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ArcGIS を導入している豊島区の取り組みが第2回「地方公共団体における統計利活用表彰」で統計局長賞を受賞されました

 

ArcGIS を導入している豊島区では、全庁的に運用する統合型 GIS をはじめ、各業務においては汎用型 GIS を活用し、業務の効率化に繋げてきました。都市計画、建築、道路などに関する総合窓口である「街づくり情報コーナー」では、来庁者の統計データの活用により課題を見つけ、職員の手で道路台帳現況平面図を業務アプリケーションとして公開しました。また街路灯という各自治体が抱えている道路ストックの点検手法に IT を取り入れ、点検結果の統計分析により大幅な経費削減と工期の短縮に繋げました。

こうした豊島区の先進的な取組が評価され、2016 年度に総務省が創設した「地方公共団体における統計利活用表彰」におきまして、統計局長賞を受賞されました。

利活用表彰とは地方公共団体における統計データの利活用を推進することを目的とし、公的統計データを利活用した行政サービスの改善や行政施策の立案等、統計を利活用した優れた取り組みを進める自治体を上位から総務大臣賞、統計局長賞、特別賞の賞を贈るものです。豊島区は 2017 年 11 月 13 日(月) に開催された第 67 回全国統計大会でプレゼンテーションを行いました。


全国統計大会の様子

豊島区の取組概要「GISポータル構築による業務改善」

豊島区では、以下の 2 事例でGIS ポータルを構築し、業務改善に成功しました。

事例 1

「街づくり情報コーナー」の平成 28 年度の来庁者の統計データと政府統計データを用いて課題を抽出し、道路台帳現況平面図を委託等の費用をかけることなく使用者の立場で構築し、Web マップアプリとして公開しました。その結果、大量閲覧防止と住民サービス向上を実現されました。下の図は豊島区のホームページにリンクされ ArcGIS Online で配信されています。


計測ウィジェットによる距離計測


スワイプ ウィジェットによる台帳と地形図の切り替え

事例 2

クラウドサービス ArcGIS Online とモバイル端末用情報収集アプリ (Collector for ArcGIS) を活用した街路灯点検の業務モデルを構築し、経費削減と工期の短縮を実現しました。GISの統計分析ツールを用いて補修法や修繕計画の優先順位を決定することで、さらに業務効率化に繋げています。

■関連リンク

第 2 回「地方公共団体における統計利活用表彰」で豊島区の取組が統計局長賞を受賞しました|豊島区公式ホームページ
豊島区が ArcGIS Online を用いて道路台帳のインターネット配信を開始しました!

掲載種別

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掲載日

  • 2017年12月6日