ビジネスにおける地図の活用事例集
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プラットフォームCase Studies Vol.17経営改革統括部 情報システム部部長   鍵野 巨弥 氏(右)担当課長 上原 俊一 氏(左)使用製品ArcGIS EnterpriseArcGIS DesktopArcGIS OnlineArcGIS Web AppBuilder(Developer Edition)ArcGIS Collector課題・海外の地図が参照できない・タブレット端末で参照できない・アプリ開発のコスト導入効果・スピーディーな地図アプリ作成・全社的なデータとアプリの共有・GISエンジンの統一による管理工数の削減・GISの社内浸透PROFILE組織名:株式会社フジタ住所:〒151-8570 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-25-2問合せ先:経営改革統括部 情報システム部電話番号:03-5474-3847URL:https://www.fujita.co.jp/システム構成図株式会社フジタは大和ハウスグループの総合建設会社として、国内のほか、中南米やアジア圏等で数多くの施工実績を積み重ねている。同社では建築工事、土木工事、不動産等の情報を一元的に管理し、社内のあらゆるシステムと連携する、部門を超えたGISプラットフォームを構築した。同社は日本国内の企業において、先進的にArcGISを組織のGISプラットフォームとして導入し、部門横断的に様々な業務で活用されていることが評価され、2019年(令和元年)の米国Esriユーザー会にて「SAG賞(Special Achievement in GIS Award)」を受賞している。同社では従来からGISを導入し、施工実績などを管理してきた。しかし、旧システムには以下のような課題が挙げられていた。・ 海外の地図が参照できない国内地図しか入っておらず、海外の業務では使用できなかった。・ タブレット端末でGISを参照できない同社では業務効率化の観点からデジタル化を推進する中で、全社員にスマートフォンやタブレット端末を配布している。旧システムはタブレット端末上で動作せず、今後利用を拡大していくには障壁となっていた。・ アプリ開発のコスト当時はあまり課題として認識されていなかったが、アプリ開発はベンダーに依頼しており、ゼロから開発されていた。そのため時間がかかり、開発費用も追加開発や機能拡張の度に数百万円を要していた。また、操作性の向上を求める声も社内から上がっていた。最大の決め手はアプリを簡単に作成できArcGISプラットフォームの特長ArcGISプラットフォームの特長・ 建築工事、土木工事、不動産等の情報を一元的に管理し、社内のあらゆるシステムと 連携する、部門を超えたGISプラットフォームを構築■概要■課題■ArcGIS採用の理由建築/土木工事、不動産等の情報を一元化した組織のGISプラットフォーム構築株式会社フジタ

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