Case Studies Vol.1724PROFILE吹田市水道部 中林 磨言 氏組織名:大阪府 吹田市住所:〒564-8550 大阪府吹田市泉町1-3-40問合せ先:水道部Email:w-kanri@city.suita.osaka.jp使用製品ArcGIS自治体ソリューションライセンス課題・弁栓台帳が電子化されていない・調査の進捗が遅く、情報の更新ができてい導入効果・業務の効率化・調査スピードが大幅に改善・調査のフローが確立し、外部業者への委託組織名:アジア航測株式会社 西日本支社住所:〒530-6029 大阪市北区天満橋1-8-30電話番号:06-4801-2230ないエリアが多いも可能な状態となった導入パートナー企業弁栓台帳の属性現地調査の様子■概要■課題■ArcGIS活用の経緯吹田市は、大阪府北部に位置する中核市である。人口は約37万人で、世帯数は約17万世帯を擁する。吹田市水道部はこの17万世帯、そして市内の工場、病院などに水道水を供給している。日本の多くの自治体では高度成長期に大量に水道施設を整備し、現在その老朽化が問題になっているが、吹田市も同様の問題を抱えている。吹田市水道部では2003年度(平成15年度)にCADベースのマッピングシステムの構築を行い、水道台帳(施設図、管路図)の電子化を完了している。しかし、弁栓台帳についてはこれまで電子化できておらず、弁栓の位置図のみ電子化されていた。吹田市全域の弁栓は約18,000基あり、これまで紙ベースで調査を行ってきたが、今回、現地調査をスマートフォンで行うことによって調査スピードを大幅に向上することができた。弁栓台帳が電子化されていなかったため、下記の問題が起こっていた。・ 現場からの帰庁後でしか弁栓台帳を更新できず、記録が不十分・ 調査の進捗が遅く、情報の更新ができていないエリアが多い・ 調査方法が統一されておらず、引き継ぎが煩雑また、現地調査が進んでいないことで以下の問題の見落としが起こっていた。・ 本来、開いているはずの弁が閉じられている(意図しない閉弁は管路の破損時などに断水エリアが広がるなどのリスクがある)・ 弁栓自体の破損・ 弁栓の破損による漏水吹田市水道部では、それまでCADベースで管理されていた水道台帳の管理・共有・閲覧を効率化するため、2016年(平スマートフォンを用いた水道用弁栓の現地調査大阪府 吹田市
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