2026_0409_自治体における地図の活用事例集
25/102

Case Studies Vol.22活用市有地検索アプリ分析用モデルビルダー> 安心・安全 > 都市計画■効果■今後の展望・ 活用市有地検索アプリの整備3D都市モデルデータを利用した便利ツーにくいという課題があった。このアプリの公開により、任意の市有地や学校跡地をクリックするだけで、3Dのビューワー上に表現されるようになり、現地の状況を鮮明にイメージできるようになった。アプリの操作も市有地のリストをクリックするだけで誰でも簡単に活用市ArcGISで使用できるファイルジオデータベース形式で誰でも自由にダウンロード・利用できるよう公開した。これにより、学生の卒業研究や民間企業の資産活用など、幅広い層がデータを活用できる環境が整った。 サイトの公開から間もないが、すでに多数のデータがダウンロードされている。・ 職員が自らアプリを発案・構築ArcGIS OnlineにはArcGIS Appsと呼ばれるアプリケーション群が付属している。その中でも活用市有地検索アプリに利用されているArcGIS Experience Builderはアプリケーション構築ツールであり、プログラミングの専門知識がなくても簡単にデータ公開やアプリ構築ができる。このツールの導入により、職員が提案した機能を自ら実装する仕組みが確立され、現場の声を反映したアプリ構築が可能になった。そしてその後の運用まで職員主導でおこなえるようになったことで、担当が代わった後も利用し続けられるようマニュアルを整備している。今後、京都市では3D都市モデルのさらなる活用とコンテンツ拡充を目指している。まず、現場の職員が自ら情報更新・アプリ開発できる体制の強化や、便利ツール・アプリの追加開発、市民・民間との協働による新たなユースケース創出など、活用の裾野を広げていく予定である。さらに、合意形成やまちづくりのビジョン共有のために、3D都市モデルのテクスチャーやシミュレーション機能の強化など新たな技術導入も視野に入れている。3D都市モデルデータの積極的な活用を通じて行政・市民・事業者が一体となって京都市のまちづくりを推進していくことが期待されている。ルの1つとして、活用市有地の情報を簡単に検索できるアプリを公開した。   活用市有地の情報は従来Excelのリストと目標物やランドマークが記載されていない地図で公開されており、リストを見た民間事業者等が市有地の位置や実際のイメージが掴み有地の情報を閲覧できるようになっている。活用市有地アプリQRコード・ 誰でもGISを使用できる仕組みづくり人事異動などで担当者が変更になった場合でも後任の担当者が引き続きアプリを利用できるようにArcGIS Proのモデルビルダーを活用した。例として、任意の範囲でポリゴンを描くと、その範囲の国勢調査や経済センサスなどの属性情報を自動抽出し、Excelやグラフとして出力できるツールも開発している。これにより、ArcGIS Proの操作に慣れていない担当者でもボタン1つで簡単に分析が実施できるようになった。・ 3D都市モデルの公開京都市は市街化区域全域をLOD1(建物+高さ)、京都駅や四条などの中心市街地の広範囲をLOD2(LOD1+屋根形状)、先斗町と祇園の一部エリアをLOD3(LOD2+外構(開口部))で整備している。整備されたデータは、京都市3D都市モデル公式サイトにて、3Dビューワーで公開されており、今までよりも簡単に誰でも3D都市モデルを閲覧できるようになった。特にLOD3でのデータ公開は全国的に珍しい取り組みとなっており、より現実に近い精緻な街並みを公開している。・ オープンデータ化と市民協働3 D 都 市 モデルデ ータをF B X 形 式 や、3D都市モデルの公開と普及啓発活用事例

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る