Case Studies Vol.1837システム構成導管マップ画面現地でのモバイル活用> 公益サービス > ガス■課題解決手法■効果■今後の展望・ 標準でオンライン機能が利用可能であ・ 豊富なモバイルアプリ製品群が最低限・ 汎用GISをベースとすることで拡張性がブレットも)を配布しており、クラウドサービることで解決した。費用面でもサブスクリプション、クラウドサービスであるArcGISによりコストダウンが図られ、開発費に関しても抑えられ、最新の機能が利用可能であることることのライセンス費用で使用可能であること(モバイル端末で社内外問わず情報の閲覧ができる)高いこと(自社開発を視野)エネトピアグループでは全従業員にモバイル端末(スマートフォン、場合によってはタスやモバイルアプリを有効利用できる環境にあった。課題であった現場での導管施設情報閲覧についてはArcGIS Proで作成したマップをArcGIS Onlineへ共有すできるだけ標準機能を使うことで抑える方針とした。・ 導管施設情報に対し、顧客情報を日々更新することで、GIS上で最新の供給状況(ガス利用状況、保有機器の情報等)が確認できるようになった。・ PC内のGIS情報をArcGIS Onlineへ日々同期することで、すべての社員は最新の導管施設情報および顧客情報にアクセス可能となった。・ 顧客情報システムからArcGIS Onlineの連携は画面リンクや帳票にQRコードの出力を行い、社員はシームレスにGIS情報(顧客の位置情報に加え、さまざまな属性情報)へアクセス可能となった。・ ユーザーアクセス権限の設定により、導管部門(保安部門)、小売部門での情報遮断ができるようになった。現場では最新の導管施設情報、顧客情報とあわせ、オンラインストレージ上の各種図面や現場写真の閲覧が可能となり、作業品質、対応スピードの向上を実現できた。緊急時の対応においてもその効率が期待できる。また、モバイル端末の利用によりペーパーレス化が促進され、業務効率化と情報漏洩リスクの低減につながった。これらはコロナ禍でのテレワークや分散業務の導入においても大いに役立った。今後は災害時対応やより一層の業務効率化のために活用していくことを考えている。昨今、大雨や地震、台風といった自然災害が増えていることから地域のインフラ事業者として、災害時の対応状況を地域の人々に素早く伝える必要がある。緊急時におけるガスの復旧情報などをArcGISで公開することで少しでも顧客の安心、安全につながればと考えている。また、ArcGISのオンラインプラットフォームと現地調査アプリを使った業務のモバイル化など、無償で提供されるArcGISアプリ群を活用した業務効率化を企画、検討している。いつでもどこでも最新の導管情報・顧客情報が確認可能、顧客緊急対応のスピード化を実現活用事例
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