Case Studies Vol.20災害情報ビューアー2D版災害情報ビューアー3D版ポータルサイト(Hubサイト)災害情報ダッシュボード> 危機管理 > 地域政策■ArcGIS採用の理由■課題解決手法■効果■今後の展望容易現場の状況を報告する写真やメモが、すぐに把握できる。能であるため、山間地で電波状態が不安定な場所でも記録することができる。豊富なアプリ群が用意されており、さまざまな要求に対応できる。また、カスタマイズ性に優を投稿するアプリを構築した。現場からの投稿時に管轄範囲に応じてあらかじめ指定したボードの作成投稿された情報を自動で集計・一覧表示するためのダッシュボードをArcGIS Webアプリの構築・ 現場と本庁・現地機関での情報共有がArcGIS OnlineはクラウドGISであるため、・ オフライン環境で利用可能モバイルアプリはオフライン環境でも操作可・ イニシャルコストが低いサブスクリプションサービスであるため、イニシャルコストが低い。・ 汎用性が高く拡張が容易れており、使いながら機能を増強できる。・ 現場からの災害情報投稿アプリの開発ArcGIS Survey123を使って現地からの情報メールアドレスに通知する機能も追加した。・ 自動集計・一覧表示のためのダッシュDashboardsで作成した。・ 投稿された情報を閲覧・編集するための2Dおよび3Dの閲覧・編集用アプリを構築・ 情報共有・伝達の迅速化システムの導入により、情報の共有・伝達が迅速化された。現場で取得した情報を電子メールに記述して写真を添付して送信するなどの作業が不要となり、効率的な情報共有が可能と なった。また、関連機関とも即座に情報を共有できるようになったことで、有事の際により迅速に対応できる環境が整った。・ 資料作成の手間軽減組織内外での報告時に地図を作成し写真を貼り付ける必要がなくなり、資料作成の手間が軽減した。・ 庁内利用の浸透災害時に活用するシステムのため利用頻度が低く、システムに慣れていない職員もいる。したがって、研修や活用ケースの拡充などにより職員への利用を浸透させ、いざというときに使いこなせるようにしたい。・ 連携の拡大現在は、初動対応の重要な組織である建設業協会との連携のみであるが、このほかにも関連する自治体や組織等との連携拡大により、効果的・効率的な災害対応につながることを期待する。また、建設部で運用する他のシステムと連携し、さらなる利便性の向上を模索していきたい。・ インフラマネジメントへの活用ArcGISは、使い方次第で災害対応以外にも道路パトロールや施設管理、BIM/CIMとの連携など、インフラマネジメント業務の効率化にも寄与するシステムであるため積極的に活用を図っていきたい。し、投稿された情報を閲覧・編集できる機能を整備した。・ ドローンで撮影した画像から3Dモデルを作成する機能の導入Site Scan for ArcGISを用いてドローンで撮影した画像から3Dモデルを作成し、3Dビューアー上で共有しつつ、概況表示や3D計測をできるようにした。・ Hubサイトを活用した関連情報の集約ArcGIS Hubを活用し、各種アプリおよび関連サイト、操作マニュアルや引用データの出典等をポータルサイトにまとめ、1つの入口から作業を行えるようにした。被災地から投稿した情報をクラウド上でリアルタイムに共有パートナーコラボレーションによる組織間連携を実現活用事例
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