ArcGIS 事例集 Vol.17
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7Case Studies Vol.17PPE在庫状況ダッシュボードArcGIS Survey123によるPPE在庫状況報告アプリ> 危機管理 > 新型コロナ対応5. 透明で正確なコミュニケーションの提供ワクチン接種が始まると、計画の進捗確認、トラブルの監視、およびワクチン接種を受けたグループの追跡など、全体のプロセスがどの程度機能しているか確認する必要があるだろう。初期段階で透明性を担メントプラットフォームとして特別に構築されており、ワクチン接種に関連するデータ、するデータを収集したり、個体容器の2次元バーコードを読み取りワクチンを追跡したりすることができる。収集されたすべてのデータはダッシュボードに反映され、絶えず変化する状況の定量データをリアルタイムで意思決定者に提供するだろう。保すればワクチン接種のプロセスは信頼され、ワクチン接種のための各種リソースを各地域に割り当てるために必要な情報が提供されるだろう。ArcGIS Hubは、地域住民を含む利害関係者の情報交換、共有に必要なコミュニティエンゲージマップ、およびアプリへのアクセスを提供する。たとえば、イリノイ州レイク郡のデータハブは、その地域の重要な新型コロナウイルス関連情報を提供している。世界中の政府および対応組織は、ワクチンを配布するための計画を立てる際に、これら5つの課題領域において滞りなく対応する必要がある。効果的な予防接種キャンペーンを推進し、ワクチン配布プロセスに対する国民の信頼を強化するには、コミュニケーションを明確に、かつ透明性の高い方法で実施する必要がある。2020年秋の段階でワクチンはまだ利用できないが、パンデミック発生から今日までの対応に学んだ教訓は、ワクチンの大量配布においてもGISの活用が必須となるということだろう。本稿は、以下米国Esri社記事を基に再構成された(2020年11月)「Georgia Forecasts Hospital System Capacity during COVID-19 Pandemic with Data Analytics Software」「How GIS Can Help Leaders Achieve Equitable, Speedy Vaccine Distribution」 18 Case Studies Vol.17GISを活用~上での課題とGISの可用性活用事例

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