Case Studies Vol.1839ArcGIS Survey123による調査票の入力画面> 公益サービス > 鉄道■効果ラブ軌道を具体的に観察・評価するようフィールドチームが記入すべき修理の優トに選ばれたもう一つの重要な要素は、フィーチャレポートを作成できることだ。フィーチャレポートのテンプレートを作成インに沿った評価を行うために画面を切り替える必要がなくなった。また、1つの調固有のIDを選択すると、個々の対象物に関連する顧客が提供した情報が予め入力される。IDを選択した後、調査員は指定された方向から写真を撮影し、架線やスに指示される。チームは、定型の選択肢から項目を選択するドロップダウンメニューと、自由に入力できる記述式回答を組み合わせることで、標準化されていながらも詳細な点検データを作成することができた。また、調査票には参照表の画像が埋め込まれており、先順位の定義やその他の特徴をすぐに参照できるようになっていた。ArcGIS Survey123がこのプロジェク現場での点検作業の終了後、ArcGIS Online上でデータのレビューを受けた。そしてフィーチャレポート機能を使ってし、対応する写真付きの報告書を数分で自動生成した。GHD社のフィールドエンジニアのチームは、フィールドデータ取得の新しい方法に容易に適応することができた。点検に必要な背景情報が予め入力されており、調査員が簡単にアクセスできた。どの質問に答えればいいのか、どのように答えればいいのか、フィールドチームにとって明確になった。また、参照表の画像をフォームに埋め込むことで、曖昧さを排除し、特定のガイドラ査対象物に対して記録できる欠陥の数に制限がないため、調査員は問題なくすべての欠陥をリストアップできるというメリットもあった。ドロップダウンメニューやデータの事前入力により、現場での作業時間が短縮され、報告書の用語の統一も容易になった。これは、紙とペンでデータを収集していた場合には不可能だったことだ。現場でのデータ収集は、ArcGIS Survey123モバイルアプリを搭載したタブレットとスマートフォンの両方で可能だった。携帯電話の電波が届かないトンネルの中で点検を行うこともあり、オフライン対応は非常に有用だった。「ArcGIS Survey123を使用してデータを収集することは、今回のような広い範囲の点検を手作業で行うよりもはるかに簡単でした。データ収集のために対象物の種類や間隔/ノードをあらかじめプログラムしておくことができ、1つのプログラムで個別の対象物(個々の架線)と連続した対象物(軌道の間隔)のデータを収集することができて助かりました」と点検を担当したメンバーの1人であるオリビア・ブリット氏は語る。さらに、時間が短縮されたことによって、線路上の移動作業に伴うリスクも軽減された。「ArcGIS Survey123は、構造評価の反復的な動作を合理化し、私の仕事を迅速かつ容易にしてくれます」とフィールドエンジニアのアンドリュー・ベル氏は述べる。同じくフィールドエンジニアのサミ・アリ・カーン氏は「ArcGIS Survey123の特定の収集データや写真を抽出し、対象物ごとに予め用意された標準レポートを作成するという強力な機能によって、質の高い報告書を作成し、報告時間を短縮することができました」と述べた。ArcGIS Survey123で現地調査の時間短縮と報告書の自動生成を実現活用事例
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