プラットフォームCase Studies Vol.15■概要■背景■ArcGISプラットフォームの継続活用PROFILE総合企画部 企画政策課 金泉 和樹 氏組織名:新潟県 柏崎市住所:〒945-8511問合せ先:総合企画部 企画政策課電話番号:0257-23-5111URL:https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/使用製品ArcGIS 自治体サイトライセンス課題・災害時の迅速な対応を見据えたデータ整備・ワークショップを通した新たな課題の洗い導入効果・庁内横断でのデータ利用による業務効率化・紙媒体のデジタル化と業務のシステム化組織名:株式会社ブレス住所:〒950-0954電話番号:025-282-2600URL:http://www.breath.co.jp/総合企画部 企画政策課新潟県柏崎市中央町5-50 出し導入パートナー企業新潟県新潟市中央区美咲町1-4-15鴎が鼻展望台(恋人岬)・GISデータを整備、共有し、庁内横断的に複数業務で活用・日常業務から公開型まで、幅広い業務でのGIS活用新潟県のほぼ中央に位置する柏崎市は、新潟市から84㎞に位置し、現在は約8万4,000人の人口を擁している。民謡「三階節」で名高い霊峰米山をはじめ、黒姫山・八石山・西山連峰を有するほか、福浦八景や砂丘地など変化に富んだ42kmの海岸線が続く風光明媚な都市である。柏崎市では、1997年のGIS研究会発足後に大縮尺の基図や全庁型GISなどを整備した。2007年の中越沖地震の際、ArcGISを使用して地図作成を行っており、GIS活用推進ワークショップを通じてArcGIS導入の機運が高まったことから、2009年にArcGIS自治体サイトライセンスを導入した。庁内でのGIS利用のほかにも、市民公開型GIS「まちナビ柏崎」を構築し、市内のさまざまな情報の発信も行っている。また、災害時の迅速な対応のためには平常時からデータを整備しておくことが重要であるとの認識の下に各種業務で利用する情報のデジタル化を進めるとともに、さらなるGISの活用、データの庁内横断的な活用を推進している。ArcGISプラットフォームの特長ArcGISプラットフォームの特長ArcGIS自治体サイトライセンスで提供される製品を使用して、庁内データの一元管理を行い、個別業務から公開型までさまざまな業務でGISを活用し、業務の効率化を図ることができた。ArcGIS導入以前は、職員によるデータの編集を行うことができなかったが、ArcGIS導入後は、職員自らデータの編集を行えるようにし、各課が作成したデータを全庁的に利用できる環境を整えた。この環境のさらなる活用のため、紙媒体で管理している情報のデジタル化と業務のシステム化による業務効率化を目指した。住民向けの情報公開サービス「まちナビ柏崎」では、ハザードマップや観光情報、都市計画情報などを発信しており、近年のスマートフォンの普及に伴い、PC以外からの参照のニーズへの対応を検討 した。庁内では、日常業務でのデータ編集や主題図の印刷など、状況確認のための閲覧利用、屋外での情報収集や状況確認など、さまざまな用途でGISの活用シーンがある。さまざまな業務で各種ArcGIS製品を使用できるArcGIS自治体サイトライセンスをこれらの庁内業務で利用することで、ライセンス導入の費用対効果をさらに高めることができる。サイトライセンスによる全庁型GISプラットフォームの構築と運用新潟県 柏崎市
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