自治体における地図の活用事例集
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Case Studies Vol.21 19管理用マップKitaQ市民レポートKitaQ市民レポート補修指示書(イメージ)> 住民サービス > 設備管理■効果■今後の展望②管理用マップ通報された情報は、リアルタイムで管理用管理用マップでは、通報情報をマップ上で可視化できるだけでなく、通報されたデー損傷情報に対して、「対応中」「補修完了」把握することが可能である。③補修指示書 出力機能道路等の損傷の補修工事を工事業者に依頼する際に使用できる、「補修指示書」を管理用マップから出力できる機能を実装した。損傷箇所の位置および写真情報をもとに簡単に出力できるため、工事業者への指示資料の作成などに活用され、職員の業務負担の軽減につながっている。マップに反映される。タの検索、修正等を行うことができる。また、通報いただいた道路・公園・河川の「経過観察」などのステータスを変更することができ、対応状況を素早く、俯瞰的にシステム導入後、2024年(令和6年)9月末までの約1年間で、今回のシステムを通じて1,700件を超える通報をいただいており、緊急度に応じた適切な補修を行う等、効果的・効率的な維持管理につながっている。このシステムによる通報は、電話による通報と比較して、より正確な情報(位置、損傷程度等)を収集することができるようになった。そのため、これまでの電話対応に比べ業務負担が軽減されるだけでなく、市民の皆様の手間も軽減されている。今後も、引き続き市民への周知を行うことで、多くの通報をいただき、インフラ施設の適切な維持管理に繋げていきたい。将来的には、蓄積された投稿情報を管理用マップで俯瞰的に確認することで、損傷の多い箇所を分析し、予防保全型の維持管理につなげていきたいと考えている。さらに、位置情報が必要な通報を取り扱う他部署にも、同様のシステムを展開することが可能であり、こうした取り組みにより業務のDX化を進めるとともに、市民サービスの向上を図っていきたい。いつでも簡単、スマートフォンで通報が可能〜GISを活用した市民参加型インフラ通報システムの構築〜活用事例

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