ビジネス状況の見える化
自社の経営情報を地図上で把握
購買・在庫情報、販売情報、固定資産情報など、自社の経営管理において重要な情報は従来より、ERP（Enterprise Resource Planning）や BI （ビジネス・インテリジェンス）といったビジネスシステムで、業務プロセス改革を伴いつつ一元的に管理する取り組みが進められています。ここで、ERP や BI に蓄積された経営情報を分かりやすく表現することで、経営層やマネジャー層によるモニタリング・マネジメントの的確化、迅速化を実現することも、経営情報の見える化における重要な観点の 1 つです。
そこで、従来より用いられている表現手法であるグラフやチャートに加え、地図を用いて経営情報を見える化することが効果的です。
地図を用いることで得られる気づき
地域別販売状況や倉庫別在庫状況、地域別固定資産状況など、地域的な要素を含んだ経営情報を、ダッシュボードに組み込まれた地図上で見える化することで、対象となるエリアやその周辺エリアで起きている状況を、距離、隣接関係、重複関係などの関係性を考慮して俯瞰して捉えることができ、新たな気付きを生み出すことにつながります。特に、どのような外部環境の変化が自社に影響を与えうるかを判断する場合において、地図表現は地域の変化と自社経営の関連性をビジュアルで表現する強力な手法として役立ちます。
