Case Studies Vol.13■概要■背景PROFILE写真の手前から都市計画課 建築都市係 係長 松田 欣也 氏山中 伸朗 氏人事課 人事研修係 係長 加藤 立寛 氏人事課 情報管理係 主査 和田 一馬 氏人事課 情報管理係 主査 組織名:福岡県 直方市住所:〒822-8501 福岡県直方市殿町7-1問合せ先:人事課 情報管理係電話番号:0949-25-2363FAX:0949-23-4733URL:http://www.city.nogata.fukuoka.jp/Email:n-jyoho@city.nogata.fukuoka.jp地域情報ポータルサイト「G-motty」URL:http://www.g-motty.net/menu/使用製品ArcGIS自治体サイトライセンス課題・リアルタイムの住基ポイント情報の更新導入効果・様々な業務への活用が拡大GIS活用推進委員会直方市風景直方(のうがた)市はKRIPP(北九州地域電子自治体推進協議会)に参画しており、現在「北九州市」「行橋市」「苅田町」「香春町」「鞍手町」の5市町と共に「ArcGIS自治体サイトライセンス」を導入している。「ArcGIS自治体サイトライセンス」では、ライセンス数を気にせず定額でGISソフトウェアを自由に使用できる。そのため直方市では、庁内ワーキンググループを立ち上げ、業務に活用できるようにソフトウェアの整備を行ってきた。ワーキンググループでは「GIS活用推進委員会」を開催し、庁内の様々な部署の課題について協議し、解決策を提案、実施するコンサルティング業務を行っている。技術職、一般職に関係なく様々な部署の担当者が参加する本委員会の会議では、GISに関する技術の習得だけではなく課題解決策を発表するなど、プレゼンテーション力を身に付ける人材育成の場にもなっている。平成26年度のワーキンググループでは、近年、精度の高い市政の実施を求められることもあり、住民の異動受付窓口である市民課で住基ポイントデータをリアルタイムに整備する仕組みの構築を始めた。整備した住基ポイントデータは庁内業務の効率化を図る取り組みに活用し、成果を挙げている。直方市で初めて住民基本台帳データに位置情報を付与したきっかけは、平成11年に粗大ごみの受付システムを構築した時である。住民から受け付けた粗大ごみを回収に行く際に、住民基本台帳データの位置情報が必要になってくるためだ。そこで住民基本台帳の住所情報からXY座標値を算出し、地図上にポイント化した経緯がある。粗大ごみ受付システム構築の際に作成した住基ポイントデータは、その後、情報部門が1年に1度更新を行っていた。しかし、窓口で住民に直接ヒアリングを行っているわけではないため位置情報の精度が低く、また1年というタイムラグが生じているため、実用に耐えられないものとなっていた。住基台帳のポイント化による綿密な政策立案福岡県 直方市
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