自治体における地図の活用事例集
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Case Studies Vol.19■更なる利活用の促進に向けて■今後の展望筆ポリゴンの修正情報を提供できる環境の構築筆ポリゴンがより多くの方に認識されるようになると、利用者からの最新の情報が寄せられることが想定される。そこでArcGIS Survey123で「修正情報提供フォーム」を作成し、筆ポリゴンの区画修正情報等を受け付ける統一的な窓口を設置した。これにより全国の利用者から現地の農地区画に関する貴重な情報を収集できるようになった。ArcGIS製品を活用したこれらの環境整備により、筆ポリゴンの利活用が促進され、データに基づく農業や関連した取り組みがさらに進展することを期待している。また、上記の取り組みを後押しするため、筆ポリゴンを利活用した事例、活用イメージの紹介なども引き続き検討していきたい。<筆ポリゴン公開サイト>Webマップ上に公開することで、全国の筆ポリゴンが誰でも閲覧可能に<筆ポリゴンの活用イメージ①>筆ポリゴンごとに作付け品目情報を登録し、情報を見える化<筆ポリゴンの活用イメージ②>筆ポリゴンと土壌分類情報(農研機構の日本土壌インベントリー)を重ね合わせて農地に関する情報の分析に貢献<修正情報提供フォーム>マップ上でポリゴンを作成して、修正情報を提供することも可能> 国土計画 > 農業ふで農地の区画情報「筆あった。ArcGIS Onlineを使用し、Webマップ上トに馴染みのない利用者でもインターネット環境があれば筆ポリゴンを閲覧・確認できる環境を提供した。利用者に筆ポリゴンすくなると考えている。ArcGIS Enterpriseを使用し、筆ポリゴン備が必要であり、利用者が筆ポリゴンの利活用を検討する前段階で断念する場合も農林水産省統計部では、筆ポリゴンをより多くの方が利用でき、利活用した取り組みの検討等を実施できる状況を目指し、GIS製品を活用して筆ポリゴンを利活用しやすい環境の整備を行うことにした。誰でも筆ポリゴンを簡単に閲覧・確認できる環境の構築に筆ポリゴンを表示させたことで、GISソフがどのようなデータであるのかを簡単に確認してもらうことで、筆ポリゴンを活用した取り組みを検討する第一歩が踏み出しや筆ポリゴンを利活用した取り組みを試せるWeb GIS環境の構築を活用した取り組みの試行や検討ができる「筆ポリゴン利用GIS」を提供した。これにより、GISソフトの利用環境がない利用者でも、筆ポリゴンの利活用についての事前検討が可能となり、GISソフトの導入も含め、本格的な筆ポリゴンの利活用への移行後も目的に応じた継続的な活用につながると見込んでいる。活用事例データに基づく農業経営と関連する取り組みの進展を支援ポリゴン」をより身近にし

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