自治体における地図の活用事例集
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Case Studies Vol.20※スクリーンショットおよびロゴは東京都都市整備局ホームページより引用復興デジタルアーカイブ 復興まちづくり編復興デジタルアーカイブ 防災都市づくり編> 危機管理 > 防災■効果■今後の展望本デジタルアーカイブは関東大震災100年の取り組みで制作されたものであり、永続的に更新していくシステムではないが、本コンテンツの制作・公開を通じて、東京都の防災都市づくりの取り組みを地図上に視覚化し、都民に分かりやすく伝える方法としてArcGISのシステムが効果的であることを確認できたことから、関係部署と連携する中で次の展開を考えていきたい。2023年の新年度初頭から4か月の期間イコンをクリックすることにより写真・動画トリー」や、各時代の背景をより詳細に利し、利用者が理解を深められるような工夫また、株式会社オリエンタルコンサルタンツの奥村氏は「地図情報と写真や動画などのコンテンツとの連携に留まらず、利用しかも短期間で構築できたのはArcGIS Onlineならではと思います。サイトデザイESRIジャパン株式会社様との連携がうまく機能しました」と語った。15,000回以上におよび、PCやスマホからりや現在の東京都の防災都市づくりに対する理解が深まっていると考えられる。また、新宿駅西口広場で開催された防災まちづくり展示会でデモンストレーションカイブを実際に操作し、ご自身の住まいので、ArcGISを活用したシステム構築を行い、7月に都市整備局のWebサイトで公開した。震災被害、復興、防災都市づくりの取り組みについて各時代のGISデータを用意し、利用者は地図上を鳥瞰的にスムーズに移動できるとともに、地図上のアの内容を楽しめる分かりやすい構成を実現した。また、同一地点で3つの時代の変遷が分かるように写真を比較できる「ヒス用者に知ってもらうため、各時代の出来事やまちづくりのポイントを分かりやすく解説する「解説プレート」をツールとして用意を行った。者が楽しめる多様な機能を盛り込んだWeb GISが、レスポンスが良く、スムーズに動くことにあらためて驚きました」、「これだけのクオリティのサイトがノーコードで、ンを担当した株式会社東北新社様や、都市整備局のホームページでの公開後、その閲覧回数は、同年の11月末時点での視聴を通じて、震災当時、復興まちづくを行った。イベントに来場した方にはアー場所を地図上で見てもらい、震災当時や現在の防災都市づくりの状況を確認してもらう中で、防災都市づくりの重要性について理解が深まったというコメントがあった。さらに、以下のような新聞・TV等のメディアでも紹介された。▶テレビ・ 東京MX「東京インフォメーション」・ テレビ朝日「東京サイト」・ 読売テレビ「ウェークアップ」▶新聞等・ 読売新聞・ 東京新聞復興と防災の歴史を地図で辿る 東京都による革新的な取り組み活用事例

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