系 OS

tablecheck *1, *2, *8
Microsoft SQL Server
2017 (64-bit)
tablecheck *1, *2, *8
Microsoft SQL Server
2019 (64-bit)
tablecheck *1, *2, *8

Standard / Enterprise Edition

DBMS バージョン OS バージョン サポート
レベル
備考

Microsoft SQL Server
2016 (64-bit)

ArcGIS 製品の国内サポート OS でかつ SQL Server でサポートされる Windows, Red Hat 系 OS

 

tablecheck *2, *8
Microsoft SQL Server
2017 (64-bit)
tablecheck *2, *8
Microsoft SQL Server
2017 for Linux (64-bit)
tablecheck *2, *8
Microsoft SQL Server
2019 (64-bit)
tablecheck *2, *8
Microsoft SQL Server
2019 for Linux (64-bit)
tablecheck *2, *8
レベル サポートレベル
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

IBM Db2

Enterprise Server Edition

DBMS バージョン OS バージョン サポート
レベル
備考
IBM Db2 V11.1 (64-bit)
Mod 4 Fix Pack 5
ArcGIS 製品の国内サポート OS でかつ Db2 でサポートされる Windows, Red Hat 系 OS notsupported *4
IBM Db2 V11.5 (64-bit)
Fix Pack 0
notsupported

*4

レベル サポートレベル
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

Oracle

Standard/Standard One/Enterprise Edition

Standard 2 (SE2)/Enterprise (EE) Editions

DBMS バージョン OS バージョン サポート
レベル
備考
Oracle 12c
12.1.0.2 (64-bit)
ArcGIS 製品の国内サポート OS でかつ Oracle でサポートされる Windows, Red Hat 系 OS tablecheck *5, *6, *7
Oracle 12c
12.2.0.1 (64-bit)
tablecheck *5, *6, *7
Oracle 19c
19.3.0.0.0 (64-bit)
tablecheck *5, *6, *7
レベル サポートレベル
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

PostgreSQL

DBMS
バージョン
OSバージョン サポート
レベル
備考
検証を実施した最新のアップデートまたはサービスパック
PostgreSQL
13.6 (64-bit)
PostGIS 3.2

Windows

  • Windows Server 2016 Standard, Datacenter
    2022年5月更新
  • Windows Server 2019 Standard, Datacenter
    2022年5月更新
  • Windows Server 2022 Standard, Datacenter
    2022年5月更新

Linux

  • Red Hat Enterprise Linux Server 8 Update 5
tablecheck

PostgreSQL
12.10 (64-bit)
PostGIS 3.2
tablecheck

PostgreSQL
11.15 (64-bit)
PostGIS 3.2
tablecheck

PostgreSQL
10.20(64-bit)
PostGIS 3.2
tablecheck

レベル サポートレベル
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

Azure Database

DBMS バージョン サポート
レベル
備考
Microsoft Azure SQL Database Single
バージョン 12
tablecheck *3, *8
Microsoft Azure SQL Database Managed Instance
バージョン 12
tablecheck

Microsoft Azure Database for PostgreSQL
バージョン 10.16、11.11
notsupported

レベル サポートレベル
tablecheck 国内検証済み
notsupported 国内検証未実施

上位パッチの適用について

米国 Esri 社では OS および DBMS の基準レベル・バージョンを決定して、ソフトウェアの開発および動作認定を行っています。必要であれば、上記動作環境表に記載されているバージョンよりも上位の OS および DBMS のパッチを適用していただいて構いませんが、上記動作環境表では推奨および認定テスト済みのバージョンを示しています 。 米国 Esri 社が正式に認定テストを行っていない後続のパッチが OS および DBMS ベンダーからリリースされる場合がありますが、このパッチを適用する場合には、事前にデータベースのバックアップを取得しておくことをお奨めいたします。 また、パッチ適用により障害が発生した場合には、パッチ適用前の状態に復旧してください。

ArcGIS クライアント製品のライセンスについて

接続先のデータベースにジオデータベースの作成およびデータの作成、編集に必要なクライアント製品につきましては FAQ 「ArcGIS 10.1 以降でマルチユーザー (ArcSDE) ジオデータベースを使用するのに必要な製品は何ですか?」をご参照ください。

備考

No. 内容
*1 32-bit の SQL Server は、Database Server (Desktop) のジオデータベースでのみ使用可能です。
*2

接続先のバージョン によってサポートされる SQL Server クライアントが異なります。

  • SQL Server 2016
    • Microsoft ODBC Driver 18 for SQL Server
    • Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server
    • Microsoft ODBC Driver 13 for SQL Serverまたは 13.1
  • SQL Server 2017
    • Microsoft ODBC Driver 18 for SQL Server
    • Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server
  • SQL Server 2019
    • Microsoft ODBC Driver 18 for SQL Server
    • Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server
*3 Azure SQL Database Single をジオデータベースとして使用する場合、データベースの照合順序を「SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS」に設定する必要があります。
*4 Db2 の対応については別途お問い合わせください。
*5 Oracle Text コンポーネントがインストールされている必要があります。
*6 Oracle 12c、18c、19c の新しいマルチテナント アーキテクチャ オプションは、多数のプラガブル データベースを保持できるコンテナー データベースで構成され、プラガブル データベース レベルでサポートされます。ArcGIS は、Oracle 11g R2 でサポートされている機能と同じ機能を、プラガブル データベースでサポートしています。
*7 ブランチ バージョニングを使用する場合は、Oracle 12.1.0.2 以上が必要です。
*8 *3 のデータベースの照合順序の仕様により、WHERE 句に日本語の値を指定して検索する場合、N プレフィックスを明示的に付加する必要があります。 WHERE 句の SQL を変更できないツールでは、日本語の値で検索することができません。詳細はSQL ドキュメントをご参照ください。

ArcGIS Enterprise のクラウド環境および仮想環境での利用について

クラウド環境のサポート
ArcGIS Enterprise は、クラウド環境での動作をサポートします。ただし、クラウド環境で発生する問題が実機での環境で再現しない場合は、クラウド環境固有の問題として製品サポートの対象外となります。
Esri は、2 つのクラウド プラットフォーム (Amazon Web Services (AWS) と Microsoft Azure) へのデプロイメント ツールと仮想マシン イメージを提供しています。
Esri が提供する仮想マシン イメージは、OS 含めて英語環境です。OS 言語や ArcGIS Server のログといった特定の翻訳リソースを適用される場合は、別途自身で OS の言語設定および ArcGIS Server の言語パックを適用する必要があります。

仮想環境のサポート
ArcGIS Enterprise のすべてのコンポーネントは、サポートされる動作環境を仮想環境上で構築し実行している場合にサポートされます。ただし、仮想環境でのみ発生する問題については、仮想環境固有の問題とし、製品サポートの対象外となります。ArcGIS Enterprise をリレーショナル データベースなどのサード パーティ製品と使用する場合は、その製品も仮想環境でサポートされている必要があります。

以下は、ArcGIS Enterprise が動作することを確認している仮想環境です。
  • VMware vSphere 6.5 および 6.7
  • Microsoft Hyper-V