ビジネスにおける地図の活用事例集
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プラットフォームPROFILE向上データサイエンス部 部長 山田 慧史 氏組織名:OpenStreet株式会社住所:〒105-7537 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー35F問合せ先:データサイエンス部Email:data_science@openstreet.co.jp URL: https://www.openstreet.co.jp/Blog: https://note.com/openstreet使用製品ArcGIS OnlineArcGIS DashboardsArcGIS Explorer課題・位置情報を持つデータの社内共有・意思決定に役立つデータの柔軟性と鮮度の導入効果・位置情報の社内共有の円滑化・データに基づく社内意思決定の深化・データ活用による商談の成約への貢献シェアサイクルステーションOpenStreet株式会社は、モビリティシェアサービスおよびIoTデバイスの開発、提供を行うスタートアップ企業である。同社は、自転車活用推進法の後押しやユニークな水平分業型の地域パートナーモデルにより、国内最大級のシェアサイクルプラットフォームである「HELLO CYCLING」を運営している。その他にも、シェアモビリティサービス「HELLO MOBILITY」、パーキングシェアサービス「BLUU Smart Parking」の展開などを通じて、ラストワンマイルにおける多様な移動手段を提供し、MaaS促進を目指している。同社のデータサイエンス部では、「移動を変え、都市を変える」のコーポレートミッションのもと、「自由な移動をデータから創るチーム」を目指しモビリティ事業領域に係るデータを広く扱っている。シェアサイクル、シェアスクーター、小型EVシェアの利用データをはじめ、マーケティング施策の効果測定、車両メンテナンス情報など、社内に溢れるデータのすべてが分析対象だ。社内でデータ活用の需要が高まる中で、シェアサイクルのステーション網を拡大するために、より最新のデータを柔軟に処理する必要があった。そこでArcGIS Onlineを導入し、最新のデータを取り込み、社内で共有できる環境を構築した。データは直感的にスマートフォン上でも操作ができ、商談時の説明材料としても効率的に活用できた。同部は、シェアサイクルのステーション網を拡大するため、既存のシェアサイクルの位置情報の可視化や、可視化した画像を社内で共有するBIツールを既に導入していた。しかし、地図上でデータを可視化する機能に特化しておらず、シェアサイクルの移動軌跡などデータ量の多いものや、処理負荷の大きいものを表示する際の動作が遅くなっていた。そのような大容量データを繰り返し使用する場合や画像を共有する際は業務効率が悪くなるため、改善が必要だった。さらに、データ活用においてより細かく分析するための「データの鮮度の高さ」および、収集したデータを扱いやすい形に加工するため「データの柔軟性」を求める声が社内で挙がっていた。位置情報付きのデータをスピーディーに処理でき、社内での共有もスムーズに行えるArcGIS Onlineは、同チームがまさに必要としていたものであった。クラウドGISであるArcGIS Onlineは、最新のデータが集約されている社内サーバーと連携する機能があるため、どこでも・誰でも最新のデータを可視化する環境を構築できる。また、ArcGIS Onlineはモバイルアプリ上でもストレスなく起動するため、商談時に可視化したデータを見せながら、お客様と会話ができる点も採用の理由となった。同社のデータサイエンス部長である山田氏は「印刷ArcGISを基盤としたGISプラットフォームの特長ArcGISを基盤としたGISプラットフォームの特長・ 大容量の位置情報をスムーズに共有・可視化できる・ 既存クラウドツールとのデータ同期が容易である・ マルチデバイスでのデータ可視化・分析ができる■概要■課題■ArcGIS活用の経緯ArcGISでシェアモビリティサービスの利用拡大を促進OpenStreet 株式会社

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