Case Studies Vol.1723交通事故発生状況ダッシュボードスマートフォン版アクセスQRコード交通事故発生状況マップ(PC版)> 安心・安全 > 警察■課題解決手法■効果■今後の展望ことにした。・ 発生場所・ 事故発生の年・月・時間帯・ 曜日・ 天候・ 事故内容・ 事故分類・ 管轄警察署・ 管轄交番・ 小学校区29年)以降の情報にすることにした。交通ドするためのフォーマットに加工するまで交通事故情報の公開にあたり、公開する情報と公開業務の効率化について検討を行った。公開情報については、交通事故情報管理システムからデータを抽出し、加工する際に、個人が特定されないように細心の注意を払い、以下の項目を表示する小学校区の採用については、PTAから事故情報の提供について要望が寄せられていたので、小学校関係で使いやすいように配慮した。データ整形ツールの開発公開する交通事故情報は、2017年(平成事故情報管理システムからの対象データの抽出については、情報管理課がデータの抽出からArcGIS Onlineへアップローのツールを用意した。このツールはExcelの操作のみで行えるため、GISのアプリを利用することなく、データ加工の作業が完了する。また、運用時でもそのまま利用することができるため、運用開始後には職員の作業負担を削減することができた。情報公開の3つのアプリ交通事故の情報は、デバイスと見せ方が異なる3つのアプリを用意した。①交通事故発生状況ダッシュボード:交通事故の傾向を把握しやすいようにグラフと地図で事故状況を表示。 ②交通事故発生状況マップ(PC版):地図上で交通事故の発生箇所が示され、事故情報もクリックで表示。③交通事故発生状況マップ(スマートフォン版):PC版と同じ情報をスマートフォンに最適化し表示。小学生の親世代に普及しているスマートフォンで手軽に見られるように用意した。「交通事故発生状況マップ」は運用開始直後から、地元のTV局や新聞で取り上げられ、マップのアクセス数も増加し、住民の認知度向上につながった。特に学校関係者やPTAからは好評を得ており、学校での交通安全教育等での利用に向けて使い方の問い合わせもある。また、自治体から交通事故に関する問い合わせがあった際には、このマップを使うことで発生箇所の説明がスムーズに行えるようになった。「交通事故発生状況マップ」が有効な情報提供ツールであることが分かってきたので、さらなる利用促進として、アクセス用QRコードをつけたチラシの配布や安全教室での紹介、TwitterなどのSNSでの発信に取り組み始めている。県内の安全対策活動として交通事故情報を公開利用者の要望に応え小学校区での表示に対応活用事例
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