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東北地方初。福島県警がクラウドGIS(ArcGIS Online)を利用した「交通事故発生情報公開システム」の試験運用を開始

 

福島県警察本部(以下「福島県警」)は、ESRI ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:正木 千陽)のクラウドサービス ArcGIS Onlineを利用した「交通事故情報公開システム」の試験運用(1年間)を開始しました。

福島県警は、交通安全意識の高揚及び交通事故による致死率低減を図るため、地域住民向けの交通安全に関する情報公開の効果的な手法について検討を重ねてきました。

こうした背景のもと、福島県警では、クラウド型のGIS(地理情報システム)を活用したWebマップ上で交通事故情報のインターネット公開を行う「交通事故情報公開システム」を試験的に運用することになりました。クラウド型のGISを活用した交通事故情報の公開は、東北地方の県警では初となります。

交通事故情報は、Webマップの形式で福島県警ホームページ上の「福島県警察本部マップギャラリー」で公開されています。GISを活用することで、交通事故の分布状況やその他の情報との関係性など、今まで見えにくかった交通事故情報を地図上にビジュアルに表現することで直感的に把握することができます。また、交通事故情報のデータはさまざまな形式で出力できるようになっており、ボランティア団体などの交通安全活動の資料として利用できるようになります。

このシステムは、業者に委託することなく、警察職員がWebマップの作成やデータの編集・更新・削除を自由に行うことができるので、スピーディーかつタイムリーな情報公開が可能になります。

現在、「福島県警察本部マップギャラリー」には、「交通事故発生状況マップ」、「毎月の交通事故発生状況マップ」、「周辺の交通事故情報マップ」、「交通事故発生情報集計ダッシュボード」の4種類のWebマップが公開されています。試験運用期間中、システムの機能や公開する情報の内容について継続的に検討・見直しを行い、バージョンアップを重ねながら、交通事故抑止に貢献できるシステムを目指していきます。

 

 

福島県警察本部マップギャラリー

 

交通事故発生状況マップ

交通事故の発生状況を確認し、さまざまな形式で出力することが可能です。出力した交通事故データは非商用用途であれば再配布が可能であるため、交通安全活動の資料として利用可能です。

 

毎月の交通事故発生状況マップ

交通事故発生の期間を指定し、選択した期間内に起きた交通事故発生状況を確認することができます。マップ下にあるタイムスライダーボックスの「再生」ボタンをクリックすれば、自動再生されます。

 

周辺の交通事故情報マップ

住民の方々がスマート デバイス等で自分を中心とした範囲内で起きた交通事故を素早く検索可能です。近隣で発生した交通事故を視覚的に認識することにより、住民の方々の事故防止意識の向上に貢献します。

交通事故情報集計ダッシュボード

ダッシュボード上で交通事故に関する情報を集計し、地図上のデータと連動することにより、交通事故発生状況を地理的に認識することが可能です。

 

■ArcGIS Onlineについて

ArcGIS Online は、誰もがマップを作成、利用できる位置情報ポータル環境のクラウドサービスです。誰でも簡単にマップを作成し、利用できる Web GIS プラットフォームにより、組織のデータを常に最新に保つことができ、いつでも必要とする情報にアクセス・公開できます。

ArcGIS Onlineの詳細

■ 商標に関する表示

・記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

 

会社概要

ESRIジャパン株式会社
本社所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-1 塩崎ビル
代表者:代表取締役社長 正木 千陽
設立:2002 年(平成14 年)4 月1 日
事業内容:GIS ソフトウェアの販売、及び関連サービス(サポート、トレーニング、コンサルティングサービス)の提供
Tel: 03-3222-3941
Fax: 03-3222-3946
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掲載日

  • 2016年12月21日